HADOカートを体験してきた

レジャー&サービス産業展2016が11月29日~30日の2日間、東京ビッグサイトで開催された。このイベントは今回で12回目。レジャー・サービス産業に関するサプライヤーが一同に会する展示会。展示のみならずフォーラムも多数実施され、これからの開発・投資・運営戦略を探る場を提供する。
会場に入場して10mほど先のすぐに左に、VRコーナーがそれぞれ3社あった。その奥にある株式会社meleapのHADOを活用したHADOカートを体験してきたのでレポートする。
HADOカートはマリオカートのような運転型ARアトラクションゲーム
HADOカートは、モーションキャプチャヘルメットに付いている7つ発光を、4つ定点カメラが捉え現在位置を特定。ヘッドマウントディスプレイとアームセンサー(以下:リストバンド)を装着したプレイヤーは、相手プレイヤーの一人用四輪電動車(以下:ゴーカート)へ近づく。すると相手プレイヤーのゴーカートの両端、
HADOカートをプレイするまでの準備
ゴーカートへ乗車しよう。骨格が良い欧米人向けに制作していない為、一般男性なら何も問題なく乗れる。
その後、モーションキャプチャヘルメットを装着しよう。しっかりとワンタッチバックル(ヘルメットのアゴ紐)を結ぶ。安全性を考慮した気配りだ。次に、最初に、リストバンドを自分の利き腕に装着。最後に、次にヘッドマウントディスプレイを装着する。自分の見ている画面上の表示に左からHARK, DRAGON, UNICORNの名前が見える。筆者はDRAGONだった。それ以外は各対戦相手。画面下にはFireの文字とゲージが表示されている。最後にモーションキャプチャヘルメットを装着しよう。しっかりとワンタッチバックル(ヘルメットのアゴ紐)を結ぶ。安全性を考慮した気配りだ。これで準備完了。
HADOカートの動かし方
右グリップがアクセル(前進)、左グリップがバック(後退)。足で前進後退するのではなく、すべて手で操作をする。プレイ初心者に優しい設計になっている。自動車を運転したことがない人にとっては足でアクセル、バックを使うことがないので、運転が簡単かもしれない。ゴーカートのグリップ下の真中にある赤いスイッチは押してはいけない。これを押すとゴーカートが停止する。
HADOカートをプレイ
3カウントと同時にスタート。相手の後ろを取ることを優先する。右グリップを人差し指と中指で握りしめて、相手プレイヤーのゴーカートへおおよそ1mほど近づくと、LOCKのエフェクトが自分の見ている画面に表示される。相手プレイヤーの後方ではなく右の的をLOCKしたようだ。自分が見ている画面下にFireゲージが貯まる。貯まったらリストバンドを付けている腕でパンチを繰り出す。相手ゴーカートへエナジーボールが発射される。1ポイント獲得。
次に回りながら走行していると、知らない間に後ろを取られた。逃げきろうとアクセル全開にグリップを握りしめるが、相手プレイヤーに3ポイントを取られる。ポイントがとられると一瞬だけ自分の見ている画面の全体に、ダメージをくらったかがわかるように、赤色のエフェクトがかかる。
相手プレイヤーのゴーカートの的に、エナジーボールを当てた時に取得できるポイント
- 両端、1ポイント
- 後方、3ポイント
HADOカートに勝利するためのコツ
ゴーカートを止まらせないことが勝つコツ。常に相手プレイヤーの周りを動くことで相手に的を得られないようにする手法が一番ベストだ。プレイ敷地内の真中で停止した場合、それこそ恰好の的になる。
HADOカートをプレイした感想・まとめ
対人バージョンとリアルモンスターバトルバージョンとは違い、自分の足を動かして相手の攻撃をよけるシステムではない。だが、HADOカートはHADOカートなりの面白さがある。それは、スピード感あふれるゲームだ。他のプレイヤーがプレイしている所を見ると、スピードが出ていないように見えるが、実際に乗車してプレイしてみると見た目以上にスピードが出ている。スピードが出れば出るほど緊張感が高まってくる。自動車教習所に行き、初めての自動車を運転したときくらい緊張感があった。
走行速度としては、右グリップをフルで握ったときは、一般男性の早歩き程度のものだと感じた。
また腕と手があれば、足の動かない身体障がい者でもプレイできる。パラリンピックを目指せる最先端ARアトラクションゲームになってほしい。
meleap
HADO