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インド政府、初のAR教育訓練機関を設立。エンジニア志望の学生にトレーニング空間を提供

2017/03/07
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AR教育機関設立のプロジェクトに参加する、バナーラスヒンドゥー大学の写真。

インドの首相、Narendra Modi(以下モディ首相)の選挙区である、ガンジス川沿いに位置するヴァーラーナシーに2016年11月、インド政府は13億ルピー(日本円にして約21億円)を超える費用で初のAR教育訓練機関を設置することを発表した。

インターネット革命における次世代の大きな可能性だと見なされているARは、技術学校で研究を追い続けている学生が、技術学校から実際の職場に入る前に異なる種類の学習を経験することを可能にする。それはバーチャルな製造生産現場であり、機関の予算を超える高い価値の高いマシンで、学生に研究レベルの「実際のトレーニング」まで提供。機関は米国を拠点とするEon Reality社(以下イオン・リアリティー社)と協力して、インド政府により設立される。同社は初期費用の三分の二を投資し、残りをインド政府が支払う。

ARで、学生のための学習と実践的なトレーニングが実現できる

「学習と実践的なトレーニング空間における次世代の大きな可能性である。インドをデジタル化によって強化して知識経済社会へと成長させるという、モディ政権下におけるデジタル・インド構想計画にとってとても重要。イオン・リアリティー社は、Vibrant Gujarat Summit(バイブラント・グジャラート・サミット)の際、グジャラート州で設備のデモを行い、最終的にはヴァーラーナシーに機関を設置する」National Skill Development Corporation(国家技能開発会社)の最高経営責任者であり取締役社長Manish Kumar氏(以下クマール氏)は述べている。クマール氏は総理府のサポートもあり、機関設立のためにイオン・リアリティー社に直接対応している。

「機関は、仮想空間に、巨大なマシンを入れるようなものだ。各研修生は、一部の機械部品を取り出し、仮想の解剖を通して学べる。ほとんど実際に、プロセスに触れて感じることができる。さながら本物のマシンのように、研修生の問題解決能力に応じて新たな問題を投げかけるため、成長していくことができる」と、クマール氏は語っている。

生産の現場で学ぶ見習いのような、生きた学びを得られる

繊維製品から重工業・マシンまで展開される機関やソフトウェア配備は、自動車設計から自動車会社の組立ラインまで、多くのセクターで活用可能のマシンを作成。これは飛行機のエンジンを分析し、設計がどのように機能するのかを3D表示することができる。

「生産の現場での学んでいる見習いのように、学生は学ぶことができる。国のどのような研究所でも機関の利点を取ることができるが、学生または彼らの機関は、施設にいくらかの料金を支払わねばならない。」クマール氏は説明した。彼は、Boeing Co.(ボーイング社)、Siemens Ltd(シーメンス社)、富士通およびGlaxoSmithKline Pharmaceuticals(グラクソ・スミスクライン製薬株式会社)などの企業にARとVRのソフトウェアを提供していたプロジェクトに、ヴァーラーナシーのインド工科大学も、NSDCとEon Realityと共に参加すると話している。

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引用元
Varanasi to get first augmented reality institute in India

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