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ポケモンゴー、配信後の1ヶ月純利益2億ドル計上。だが、これから先細りも

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ポケモンゴー、純利益1億6千万ドル計上。しかし、既にピークに達し先細りに

米国カリフォルニア州サンフランシスコのソフトウェア企業Sensor Towerが、2016年8月、Pokémon GO配信後1か月の純利益はiOSとGoogle Playのどちらも合わせて、2億ドルを計上したと発表した。

Pokémon GOはこの年、世界で最もよく知られたゲームだと言えるかもしれない。ポップカルチャーやソーシャルメディアの間で広く普及している。たとえあなたがPokémon GOを好きだろうと嫌いだろうと、あるいはゲームにまったく疲れてしまっていたとしても、である。

ゲームリリースから間もない時、我々は、Pokémon GOが企業と人々との関わり方を変えたことについて報告した。以来、Pokémon GOと企業とのタイアップなど、ゲーム流行をきっかけとした新たなスタートアップが形成されてきた。そしてそれが一体どういった意味を持つのかについて、議論が渦巻いている…ポケモンという、小さくて厄介なモンスター達によって引き起こされた渦の中だ。

現在の状況

留意しておきたいのは、このゲームはまだ主要市場では利用されていないことだ。近頃では日本や香港、中南米、東南アジア、オセアニアなど、いくつかの地域でリリースされている。

PokemonGO、中南米上陸。オリンピック開催地ブラジルでも起動が可能に。

PokemonGO、オセアニア、東南アジアで正式にダウンロードが可能に!

pokemon goユーザーの推移と売り上げ出典:sensortower

だが、新作の爆発的人気はいつまでも続かない。Pokémon GOがリリースされてから一週間後には利用者数はピークに達し、以来先細りしている。

ダウンロード数も初日でピークに達し、オンラインの検索結果でもリリース時以来ゆっくりと減少している。

当然のことながら、より多くの地域でゲームがリリースされれば、ユーザー数を獲得するためには大きな後押しとなる。だが、良い傾向だとは言えないだろう。人々は広告と流行に乗ってゲームをダウンロードしているが、そのゲームとさほど長く付き合うことが無いことを示す。そうなってしまう原因としては、たくさんの異なる理由が浮かび上がるのだ。

数々の問題

ゲームの設計にたくさんの問題点がある。チャットやトレード、バトルなどのソーシャルな機能は、まだゲーム内に存在しないのだ…トレードについては計画書に報告されてはいるが。それに加えて、ゲームの追跡システムに大きなバグがあり、ポケモンがどこに居るのか距離感が不明瞭であることも挙げられる。そのバグに関して、位置情報サービスを提供するNiantic社(以下ナイアンティック)は、実際にゲームデザインが壊れた中核部分をレンダリング、足跡追跡システムを削除した。

ゲームの目玉は、人々が外に出て互いに関わり合い、ポケモンをゲットすることだった。追跡システムは、それを実現する手段だったのだ。追跡システムが削除された今できることといえば、やみくもに歩き回って、ランダムに出現するポケモンを待つことだけだ。一般にゲーム内で最も興味深い部分として認識されているハンティングと探索アスペクトは、今や消えている。この懸念に関するナイアンティックは「私達は、基礎となる設計を改善するために、「3ステップ」の表示を削除した。これらの機能は多くの方々に楽しまれてきたが、私達の製品の目標を満たしていない。私達は機能の向上に努めてまいるとともに、その都度お知らせする。」と述べている。

問題の余波

ユーザーは、これらの問題のいくつかを回避する方法を発見した。Pokevisionのような、別のアプリを活用することである。しかしナイアンティックは、のちにそれらのサービスを無効にしている。Pokevisionの開発者Yang Liu氏は、ナイアンティックとその最高経営責任者であるJohn Hanke氏に公開状を出した。Pokevisionを開発したのはひとえにPokémon GOが好きでサポートしたい気持ちがあったからこそであって、ゲームの設計を妨げる意図はなかったとの旨を嘆願している。

Pokémon GOの公式Facebookでの8月1日の記事または最近の投稿を見れば、ゲームの数々の問題に対するユーザーからの不満の声や、機能をまだ利用できない事への不平のコメントがちらほら見受けられる。

問題はまだここで終わらない。Pokémon Plus周辺機器が9月まで延期された。そして、iOSバージョンのPokémon GOではもはやバッテリー節電機能すら無い。この機能は再び戻ってくると表明されてはいるが。

明らかにゲームの意図するところではないにせよ、多くのプレイヤーがGPSスプーフィングとボットに頼ってチートなプレイをしている。ナイアンティックは、ある限られたグループの所業により、多くのプレイヤーをないがしろにしているような感じを受ける。

最近のアップデートで、ポケモンをゲットすることがより難しくなった。このことは携帯に触っている時間をさらに長くさせるだけでなく、ゲーム内で必要なアイテムにより多額の課金をさせる可能性がある。ゲーム内のタスクを進めていくための時間を増やすこの設計は、消費者に優しいとは言いがたい。

ナイアンティックは不満を持っているユーザーを承知し、機能の修正が進行中であると述べた。だが、ポケモンマニアの熱が多くの人々が予想したよりも早くピークを迎えたことを、感じ始めている。少なくともポケモンという人気作品とのタイアップが決まった時点では、ARへの興奮と関心は明らかに存在した。しかし実行にはまだ不足がある。

Pokémon GOは、強固な基本概念に基づいた素晴らしいアイデアだが、基本的なメカニクスが、ゲームの成功を押しとどめるのではないかと心配している。

Ending a Historic First Month, Pokémon GO Has Passed $200 Million in Worldwide Revenue

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