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【TDW2016】NTTと松竹が開発したAR重畳表示『変身歌舞伎』を体験レポート

2017/03/08
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TDW2016、NTT変身歌舞伎のコンテナ

2016年10月26日(水)~ 2016年11月7日(月)まで、東京都新宿区霞ヶ丘町で開催するクリエイティブの祭典「TOKYO DESIGN WEEK 2016(TDW2016)」が行われている。その中で日本電信電話株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦 博夫、以下「NTT」)が『変身歌舞伎』を展示していたので体験レポートをする。

数々の企業が自社製品の展示をしていたが、ARに関する展示をしていた企業は合計で3社あった。

TOKYO DESIGN WEEK 2016(以下:TDW2016)の概要

名称 TOKYO DESIGN WEEK 2016
郵便番号 〒160-0013
開催場所 東京都新宿区霞ヶ丘町2-3
主催 TOKYO DESIGN WEEK DESIGN ASSOCIATION NPO
後援 経済産業省
特別協賛 株式会社エイブル&パートナーズ
前期 2016年10月26日 〜 10月31日
後期 2016年11月2日 〜 11月7日 ※11月1日は終日閉場
開場時間 11:00〜21:00 ※最終日は20:00まで
2015年来場者数 106,000人以上

TDW2016のチケット販売について

一般 大人1名 2,500円
通期割 大人2名 3,800円
親割 親1名 1,800円
親割2名 親2名 3,600円 子ども連れ(乳児を除く)
大学生 1,500円(学割は学生証の掲示必須、以下同様)
高校生 1,000円
中学生 500円(18:00移行は親の同伴が必須)
小学生以下 無料
ナイト割 2,000円(平日18時以降に来場)

イベント開催中、窓口にてチケットを販売(11:00~20:30 ※最終日は19:30まで)。昨年の入場料3,000円から2,500円に料金改定。他購入経路は、Peatix、ローソンチケット、チケットぴあで販売している。チケット受付で、障がい者割について聞いたが、割引はなし。

TDW2016へのアクセス

  • 東京地下鉄銀座線、外苑前駅 4A出口
  • 東京地下鉄銀座線、青山一丁目駅 1番出口
  • 都営地下鉄大江戸線、国立競技場前駅 A1出口
  • 中央・総武線、信濃町駅

山手線の代々木駅から徒歩で歩いて、開催場所へ向かったが、おおよそ20分ほどかかった。到着後も多くの展示品を体験し歩くので、上記の4つの駅を降りることを勧める。

変身歌舞伎は、認識された顔に隈取り模様を合成する体験型ARディスプレイ

ディスプレイ上部にあるロジクールのWebカメラで撮影・認識された顔に隈取り(歌舞伎独特の化粧法)模様を合成。アングルフリー物体検索技術や変幻灯技術を使用し、様々な表現方法を楽しむ体験型ARディスプレイ。

NTTが松竹と進めている新たな歌舞伎鑑賞の提案を目指している。2016年5月に米国ラスベガスで行われた展示した変身歌舞伎は、体験希望者が列をなすほど好評を得た。

アングルフリー物体検索技術

アングルフリー物体検索技術とは、3次元の物体をどのような方向から撮影しても、高精度に立体物を認識・検索し、関連情報を、スマートフォンやウェアラブルカメラを通じて、周囲の建物・史跡や店舗、商品などを高精度に認識し、観光コンテンツや店舗・商品情報などを提示できる。

変光灯技術

「変幻灯」光を投影することで、静止画像にリアルな動きの印象を与えることのできる、新しい発想に基づく光投影技術。人間の錯覚を利用した「変幻灯」は、止まっている物体が動いて見える視覚体験を生み出す。

NTTと松竹が開発したAR重畳表示、変身歌舞伎を体験レポート

曽我対面朝比奈のお面を選択した場合に、出力されるエフェクト

お面は曽我対面朝比奈を選択した場合に出力されるエフェクト。

NTTのコンテナの中に入ると、およそ80種類のお面が壁に飾ってある。スタッフさんにお面を選択してくださいと言われるので、真ん中にあった茶色のラインが入ったお面を手にとって、順番を待つ。自分の順番が回ってきたら、向き合うような形でディスプレイの前へ止まり、お面を顔の前にかざし、少し待つとエフェクトがかかる。

ディスプレイに体験者の顔をAR重畳表示(変身歌舞伎)

エフェクト終了後、スタッフさんが、自分の持っているお面を取りにくるので、お面を渡す。ディスプレイには「アングルフリー物体検索技術」によって高精度に自動認識され、体験者の顔にAR重畳表示(変身歌舞伎)されている。リアルな動きの印象を与える光投影技術「変幻灯」技術によって、笑ったり、怒ったり、多彩な表情を加えることが可能になった。

下を向くと顔認識されない。顔が見えるニット帽子をかぶっていたり、メガネも認識されるが、しっかりと目、鼻、口を含む顔が見えているものでないと、認識されない。しばらくするとカメラで全体の写真撮影をされる。

撮影した自分の顔を、顔面壁へプロジェクションマッピング表示

写真撮影が終了すると、のれんをくぐり、奥のコンテナに移動する。隈取り合成した顔の映像は、巨大顔オブジェクトへプロジェクションマッピング表示。筆者はメガネをかけて撮影したので、プロジェクションマッピングにメガネも表示されている。

プロジェクションマッピング投影後は、自分が写ったお面を配布される

障子丸窓の写真

プロジェクションマッピングの表示が終わると外でスタッフさんにTwitter、Facebook、instagramに投稿しても良いか聞かれる。そのあと、丸型障子の隙間から紙でできたお面が配布される。障子と障子の隙間からスっとでてくるので、新しい渡し方だと感じた。

まとめ

ファッション、メイクアップ関連に力を入れて、ディスプレイにAR重畳表示すれば、女性消費者は購入意欲がわく。既にRimmel Londonでは、顔認識仮想メイクアップアプリを公開。Metaverse Makeovers社は、MM NailsというARネイルアートアプリをリリースしている。今後女性に需要があるARアプリをリリースしたり、店舗内にディスプレイを配置しAR表示すれば、需要はさらに増加するだろう。

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