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2060年には道路標識が消滅?ARヘッドアップディスプレイ、自動運転車の未来

2017/01/11
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Google Mapがまだ無料であることには驚きだ。それは金銭取引の上での話だ。全ての個人情報が対価であるのだが、これについては次回改めて分析しよう。最大のポイントは、Google Mapsアプリはスマートフォンで、誰でも無料でダウンロード可能であること。これこそ、先週Uber社(以下ウーバー社)の運転手が、ワシントンD.CのAtlantic社の編集室までの道中で伝えたかったことである。私は、彼にウーバー社のマップインターフェイスの使い心地は気に入ったか尋ねた。彼は乗車・降車の質問の代わりに、Googleについて話した。(ウーバー社のインターフェイスは、Google Maps APIをベースに作られている)

地図は、私たちにありのままの姿を伝えるものである。しかし、世界は常に変わり続ける。紙媒体の地図は、今では時代遅れのように思うかもしれないが、まだ公認のものであるように感じる。(たとえ不完全であっても、それらの多くは、結構良いものだ。)更新していない地図とは、不正確な地図である。事実、私たちを取り巻く環境は、常に変化しているのだ。

アメリカの黄色の停止標識の消滅

いよいよ、デジタルモバイルマップは極限状態になりつつある。衛星・GPS・交通情報・路面写真を利用し、正確さを向上させている。(ちなみに、UberはGoogleに頼らず、独自のマッピングシステムを搭載している)その正確さは、ますますコンピュータによって人工マークマップが読まれた未来に向かうだろう。自動運転し、中に座るの私たちを移動させる機械のように。

もしそうなったら、他の古い世界(道路標識など)はやがて消えてしまうだろう。道路標識のない街のアイディアは、少し衝撃的だ。Ian Bogost(以下イアン氏)が先月それについて書いた。彼はあのウーバー社の運転手が気になったことと、同じことについて触れたのだ。現代のマップは無料である。しかしそれは非常に貴重であるということだ。

GoogleやAppleは、会社の利害の都合上、政治的立場から認められていないマップエリアのアクセスを制限しているかもしれない。自然環境の変化に応じて、選ぶことさえありうる。アメリカで、道路標識は人間が運転するための標識であり、交通標識と停止信号として取り付けられている。一度それらが必要とされなくなると、取り付けられた標識もまたなくなってしまうだろう。もしかすると、偉大な科学技術は、市町村から信号と標識を排除させ、中継ネットワークの相乗効果によって、都市の交通機関をシンプルに分かりやすくできるかもしれない。これらの標識が取り除かれた世界のイメージとは食い違うが、道路標識は古代ローマのマイルストーン以来、すでに劇的に変化している。それらは、過去数十年の間にもかなり進化している。停止標識は、アメリカで1915年まで存在せず、1950年代まで止まれは、赤ではなく黄色だった。さらに、何人かの都市計画家は人々がより周囲へ注意を払う手段として、停止標識を完全に排除することを提案している。

道案内としてのARスマートグラスやARヘッドアップディスプレイ、道路標識、自動運転車の未来

道路標識消滅と自動運転車の導入のような技術革新がどのように関係するのかについて、イアン氏が考えることは、当然の流れである。事実、私がこの起こりうる未来について、ウーバー社マップ担当者のBrian McClendon(以下マックレンドン氏)に説明した時、彼は即答した。彼にとってそれは、道路標識がいつか消えるかどうかの問題ではないのだ。「自動運転車の使用率が100%に到達し、ARが99%になったら、標識はなくなり始めるだろう」それ以前に必要なことが2つある。まず、ARスマートグラスを身につけた人々が辺りを見渡し、通りの名前や何かもっと効率的に方向を示すものを、簡単にポップアップとして視野に入れるために、マップ技術は十分に精密なものでなければならない。それは、十年以内に実現するだろう。そして精密なマップ技術は、スマートフォンのように大規模に、自動運転車やARという形で導入されなければならない。

ARヘッドアップディスプレイ、自動運転車の普及

マックレンドン氏は、現実化するとしたら2060年頃になるだろうと予想している。「それより遥かに早く、自動運転車は90%、ARデバイスのAR HUD(ヘッドアップディスプレイ)は50%普及するかもしれない。そして一般的に政府はそのような基礎改革に時間がかかるため、多くの国で人々が道路標識を見なくなった後も長くそれが存在し続ける可能性が高い」と述べている。

まとめ

過去に不可欠だった技術は、人々が使用をやめるとなくなってしまう。(参照:電柱・公衆電話)そして、かつていたるところにあった人工遺産は、新しい技術によって排除され、次第に消えていく。人々は気に留めない。なぜならもう見るのを止めているからだ。

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TheAtlantic
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