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米大学研究者、拡張現実(AR)における現実世界のリスクの情報を公開

2017/01/13
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米大学研究者、ARにおける現実世界のリスクの情報を公開

「1960年代から研究者たちが思っていた未来の道具、拡張現実(AR)の行先が危機にある。MicrosoftのHoloLens、vuzixのメガネ型拡張現実(AR)スマートグラスなど時代の最先端をいっている製品は企業や個人消費者の関心を集めているといったも過言ではない。アプリ開発者、企業、組織の人は拡張現実(AR)に関してのセキュリティリスクを決して忘れてはいけない。」Dwight Davisは35年以上、コンピューター、スマートフォンなどの通信業界の企業戦略や個人消費者への分析をしてきた人がそう述べている。

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没入型のVRとは全く視覚の世界が異なり、ARは聴覚、視覚、触覚など自分の生活空間上にリアルタイムでオーバーレイ表示される。これはドライバー、外科医、サイクリング愛好家、電気技師、飛行機のパイロット、軍隊、大工、他さまざまな職種が関わり合う。ARは彼らの仕事を豊かにより簡単にし効率よくすることを目的としている。

米大学研究者による拡張現実(AR)における現実世界のリスク

拡張現実(AR)におけるリスクの例

セキュリティリスクを考えると、おおよその人はそこまで気にしていないだろう。だが、もしAR関連の製品を使用した場合以下のようなことが起こる可能性がある。

  • ドライバーが運転している車のARディスプレイが故障したら
  • 外科医の手術中に異なる患者のデータが表示されたら
  • 自転車トレーニング中に自分の位置情報がわからなくなったら
  • 工場の機械不良の点検の図面が違っていたら
  • パイロットが操縦中に地図が表示されなかったら
  • 軍の戦闘時、味方を敵と思い、間違えて射撃してしまったら
  • 重機を発注した型番が違っていたら
  • 顧客に届ける製品が違っていたら

ハッカーがコンピュータへ侵入し、システムの出力を改変した場合どうなるか。想像しただけでも恐怖を感じる。ハッキングの怖さはここにある。

拡張現実(AR)表示がハッキングされていたとしたら?

AR研究者曰く「ARの潜在的なウィルス、ハッキングは人の命を危険にさらす、とてつもない怖さを感じる。たとえば、偽の速度制限標識をメガネへ投影させて、意図的に事故を起こす方法など山のように課題がある。悪意のある拡張現実(AR)アプリケーションはユーザーのフィールドやデータを脅かす存在になりかねない」と発表している。

「医療からGPSを駆使したナビゲーションまでARの可能性は底知れない。期待が大きい分、危険も大きい」と報告書にはそう記載してある。

拡張現実(AR)の識別

ARの市場の進歩はそれなりに危険を伴う。PCやスマートフォンはセキュリティ対策でハッキングされても情報が漏れるだけで、命の危険はなかった。だがARは違う。2016年Emerging Technology Domains Riskの調査は、安全性、プライバシーの侵害、企業の業務、政府の公務などが混乱を生じる場合、ARを区別すると発表した。この場合の区別は使えるものと、使えないものの分野別にするという意味だ。

米大学研究者による拡張現実(AR)における現実世界のリスク まとめ

組織や、企業にAR製品やアプリのみならず、プライバシーとセキュリティの対応を迅速に努めてほしい。幸いなことに、データを暗号化することでARシステムの出力に保護をかけることも可能である。セキュリティコントロールの構築、実践も必要だ。製品開発から消費者が利用するまでには、数々のハードルを越えて、はじめて使用される。明確なビジョンをもつ必要がある。

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引用元
Real-world risks in an augmented reality

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