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AR用のセレブホログラムキャプチャを開発、RadicalMediaとUncorporeal社が協定

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RadicalMediaの社屋とUncorporeal社のロゴの写真

あなたが劇場やコンサートホールに行っていると想像しよう。あなたは座り、メガネ型ARスマートグラスをかけると、有名なミュージシャン、アーティストもしくは科学者がステージの上を歩き、自分の仕事や人生について語る。ただし、それは本物の人物ではなく、現実世界に拡張したホログラムである。語りが展開していくにつれて、さらなるホログラムがあなたの前に現れて、陳腐で古いスライドを相互的な3Dオブジェクトと取り換える。

ニューヨークに拠点を置くRadicalMedia(以下ラディカルメディア)による新しいプロジェクトのおかげで、サイエンスフィクションのように思われるものが、じきに現実のものになるかもしれない。この仕事の大部分はまだ未公開であり、ラディカルメディアのCTO(最高技術責任者)であるEvan Schechtman(以下スケッチマン氏)は、セレブ登場のための権利保障は最先端の技術の開発と同じくらい時間がかかるとジョークを飛ばしている。

スケッチマン氏は、アメリカのエンタテインメント・ビジネス情報媒体であるVarietyになら、このプロジェクトは「偉大なことをしている、偉大な人々をキャプチャすることだ」と語り、完全に没入型の体験を可能にする専用の会場で見せることだろう。

AR、VRコンテンツを開発

EAとLucasFilmのロゴの画像

しかし、ラディカルメディアは先週、その計画の重要な部分を明らかにした。このプロジェクトのためのコンテンツを生み出すために、体積キャプチャのスタートアップ企業のUncorporeal(以下アンコーポリアル)とチームアップしたというのだ。アンコーポリアルはVRやARコンテンツで使うことのできる人間のホログラムキャプチャのための技術を開発してきた。

優秀な精鋭たち

アンコーポリアルはSebastian Marino(セバスチャン・マリノ氏)により率いられている。ビジュアルエフェクトの監督として活動し、技術の成果としてアカデミー賞を受賞した。この企業の8人によるチームには、以前はLucasfilm(ルーカスフィルム)、WETAデジタル及びElectronic Arts(エレクトロニック・アーツ)で働いていた人々もいる。現在彼らは、3Dで人々をキャプチャすることによって、VRとARがもっとリアルに見えたり感じられたりすることにフォーカスしている。「我々は映画のホログラムビデオキャプチャにフォーカスしている」とアンコーポリアルのCOO(最高執行責任者)兼共同創業者であるKul Wadhwa(以下ワダワ氏)が述べている。

多数のカメラを使用、高解像度バージョンを製作

ラディカルメディア社の場合は、緑のスクリーンのステージの周りに円形に並べられた一連の48個の既製品のカメラによって、これが達成されている。それからこのビデオは数個のレッドカメラを使った映像ショットによって拡張される。この成果はARでのみ使えるだけでなく、従来の2Dビデオとして再利用することができる。

そしてキャプチャされる大量のデータのおかげで、アンコーポリアルは、これから作られるヘッドセットのために、高解像度バージョンをいつでも作ることができる。「我々はテクノロジーがまだサポートできていないことをやることができる」とワダワ氏は述べた。もしARがうまく行かなかったら、もしかするとVRバージョンを作ることもあり得るかもしれない。結果がARであろうとVRであろうと「我々にとっては問題ではない」と同氏は述べている。

ARの可能性を視野に

しかしながら、少なくとも現在は、ラディカルメディアはこのプロジェクトのためにARに直接フォーカスしている。「ARはVRを凌ぐだろう」とスケッチマン氏は語った。彼はARの持つ社会的に共有された環境への可能性が理由で、ARが勝ると主張した。「VRは切り離された体験である」と彼は述べた。スケッチマン氏は、次の12カ月以内にAR技術が消費者のもとに届くのを見ることになり、ラディカルメディアはそれまでにスターパワードプロジェクトを見せる用意ができているだろうと見積もった。

RadicalMedia Teams Up With Uncorporeal to Capture Celebrity Holograms for Augmented Reality (EXCLUSIVE)

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