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AR技術の融合でヴァイキングの史跡を訪ねる

2017/01/14
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イギリスロンドンに拠点をかまえている、VFX関連の技術を主に扱うCompostCreative社がかの有名なバイキングの史跡を拡張現実(AR)技術を駆使して再現する動画をUPしている。このタイトルだが、ヴァイキングが角付きの兜を被っていたという歴史的事実は無い。

またスマートフォン向けのARとは違ってVFXはほとんどブレがないのが特徴だ。

一般に、角のついた兜と毛皮のベスト、といった服装が、ヴァイキングの服装のステレオタイプとして知られている。しかしこれは史実ではなく、当時のヴァイキングの遺跡からはこのような兜は出土していない[3]。角のついた兜は、古代ローマ時代にローマと敵対したケルト人の風俗が、後世になってヴァイキングの風俗として訛伝されたものである。なおかつケルト人は数多くの部族に分かれていた集団であり、兜の意匠は様々であり、角のついた兜はその中の一種類に過ぎず、さらに兜を被る事ができたのは一部の部族長クラスに限られる。

実際のヴァイキングの格好は、同時代の西欧の騎士と同様の、頭部を覆う兜とチェーンメイルが一般的であった。丸盾と大型の戦斧が、ヴァイキングの装備の特長となる。

ノルウェーの10世紀の遺跡から出土した兜は、目の周りに眼鏡状の覆いがついていたが、角状の装飾品は見当たらない。むしろ同時代の西欧の騎士の兜が、動物や怪物を模した付加的な意匠を施す例があったのに対し、ヴァイキングの兜は付加的な意匠は乏しいと言える。

ヴァイキング - Wikipedia

動画では、AR技術で実際にヴァイキングの史跡を再現した模様が映し出されている。かつてヴァイキングに関連する様々な物が出土した場所にはもはや建物が立ち、何も無い場所になっていたりもする。だが携帯端末をその場所を見れば、かつてその場所でどんな物が出土したのか、かつてその場所には何があったかという事がわかるしくみだ。

wikiの引用にもあるし動画のタイトルや動画の内容を見てもわかる事実であるが、あの有名な「小さなバイキングビッケ」に出てきたような兜が被られていたという歴史的事実は無い。それどころか、我々が今日まで信じてきたようなステレオタイプのヴァイキングとは違うヴァイキングの生活様式の痕跡が動画からは少しではあるが見て取れるだろう。

ヴァイキングは海賊・交易・植民を繰り返す略奪経済を生業としていたのではなく、ノルウェーの考古学者であるヘイエルダールが述べたように、故地においては農民であり漁民であった。

歴史に興味がある人間にとって、その場所を訪ねるという事はよくある事、好きな人間なれば当然の事だろう。しかし様々な事情でその場所は色々な建物が並び、または地形が変わり、過去の痕跡は窺い知れないといった事例が世界中何処にでもあるだろう。

しかし今回の動画のように、AR技術を駆使して解るとすればどうだろう?今はこうなっていても過去には色々な歴史があり様々な物があったという事が視覚的にわかるならば非常にロマンを掻き立てられると言えるのではないだろうか。そして動画のようなAR技術を駆使すれば「歴史の保存」という観点から考えても非常に有用であると言えるのではないだろうか。またVFX関連の技術をARに融合させれば、よりリアルなものになる。

歴史に関しては非常に興味があるので、これらの技術には大いに興味があるしロマンを掻き立てられるので期待したい。

AR技術・テクノロジー
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