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SnapのハイテクメガネSpectaclesでARがより身近になる、新しいウェアラブルの可能性

2017/03/07
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SnapのSpectaclesをかけている女性の写真

Snapchat社はSnap(以下スナップ社)と名前を変え、Spectacles(以下スペクタクルズ)という製品名でファッショナブルなハイテクメガネを公表した。

これはスナップ社としてはかなり大胆な動きだ。すでに多くの企業がハイテクメガネのビジネスに失敗、しかしながら、スナップ社はそれを設ける可能性を秘めており、新規公開株の前日に製品を発売予定。Series Fの資金集めで18億ドルも集めているところからも期待ができる。

スペクタクルズで円形動画を撮り、アプリでシェア

スペクタクルズが独自性の高い製品になりそうな予感があるのはその将来性の高さである。創業以来、スナップ社では何百万もの人が写真や動画を撮り、瞬間をシェアするプラットフォームを展開していった。このメガネはその究極の姿と言っても過言ではない。

ウェブサイトにはこのような記載がある。「スペクタクルズはBluetooth、またはWi-Fiで直接Snapアプリと接続され、みなさまの思い出を全く新しいCircular video(以下:円形動画)形式にして送ります。円形動画はどの端末、どんな画面の向きでもフルスクリーンで再生され、人間と同じ115度の視野で映像を撮ります。」

3色展開でデザインにもこだわり、価格は129ドル

スペクタクルズは3色展開で、ハリウッドの雰囲気を醸し出している。全ては市場性のため。ハイテクメガネはカッコ良くなければならない。これはGoogleなど同様の製品の販売に失敗した企業からの学びである。見た目がセクシーなだけではなく、価格もたったの129ドル。多くの購入者が見込める。

スマホで完結していた動画をメガネで見る世界と繋げる試み

ARとの関連性でいくと、Snapの躍進はスマートフォンのみに対応する独自のビデオコンテンツにある。Snapのユーザーはすでに1日累計100億回以上は動画を再生している。この円形動画でSnapはスマートフォンに合った形式からメガネで何をシームレスに合体できるかという概念に移行している。

スマホからメガネへシームレスなAR機能を展開

現在のところ、スナップ社は自らをカメラ会社だと言っているが、実際はARカメラ会社だ。過去にSnapはAR機能の基礎を全てのスマホにあるRGBカメラの周りに置いた。特徴的な機能は「レンズ」や「フィルター」と呼ばれ、人の顔を認識してアニメ的なレイヤーをかぶせた。同じアルゴリズムを使い、Snapのエンジニアたちは楽しくAR広告を展開する新しい手法を提供した。

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AR機能はLooksery(美肌にしたり顔を動物にしたりするアプリ)やSeene(3D写真が撮れるアプリ)の買収により、さらに強化。素晴らしい才能が加わり、SnapのエンジニアチームはスマホからメガネへAR機能を移行させ始めている。その一つが目線の変化で、円形動画によって、縦も横もない形にすることだ。今ではVRヘッドセットを使って360度の全天球動画をスマートフォンで撮ることも人気になっている。Snap社はそのアイディアも認めているが、あえてスマホを取り巻く世界に焦点を当て、ユーザーにとってより簡単な形としている。

ファッション重視のハイテクメガネを目指す

ARにおいて、円形動画は純粋にARがメガネに搭載される第一歩だ。これは瞬間をシェアする方法としては独自のもので、どの端末でも、どんな画面の向きでも見ることができ、ウェアラブル技術をハリウッドの世界に解き放つ。これはGoogleのシリコンバレーメガネではない。このメガネはファッションとしてエンターテイメント業界に進出するものだ。

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引用元
Snapchat’s ‘Toy’ Glasses Set the Stage for Augmented Reality Dominance

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