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交通事故減少のための歩行者検知ARシステム、Hondaが特許公開

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AR表示している車のフロントガラスの写真

自動車メーカーのHondaは、超人的なビジョンを提供することで、ドライバーの安全を守りたいと考えている。同社が2016年9月に公開した特許出願が示すのは、センサーとAR技術を活用し、ドライバーが視界外にいる歩行者まで捉えられるシステムだ。

特許によると、車の周りのセンサーが歩行者の位置を検知し、フロントガラス上のARヘッドアップディスプレイに人物を表示が可能に。このシステムはドライバーが交差点に近付いた時に作動して、周囲の状況をもっと鋭く捉えられる。

車のヘッドアップディスプレイは、必ずしも画期的とは言えない。いくつかの自動車メーカーはこれらのディスプレイを高級車に装備し始めているが、ドライバーが得られる情報にはやや限りがある。ほとんどのヘッドアップディスプレイが2次元であり、制限速度とナビゲーション情報しか表示できないのが現状だ。しかし、Hondaが特許で指摘したARを活用することで、ドライバーの状況認識の向上のためにディスプレイを役立てることが可能かもしれない。

車では見えづらい歩行者を検知する

ホンダのAR検知システムの特許画像出典: http://pdfaiw.uspto.gov/

あなたが交差点へ接近しているとする。歩行者を検知し警告するHondaのシステムは、交差点のアイコンだけではなく、あなたが把握しきれない歩行者まで感知して、フロントガラス上にAR表示するだろう。

特許は歩行者すべてを表示する訳ではないと指摘している。システムが検知するのは、横断歩道か車道近くの距離にいる歩行者だけだ。フロントガラス上が歩行者だらけになる心配はない。ドライバーが交差点にいる時の車両を、上空から見下ろす鳥瞰図で示す機能もある。そのおかげで、見えづらい車の後方や横にいる歩行者を確認が可能。ドライバーが交差点を抜ければ、表示は消える。

 特許が示したもの

ホンダのAR検知システムの特許画像出典: http://pdfaiw.uspto.gov/

企業は絶えず特許を申請し、そのうちのほとんどが実現しない。したがって、Hondaがこの検出システムを開発しないということもあり得る。しかしこの件は、ドライバー自身に周囲の状況への気付きを促し、すべての人が道路を安全に利用できるようにする、新しい方法を提供することに企業が関心を持っていることを示した。

まとめ

自動車による事故は、日々後を絶たない。もちろんドライバーが細心の注意を払って運転することが大切だが、どうしても目の行き届かない部分がある。新たなシステム不可能を可能にする発想を支える先進技術として、ARが今後も役立つものであって欲しい。

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転載元
United States Patent and Trademark Office

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