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【Inter BEE 2016】リモート作業支援サービスOptimal Second Sightを体験レポート

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荒木 佑介

2016年11月16日から、3日間千葉幕張メッセで開催されるInter BEE Connectedがスタートした。放送業界の機器を中心に展示し、放送と通信の融合領域をテーマにしたイベントだ。今年はInterBEE全体が拡大されHall8まで設置されている。

その中でHall8エリアのICT/クロスメディア部門にブースを構えていた、スマートグラスを使った遠隔技術支援ツールを提供している、IoTプラットフォームサービスやリモートマネジメントサービスを展開する企業、株式会社OPTiM(オプティム)の製品を体験レポート。

リモート作業支援サービス、Optimal Second Sightとは

Optimal Second Sightは、ウェアラブルデバイスやスマートデバイスのカメラを用いて、現場の視覚を映像とした、リアルタイムに共有することができるサービス。専門的知識を持ったオペレーターは遠隔地にいながら、顧客や現場作業員の状況をリアルタイムの映像で確認できる。特に専門的な知識を要する問題解決や緊急時の対応に有効。また、サポートの品質の向上、現場スタッフのスキルアップ、問題解決に要する対応時間特にコストを大幅に削減することができる。

小松製作所にも提供している、現場での作業支援サービスでもあり、スマートフォン、タブレット、スマートグラスのライブ映像を共有して遠隔から作業指示を行うテクノロジー、「Overlay Technology」の特許を取得している。

ライブ映像を用いた遠隔作業指示には、指差し・赤ペン・テキストによる指示があり、これら全ては基本特許の権利範囲。

遠隔操作側のタブレットで指差し機能を使い指示を出すと、作業者側のスマートフォンにリアルタイムで指アイコンが反映

リモート作業支援サービスOptimal Second Sightは、遠隔操作(専門的知識を持った技術者)側の指差し機能で作業者とリアルタイムで指差しアイコンが共有できる。上記の動画の左は作業者側のスマートフォン、遠隔操作側はタブレットを持って作業を指示。長押しすると無線機に、指差しアイコンの人差し指が選択され表示される。

遠隔操作側のタブレットで赤ペンで丸を描くと、作業者側のスマートフォンにリアルタイムで赤枠の線が反映


遠隔操作側のタブレットで赤ペンで丸を描くと、左の作業者側のスマートフォンに赤枠の線がリアルタイムで反映する。上記の動画は赤ペンで丸を描くことで、作業者に視覚的に情報を伝達できる。これが電話で指示をすると、「机の上の無線機の左にある製品の箱の右角の中心部のより少し下を見てほしい」となる。とてもじゃないけど作業者はわかりずらい。こういったことにも応用ができる。

遠隔操作側のタブレットでテキスト指示機能を使うと、作業者側のスマートフォンにリアルタイムで視覚的ボックスが反映

遠隔操作側のタブレットでテキストによる指示機能をタップすると、左の作業者側のスマートフォンにリアルタイムでテキストが反映される。指示は11つ。

  1. 少し対象に近づいてください。
  2. 少し対象から離れてください。
  3. 対象の右側を写してください。
  4. 対象の下側を写してください。
  5. 対象の左側を写してください。
  6. 対象の上側を映写してください。
  7. 対象の背面を写してください。
  8. もう少し上に移動してください。
  9. もう少し下に移動してください。
  10. もう少し右に移動してください。
  11. もう少し左に移動してください。

簡単な作業のときや、少しだけ動いてほしいときなどに使える。声で表現するのではなく、視覚的に表現することで、作業者、指示者の両方が快適に作業ができる。

Optimal Second Sightの動作環境

スマートフォン、タブレット(現場) iOS 7.0 以降のiPhone/iPad
Android™ 4.0 以上のスマートフォン/タブレット
スマートグラス(現場) 遠隔作業支援専用スマートグラス Remote Action
富士通 ヘッドマウントディスプレイ FHMD001
EPSON MOVERIO Pro BT-2000
VUZIX M100
オペレーター
(熟練者、サポートセンター)
「Optimal Remote」のオペレーターツールと共通

リモート作業支援サービス、Optimal Second Sightの特徴

  1. インターネット接続環境があれば、どこからでも利用が可能
  2. サーバ設置など面倒な設定は不要
  3. クライアントソフトのインストールのみで面倒なネットワーク設定・メンテナンスなども一切不要
  4. ウェアラブルデバイスやスマートフォン、タブレット端末など幅広い機器に対応
  5. 顧客の利用シーンに合わせカスタマイズも柔軟に対応

リモート作業支援サービス、Optimal Second Sightの効果

  • 映像と音声共有で現場へ的確な指示
  • 作業報告 / トラブル対応の所要時間とコストを削減
  • 映像を通して熟練技術者の技術ノウハウを継承
  • ナレッジ共有による現場作業員の人材育成コスト削減
  • ハンズフリーによる作業継続・報告業務の効率化
  • 現場トラブルに即時確認・対応が可能
  • SSL暗号化セッションによるセキュアな映像転送
  • 録画機能で作業レビュー・報告業務の効率化
  • マルチデバイス対応による導入コスト削減

まとめ

その活用について話題にのぼるARスマートグラス。工場におけるその導入は、現場作業者と遠隔地の管理者との円滑なコミュニケーションとハンズフリーによる作業効率アップが目的である。専門知識を持った技術者がリアルタイムで的確な指示を出し、作業者がそれに応え的確に作業する。この仕組みをいかに使いやすく作るかが、ARスマートグラスを工場で有効活用するためには重要だ。

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