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Mortenson社、拡張現実(AR)技術を利用した未来の建築・作業現場を公開

2017/01/14
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アメリカに本拠地を置く土木建築企業のMortenson社が、自社でAR技術を使用した場合の作業風景、ARツールを使用すると作業現場はどう変わりどう見えるのかという動画を公開した。

リクルートサイト向けに制作された動画であるが、建築現場が如何様にして拡張現実(AR)を仕事に役立てているかの参考になるという動画だ。

Mortenson社の拡張現実(AR)技術を利用した未来の建築・作業現場

主に使用しているソフト、使用している機能などを分けて紹介している。

拡張現実(AR)技術を利用した現場配置

現場の配置風景

現場の配置物関連のソフト。まだ工事が完了していない場所の表示、それらの工事に使用する材料の詳細、その作業現場の作業効率度の表示や作業管理関連の情報が見れるようになっている。

拡張現実(AR)技術を駆使したリアルタイムログ

週間の天候、湿度、スケジュールなどをリアルタイムで見ることが可能となっている。建築現場となると野外での作業は多く、簡単な機能に見えるがどれも実作業に欠かせないものである。視界に常に映っているか閲覧が可能ということにより常に意識できるという利点もある。

拡張現実(AR)技術を使った組員の確認

視界内に映った人物の詳細、役職、作業時間、経験、その他その人物の現場に関連する情報が閲覧できる機能。現場の人員管理や守秘面でも役に立つ機能だ。特に昨今の状況を鑑みると、不審人物などのチェックなどの対応は急務といえるのでそういった点でも重要な機能だ。

拡張現実(AR)技術を利用し安全意識を向上

IMPROVE SAFETY AWARENESS

作業現場などに人が乗っていない作業車などがあり、それらが適切でない場所などに放置してあった場合などに作業車の責任者、乗っている人間の情報が表示され注意を促すツール。こういったツールも安全意識の向上という面においては非常に重要な機能である。

拡張現実(AR)技術を運用した統合作業計画

特定の部分を選ぶと、その部分の設計図などが表示される

建築現場の作業している場所や建築物の設計図などがすぐさま表示される機能。「設計図を見る、手にしておく」という行動を省いて常に視界に映し出せるようにして作業の効率を上げる機能。日本とは違い、アメリカでは仕事においては分業制が確立されており、他人の作業に口を出さないのがルールといわれているが仕事の性質上どうしても把握しておきたい部分などあるものである。そういったときに役立つ機能ではないだろうか。

拡張現実(AR)技術を活用した現場監督用

各種機能やソフトは、一現場作業員が使用するものというより現場を監督する管理者が使用するようなものとなっている。作業現場全体を管理し、さまざまな管理しなくてはいけない事柄をAR技術によりサポートするような形だ。建築工事現場とはさまざまな専門家が扱って作業をする場所である。それらを管理するというのはかなりの負担がかかるものだ。

Mortenson社の拡張現実(AR)技術を利用した未来の建築・作業現場 まとめ

我々一般人が考えるようなイメージよりもだいぶ先を行った感のある建築現場を見せつけられたといった感じであった。逆に考えると、我々が考える物よりも業界は一歩先を見据えて行動し、拡張現実を実際の現場に生かす努力をしていたともいえる。この努力の結果が我々の一般のイメージとして定着する日ははたしていつ来るのであろうか。

Mortenson Company
Construction and Real Estate Development | Mortenson Company

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現在修行中のフリーライター。主に娯楽関連が得意分野です。AR技術が娯楽業界に如何なる影響を与えるか非常に興味を持っています。