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ARヘッドセット開発企業meta、自然な機械とはなにかを語る

2016/12/26
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「一瞬を曖昧にしてしまうのではなくその瞬間をリアルタイムに感じさせてくれるデバイスの時代が到来しました。自然な機械は私たちがすでに持っている感覚を中心に構築され、神経科学を応用したものなのです。」MetaのCEO、Meron Gribetz氏(以下グリベッツ)はTED 2016での講演にて述べている。

グリベッツは自然な機械に対する自らのビジョンについて大胆な主張を展開した。 今から1年以内にMetaはデスクトップ画面を放り出して自然な機械を使っているだろうと宣言しただけでなく、自然の機械は少なくとも3年以内に従来のコンピュータに取って代わるだろうという考えているという。神経科学者として、またMetaのユーザー調査の責任者として、これは彼にとって信じられないほど面白いことであり、Metaにおける仕事とミッションの核心でもあるのだ。

「自然な機械」とは何だろう。また、なぜこれが仕事の仕方、人々との結びつき方、世界とのつながり方の形を変える可能性を秘めているのか。自然な機械とは、基本的に、手袋を手にはめるように、人間とその脳と肉体に取り付ける一種のコンピュータであると考えてよい。この機械を装着すると、人々はコンテンツや相手と完全に自然な感じでやり取りできるようになる。何かが見えればそれをつかみ、操作する。誰かに渡す。簡単に聞こえるだろう。しかし、私たちが現在どのようにテクノロジーを使っているかを考えてみよう。まったく自然とはいえな。小さな電話機から大きなデスクトップモニターまで、私たちはキーボードやマウス、トラックボールを使ってデータやコンテンツを画面上で操作している。しかし、画面がどんなに大きかろうと、サイズでは根本的な欠点を打開できない。私たちの脳はそんなやり方を取るようには作られていなかったのだ。画面はつながりを促進するというよりも邪魔するようなものを作ってしまう。

自然な機械は完全に透明なディスプレイを作り出し、デジタルと物理的な世界を美しく融合させて、現実世界とデジタルコンテンツを同時に公開する。人はデジタル的な物と物理的な物の両方が見えるし、どちらも自然に扱える。たとえば、デジタルのコーヒーカップを持ち上げて、それを実物のテーブルの上におく、という場面を想像してみよう。Metaはこの自然なコンピュータ体験を、コンテンツを3Dでビジュアル化するシースルーヘッドセットを通して提供する。すなわち、シースルーARである。これはバーチャルリアリティとは非常に異なるものだ。バーチャルリアリティでは物理的な世界は完全にぼやかされ、物事の進行だけが3Dコンテンツになっている。

Metaのヘッドセットには、空間におけるヘッドセットの向き情報を提供し、ヘッドセットを装着する人間の周囲の環境を性格に再現する数々のセンサが取り付けられている。

このヘッドセットのほかに、Metaの自然なコンピュータの重要な特徴として、手でコントロールできるということがある。すなわち、「眼で見て、つかんで、操作する」部分だ。デバイスを持ち出す必要はない。能が扱う最も自然な道具である手があれば十分だ。自然なコンピューティングは人間にとってもっとも基本的かつ生産的な組み合わせ、すなわち脳と手への回帰を具現化するものだ。

私たちが通常スクリーン越しにやり取りするコンテンツの種類を取り出して現実世界に持ち込むことで、それは即座により私的に、関連付けることができ、すぐに使えるようになる。それは拡張現実と呼ばれるが、実際には、もっと壮大なアイデアなのである。本当に自分たちが拡張しているように感じ、より深く理解させ、より自由な表現そして最適な生産性を生み出す自然な機械を作ることなのだ。

Meta
The Science Behind Augmented Reality: The Natural Machine

2016年12月26日追記
ARヘッドセット開発企業Meta社は2016年12月21日、ARヘッドセットMeta 2開発者向けキットが出荷したと同社のTwitterにて報じた。

ARヘッドセットMeta 2開発者向けキット、出荷開始!

ARヘッドセット ARヘッドセット Meta 2

産業翻訳者。職業柄、日常的に技術系の最新情報に接しており、その中でもAR技術は情報量が突出しています。

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