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BrainXChange社が語る、スマートグラスの4つの分野

2016/08/12
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BrainXChange社が語る、スマートグラスの4つの分野

スマートグラスはユーザーが見ているものに情報を追加する装着可能なコンピュータとして定義されている。2013年にGoogleのGlassがスマートグラスの市場を開放してから、多くの類似商品が発売あるいは発表された。この新しい業界の「スマート」という名称は多様な画期的コンセプトとテクノロジーに適用される。従来の眼鏡市場と似ているが、私たちは着用する側の視点からこの新しいカテゴリーを分類化してみたい。

スマートグラスは4つに分類できる。この新興眼鏡の市場の未来、長所、短所、チャンス、そして脅威に関して議論するとしたら、これら4つの分野のそれぞれで異なった内容になるだろう。

Google Glassは正に目を開かせる驚くべき製品だった

ARスマートグラス、Google Glass

Wikipediaによれば、スマートグラスはユーザーが見えるものに情報を追加する装着可能なコンピュータとして定義されている。過去数十年間、そのような装置の実現しようとさまざまな試みが行われてきたが、Googleはこの技術に対する大衆の認識を高める権限を絶対的に持っている。

Google Glassは2013年、ついにスマートグラスの市場を開放した。それ以降、同じような製品が十種類前後発売され、それ以上の数の製品が発表された。

2015年、Googleは大幅に見直すためGoogle Glassの発売を中止したが、安っぽい中国製模倣品がいくつか市場に登場している。はたして、この市場は本当に誕生しようとしているのか、それとも筋金入りの信望者たちの小さな一団の夢物語にすぎないのか。

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この件について今後当ブログで議論する前に、私たちは「聾者の対話」になってしまうような混乱に陥らないようにしなければならない。したがって、最初の質問は、私たちのそれぞれが何をスマートグラスとして見ているのか、ということにしたい。

従来の眼鏡市場から学習したこと

私たちのほとんどにとって、「スマートグラス」という用語はハイテク電子機器と結び付けられる。この新しい市場について概要を書くには、技術という点からはじめるのが良いと思われるが、別の見方もすべきだろう。

従来の眼鏡市場から類推すれば、その回答が出る。従来の眼鏡市場は、ユーザーの視野の屈折異常を矯正する、あるいはユーザーの目を保護する、もしくはその両方を提供する装置で構成されている。ユーザーのためにこれらの製品が提供する機能は、通常のフレーム、レンズ、サングラス、安全眼鏡など、市場をセグメント化する指針となっている。同様に、ユーザーの捉え方は、スマートグラス市場をセグメント化する適切な指針となる。

眼鏡は私たちの視野を保護あるいは矯正しているので、「スマート」と呼ばれるフレームからはそれ以上の何かを期待してもよいと思う。ローマ人の「名は体を表す」のごとくである。しかし、技術を大々的に宣伝していく時は、この社会通念を「体は名を表す」と逆に定義しなければならないかもしれない。「スマート」と「眼鏡(グラス)」を組み合わせたイメージをよくよく考えると、皮肉に聞こえかねないリスクが生まれる。従来、眼鏡には知性を感じさせる特権があった。今日のスマートグラスをつけている人々を見て、「glasshole」(グラスホール:Google Glassを着用し、周りの人に恐れを抱かせたり、失礼な態度をとる人物を指す)というあだ名を思い起こしてしまうと、「スマートグラス」という用語に関して「名と体が一致していない」という論議が始まってしまいそうだ。この間の抜けた、あるいはエイリアン的なイメージにもかかわらず、ユーザーに力を与える電子機器が埋め込まれているので、この装置にこの「スマート」というタイトルは合っている。このスマートな貢献はスマートグラスに関する私たちの分類の中で共通のスレッドとなる。

グラスカム

私たちが設定した最初のカテゴリーが真にスマートグラス市場のセグメントであるかどうかについて異論を唱える向きもあるだろう。というのは、そのカテゴーではユーザーが見ているものに何も情報を与えないからだ。より広い視点から、さらに完全性を期すために、いわゆる「グラスカム」と呼ぶカテゴリーを加えたい。ピボットヘッドのようなデバイスは主に、フレームに組み込まれた小さなアクションカメラで構成されている。これらはユーザーの目線で動作を記録し、ストリーミング配信するために設計されている。

アメリカのユタ州の深い渓谷のどこかであなたがマウンテンバイクを駆り息を呑むようなデスライドに挑戦しているのを、YouTubeであなたの友達が楽しんでみているところを想像してみよう。これらのグラスには当然ディスプレイはなく、あなたは目の前の現実に集中することができる。渓谷の狭い急斜面を駆け下りていれば、メールの更新などおそらく一番どうでもよいことのはずだ。

スマートリアミラー

メガネ型ARスマートグラス、スカウターvuzix

これらの眼鏡はユーザーの視野の端に控えめに取り付けられたディスプレイがある。それは車のバックミラーのようなものだ。あなたは車の運転中ほとんどの時間、目の前の世界に集中している。しかし、追い越そうとするときはいつでも車の横と後ろで起きていることに関する情報がほしい。このカテゴリーのグラスがあれば、必要なときはいつでも情報を受け取りながら、現実の動きに集中することができる。

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最後のカテゴリーに属するデバイスで、「没入型アイウェア」と呼ばれている。これらのゴーグルを装着すると現実から切り離され、バーチャルな世界に引き込まれるだろう。

スマートグラスの未来は?

現在、および将来におけるスマートアイウェア市場の長所、短所、チャンス、脅威について議論する際、カテゴリーごとに議論しなければならない。まず何よりも、ターゲットとする客層を一般消費者と企業のユーザーとの間で区別しなければならない。「スマート」というラベルを獲得するために、眼鏡は企業セグメントと比べて多様な一般消費者市場のニーズに答えなければならないだろう。上記のカテゴリーの多くにとって、おしゃれなデザインが消費者を惹きつける鍵となり、法人の場合は何よりも機能が重要になる。

スマートアイウェアに対して提案された分類法のほかに、もう一つ重要な意見を述べてこの投稿を締めたいと思う。後半のほうで、ソファに座っている消費者であれ、現場に出ているエンジニアであれ、人はしばらくの間、自分の鼻にこのデバイスをかけて着用する必要がある。したがって、メーカーがどんなスマート電子機器をフレームに詰め込もうとも、まず第一に本物の眼鏡あるいはゴーグルの形を留めておかなければならない。こうしてみると、スマートグラスの道程は予想以上に長くなるだろう。

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