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Pixie、探し物の位置特定AR製品開発に1850万ドルを資金調達

2017/03/07
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Pixie、探し物の位置特定製品開発に1850万ドルを資金調達

Pixie Technology社(以下ピクシー)はBluetooth Low Energyで接続し、探し物の場所を特定してくれるアプリを製造販売する新興企業だが、この製品開発に1850万ドルの資金を集めることに成功した。この投資には、ベンチャーキャピタルのSpark Capitalをはじめ、Cedar Fundや OurCrowdの機関投資家、さらに多くの個人投資家が参加している。ピクシーは2011年カリフォルニア州ロスアルトスに設立。対象物追跡型「位置特定」装置の分野で操業している数ある新興企業の1つである。

商品価格は70ドル、iOSのみ対応

Pixie Points(ピクシーポイント)というタグの4個入りパックで、値段は70ドル。各タグを探したい物(スマホ、財布、鍵、猫など)に取り付けると、付属のモバイルARアプリ(iOSのみ対応)で後からそれがある場所を見つけることができる。

最新機器を搭載し、位置特定技術の制度を高める

位置特定機能だけでなく、ピクシーはAR技術もこのアプリに投入した。これは、スマホのボタンを押しビープ音を聞いて探し物の場所を確認するのではなく、スマホをその方向にかざせば、その画面に探し物があるおおよその場所が"X"マークで表示されるというものだ。これは散らかった部屋では特に有効といえる。くぐもったようなビープ音はクッションや衣類、その他もろもろの中からピンポイントでは聞き取りにくいだろう。

特に注目すべきは、ピクシーが利用して位置特定技術の精度を高め、その範囲を広げるためにメッシュネットワーキング技術を利用している点だ。これを使えば、ネットワーク上で対応しているすべての装置やデバイスでやり取りが可能になり、携帯電話などの中心ハブに頼る必要はなくなる。この技術を組み合わせにより、ピクシーは探し物の位置をより正確に特定するツールを開発できたのだ。

550万ドルの資金投入で機能性を拡張

今回の発表を行うまで、ピクシーは約550万ドルの資金調達した。今回の資金は、同社の製品の機能性を高めるために投じられるという。その機能の1つに、新しい家族共有モードがある。これは、家1軒全体で共有すれば、自分以外の家族の貴重品の位置を追跡できる機能だ。さらに、デジタルリーシュ機能が新たに加わった。これは、ユーザーがピクシーポイントの範囲から外れてしまうとユーザーに通知してくれる機能だ。率直に言うと、類似製品がすでに市場に出回っているので、これは目新しい機能ではない。たとえば、財布を持たずに外出してしまわないようにしたい場合、ピクシーポイントの範囲から出たとたんに教えてくれるというものだ。ピクシーポイントの範囲は約46メートルだが、これは環境によって若干変わる場合がある。

描く未来はメッシュネットワークを活用する

CEO兼共同創業者アミール・バッサン・エスケナージ氏は「今回の新たな資金により、私たちは消費者への提案力の拡大、拡張を同時に行いつつ、メッシュネットワークの力を活用した当社のパイオニア的位置特定プラットフォームの開発も進めることができます。周りのあらゆるものにデジタルIDをつけることができる世界が到来するのも、そう遠くないでしょう。ピクシーは、探し物やいつもの場所に物がないなどということがなくなるような未来を提供することを楽しみにしています。」と述べている。

プラットフォームをサードパーティに公開

ピクシーと類似した製品を製造販売している数多く企業が、近年ベンチャーキャピタルから資金提供を受けている。先月、サンマテオに本社を置くTile社が1800万ドルの資金を集め、Trackr社は去年10月に800万ドルの資金調達にこぎつけた。Tile社と同様、ピクサーも自社のプラットフォームを公開する計画で、それによりサードパーティデベロッパーはピクシーの高性能位置特定機能を埋め込んで自社のアプリや製品を製作できることになる。

引用元
Pixie raises $18.5M to help find your lost stuff through mesh networking and augmented reality

2016年11月5日追記関連記事

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