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3D4Medicalの解剖学を進化させる医療ARアプリ、Project Esper

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アイルランドに拠点を置くソフトウェア企業3D4Medicalは、実際に体験しているかのような医療のトレーニングができるARアプリのリリースに向けて突き進んでいる。これは、医療に関するトレーニングを、以前は不可能だと考えられたレベルにまで高めるためのものだ。

Project Esperとは、3D4Medicalが医療のトレーニングに革命を起こす、直近のプロジェクト名だ。そして、そのファーストルックに関して、アイルランドのブラックロック本社は、大事なことに気付いている。

2017年以降の解剖学に関する新しいARアプリ、Project Esper

ARアプリProject Esperは、ベータリリースからまだ半年ほどだ。だがアプリの試験的な公開で分かったことがある。このテクノロジーが将来的に活用されるまでには、どれほどの距離があるかということだ。

脳や臓器を一枚ずつはいでいくように層ごとに見せて、それらがどのように働くのかを示し、それだけでなく体肢の組織までも見せる。ジェスチャ制御されたサイエンス・フィクションである人体内部の探索を通して、医師のトレーニングと患者の学びの相互作用を図ることができる。

すでに業界では有名な3D4Medical。Project Esperは企業にとって、次の論理的なステップであると、デザイン部長のIrene Walsh(以下ウォルシュ氏)は述べた。

取り組み

Project Esperのリリースは、2017年を迎えるまで待たなければならない。「企業独自の3Dエンジンの上に成り立つと考えれば、この大規模な仕事の裏にある単調な骨折り仕事はすでにやり終えている」ウォルシュ氏は言及している。

「我々は開発の初期段階に居て、ジェスチャインターフェースの開発に取り組んでいる。また、我々がベータ版製品リリースのための機能のトリアージにも取り組んでいる」彼女は述べた。選択可能な構造を持つ、現実感のあるMRモデルの完成品を目指している。

現時点でのソフトウェアのような線に沿っているのでない限り、Project Esperのユーザーがどのようなハードウェアを必要とするのかは不明瞭だ。

2016年1月に発表された、3D4Medicalが新たに70の仕事を募集するという大規模な拡大の背後に、Project Esperのプレビューがあった。18ヵ月を超える求人運動で、ソフトウェア開発者や3Dグラフィックアーティスト、そして医事文筆家といった社員を獲得し、企業の社員数はこれまでの3倍となるだろう。

Project Esperを見れば、彼らがどのようなプロジェクトに取り組むことになるのかが明らかだ。

展望

3D4Medicalの解剖学を進化させる医療ARアプリ、Project Esper

「当社の優れた3Dグラフィックスチームは常にモデルの精度を洗練し、超現実的なユーザーの使用に耐えうるよう準備をしている。製品の最終的な進化は、解剖学の教え方を完全に変革する」ウォルシュ氏は付け加えた。

3D4Medicalは6月、自社アプリComplete Anatomyでアップル・デザイン・アワードを受賞した。昨年末のリリース以来、82カ国でApp Storeの医療カテゴリチャートを突破したアプリだ。

アプリのバージョン2.0は、2016年5月にリリースされた。3Dテクノロジーとツールを活用した解剖学のさまざまなトピックに、元スタンフォード大学教授のレッスンを受けられる新たな講義コンテンツが追加された。

今後について

最終的にウォルシュ氏は、学生が対話形式で学べて、人体に関するあらゆる情報を得ることのできる拡張アトラス(図版集)とでも言うべきものを作り上げたいと考えている。臨床の現場からは、医師が病気や治療法について、より視覚的に説明ができるようになるとともに、患者にとって治療や薬を、より関連付けやすいものにしたいとも考えている。

Incredible augmented reality tool could prove a real life-saver

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