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2016年AR技術を世に広めたアプリ、デバイス開発大手海外企業5選まとめ

2017/03/07
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ポケモンGOでアズマオウを捕獲しようとしている写真

今年はVRが爆発的にヒットすると予想されたが、最も印象的な成果を残したのはARだった。AR技術革新の進歩から主流な採用に向けた戦略的な動きは、我々の身近やオンラインでも話題となり、ARの話題はすぐに手に入る。

以下にあるのは、2016年度のAR業界で最大のブレイクスルーとなったアプリや製品のリストである。2016年も残すところ数ヵ月となったが、このリストはARが前進を成し遂げられる唯一の拠点となっている。

Snap(Snapchat)

2016年9月24日にSnapchatは社名をSnap Inc.へ変更したことで話題になった。

サングラス型の動画撮影デバイス、Spectaclesを販売する計画。自分が見た映像がそのまま撮影されるように設計している。販売予定価格は129.99米ドルと手ごろだ。

Spectacles
Spectacles by Snap Inc.

AR広告の導入

AR最初の大量消費は、疑うことを知らない競争相手からもたらされた。AR広告が効果的であると証明されたので、モバイルアプリはブランドのために革新的なプラットフォームを開設した。ARについて知っていることがあまりなくても、ブランドや広告主は気付いていた。この形のコンテンツには、実世界に即したアプリケーションと、それに付随する口コミやおすすめによって瞬時に人気に火がつく固有のバイラリティーがあることに。

ジオフィルターの成功

彼らには、広告スペースのための価格が高騰していても関係なかった。位置情報サービスを有効にすることで特定の場所でのみ適用可能になるSnap(以下スナップ)のご当地フィルター機能Geofilters(以下ジオフィルター)は、日にちや届く地域的範囲によってどこでも、費用は25万~75万ドルと報告された。広告業界のニュースを配信するAdweekによると、2015年12月4日に公開された映画THE PEANUTS MOVIEとのタイアップで、スヌーピーなどピーナッツのキャラクターがフィルター上に現れるという内容でハロウィンに実施されたキャンペーンの費用は、75万ドルである。

スナップチャット・ジオフィルターの成功は、ARの将来に繋がる大きな可能性を秘めている。スナップでは、何百万人もの消費者が日常的にARと触れ合っている。この相互作用は、ARの次の波の呼び水となる。

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 ナイアンティック

ポケモンGOは、子どもの頃の珍しいキャラクターを現実にもたらし、地球規模でユーザーのライフスタイルともなっているほどだ。7月にはほぼ毎日4500万ユーザーを記録した。ポケモンGOは活発で熱烈なユーザーを基盤に、他のモバイルアプリやゲームをピンチに陥れた。ARは、ユーザーの日常生活に彼らの好きなキャラクターを登場させるため、支援してきた。プレイヤーは実際の生活環境で、仮想のポケモンと出会うことが可能に。ゲームは主に地理的マッピングに依存するが、プレイヤーが様々な場所での要素と相互作用を持てるようにする。ARは、まるで本物かのような体験で、ファンをポケモン中毒にしている。

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Microsoft

ARヘッドセット、HoloLens

Microsoft社(以下マイクロソフト社)のARヘッドセットHoloLensは、2016年の市場でヒットする最初のARヘッドマウントディスプレイとして、開発者と早期採用者に向けてローンチされた。ARヘッドセットは、現実の風景を高め、自宅での生活にHDホログラムをもたらす。

他の追随を許さない性能

HoloLensはバッテリー内蔵型のWindows 10で動作するため、無線である。3000米ドルという最高級の価格体系になっているが、マイクロソフト社の技術革新は、AR体験を通して人々のコミュニケーション方法や働き方を変えようとし始めている。ハードウェアは、競合他社の製品よりも頑丈だ。HoloLensは、色々な業種全体のビジネスのためだけでなく、個人的な使用のためにも価値があると証明されている。

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Google

Google Tangoのコンピュータビジョン技術

周囲の世界を映し出すために、どんなモバイルデバイスでも活用できるようにする。Google Tangoソフトウェアはまず初めに、スマートフォンLenovo Phab 2 Pro(以下ファブツー)とのコラボレーションが公表された。ファブツーは、世界初のGoogle Tango対応デバイスだ。

センサによる空間認知

新デバイスは4つの独立したカメラと、スマートフォン中央の指紋センサを含めたGoogle Tangoのためのセンサを色々と備えている。Google Tangoが可能にするのは、互換性のあるモバイルデバイスによって、実際の世界をナビゲートすることだ。ソフトウェアプラットフォームは、進化したコンピュータビジョンと画像処理および特別なビジョンセンサを追加することで、Androidデバイスに新しい種類の空間認知をもたらす。Google Tangoは現在、CとJavaそしてUnityを実行している様々なAndroidデバイスのプラットフォームで動作する。Googleは、Tangoがサポートするこれら互換性のあるソフトウェアとハードウェアをすぐに展開しようとしているのではと噂されている。

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Apple

AR技術の導入

Apple(以下アップル)最高経営責任者Tim Cook氏(以下クック氏)は前回の収支報告で、ARおよびアップルの計画への思い入れからMR技術にとても興味を持っており、近い将来関与する計画を明らかにした。クック氏は7月、「我々は長期間にわたる計画のために、ARを特に気に入っている」と述べている。

3D深度マップ

近年のARに焦点を当てた買収に加えてiPhone 7は、アップルのARに対するヴィジョンを明らかできる製品だ。追加された第2のリアカメラは、わずかに異なった2つの視点によって、ライブ映像の情報に奥行きを持たせることを可能に。機械学習アルゴリズムで環境と物質をスキャンし、リアルタイムの3D深度マップを構築する。現在iPhoneは写真の前景と背景を分離し、前景にある物体を精選して焦点を合わせるために、深度マップを活用している。これは、前景を背景から切り離すデジタル一眼レフカメラの機能を模倣したものだ。同様の機能には、AR体験のために必要な深度マップを作成する能力もある。

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2016年はAR進化の年

2016年は、ARにとって進歩的な年となった。Augmentがビジネスの視点で何をやっているか、およびARの最新情報に常に接するために、我々のブログに遅れずについて来て欲しい。もし我々が見逃しているかもしれない出来事があれば、コメントして欲しいと思う。

まとめ

HoloLensをはじめとするARヘッドセットやARスマートグラスは、開発者や電子機器を日頃から使い慣れている人、新技術に興味を持っている人のみが知り得る製品と言っても良かった。だが、ポケモンGOが人気を博したことで、AR技術の認知度は飛躍的に向上しただろう。ARによる楽しみ、真新しさを世に広めた2016年。少し気が早いが、2017年にはどんな展開が待っているのだろうか。

Augment
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