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Tangible Play社が開発した最先端の子供教育ARゲームアプリ、Osmo

2017/01/16
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アメリカに拠点を構える企業Tangible Play社が、某日iPad用に子供の知育のために開発された拡張現実(AR)アプリゲーム、Osmoを公開した。iPadを触るだけでは子供の教育になるとは言い難い。既に日本の一部の教育機関が注目しており、教育現場に導入しようという動きまで出ている本アプリであるが、拡張現実(AR)との連携によりどれほどの先進性を得ているのか。

小さな子ども、主に5~7歳ぐらいの子供を対象とした教育ゲームアプリで、主に7つのゲームで構成され、子供の創造力を育てることを目的としており、他にもいろいろなアプリがリリースされている。デザインも子供向けで可愛い形になっている。

子供の教育においてはポピュラーな遊びであるが、Osmoにおいては積み木遊びに、拡張現実を追加することで積み木遊びで得られるもの、「触る」「考える」「組み合わせる」といった要素にさらに情報を追加しさらに子供の創造力という部分を刺激して伸ばすことが可能だ。

子ども教育のための拡張現実(AR)ゲームアプリOsmo

  • キャラクターとのコミュニケーションを取ることができる『Monster』
  • ゲーム内のキャラクターを簡単なプログラミングで動かす『Coding』
  • 積み木ゲーム『Tangram』
  • アルファベットが書いてあるタイルを使って勉強する『Words』
  • 落下してくるボールを的に衝突させる『Newton』
  • 絵が苦手な子でも簡単にお絵かきができる『Masterpiece』
  • 数字のタイルを使っていろんな角度から計算を勉強する『Numbers』

の7つ。ユーザーが紙とペンなどを別途で用意する必要がある。iPadのインカメラ部分につける、iPad前方の空間を認識させるレッドリフレクターも必要だ。なお、「Newton」にはそのの機器は必要ない。

2017年1月16日 追記
iPadを専用の台に設置して、カメラにレッドリフレクターをはめ込み手元の部分が認識される。手元付近に指定の道具(ARマーカーや画像認識型ARコード)の画像を読み込み、iPad上に拡張して表示するのがOsmoの特徴だ。

子ども教育のための拡張現実(AR)ゲームアプリOsmo、キャラクターとコミュニケーションゲーム『Monster』

iPad内のキャラクターとコミュニケーションを取るゲーム。書いたさまざまなものをゲーム内のキャラに使わせたりしていろいろなやり取りができる。専用のお絵かき用のパッドなどが必要。

子ども教育のための拡張現実(AR)ゲームアプリOsmo、簡単なプログラミングゲーム『Coding』

ゲーム内のキャラクターをブロックなどを組み合わせた指示で動かしていくゲーム。簡単なプログラミングのようなもので、幼い頃からプログラミングの基本中の基本、いわゆる触りのような部分を学ぶことが可能となっている。プログラミングはコードを書くという作業だが、子供向けに上手く絵とブロックというわかりやすい要素のみで動かせる。

子ども教育のための拡張現実(AR)ゲームアプリOsmo、想像力を育てる『Tangram』

iPadと連動しておりiPadから掲示されてくる問題に沿って積み木を組み合わせていく。積み木は色分けされており、掲示されている形は色も沿って作らなくてはならない。従来の積み木というと、子供が自由に組み立てたり壊したりと本人の創造に任せる内容だった。この場合、小さい子供にその時点での創造力を養うというより求めるような形ともいえ、創造力を育てるという点ではイマイチ。Tangramは積み木に必要な情報を与え、さらに適切に「考えさせる」ことにより一歩先の知育が可能だ。

子ども教育のための拡張現実(AR)ゲームアプリOsmo、アルファベットを組合せる『Words』

iPadに掲示された動物や食べ物の画像を見て、アルファベットのタイルを組み合わせて答えていくクイズ。文字を使うというと勉強に近い物となりどうしても子供が飽きがちになるが、iPadと連動させ、画像や得点などの要素を加えることによって楽しく子供が遊べるような工夫がなされている。

子ども教育のための拡張現実(AR)ゲームアプリOsmo、道筋や誘導物を描く『Newton』

iPad上に赤い的が表示され、上から玉が落ちてくる。この玉を上手く的に当たるように誘導させる。誘導方法は現実世界で紙のうえに道筋や誘導物を書く。紙のうえに置いたものままでiPad上の画面に反映される。作中では恐竜のおもちゃを置いているが、これも大まか形ではあるがちゃんと反映されて障害物や誘導物として描かれる。

子ども教育のための拡張現実(AR)ゲームアプリOsmo、見本にして絵を描く『Masterpiece』

小さい頃はよく好きなキャラクターなどを見本にして色々なものを書くもの。このアプリならば簡単にiPadで撮影した画像をトレースしてお絵かきができる。複数の画像を組み合わせてトレースといったようなことも可能で、お絵かきを通して子供の想像力やアイディアを育てることができる。

子ども教育のための拡張現実(AR)ゲームアプリOsmo、発想力を鍛える『Numbers』

数字などが書かれたタイルを使い、さまざまな角度から計算をするゲーム。計算の答えにいたる道筋を、複数の角度から子供に考えさせることができる。例えば、3+3=6という計算があったとする。6という答えるにいたる道筋を、○+○=6や、○+○+1=6といった具合に答えではなく、式を子供に考えさせることにより、発想力などを鍛えることができる。

子ども教育のための拡張現実(AR)ゲームアプリOsmoの価格

Osmoで使用できるアプリと機器は販売されており、子供にあったタイプを選んで買うのが一番効果的である。それぞれKitによって付属ゲームや価格が変わる。この表ではゲームの番号を以下とする。

  1. Monster
  2. Cosing
  3. Tangram
  4. Words
  5. Newton
  6. Masterpiece
  7. Numbers

※、専用機器が付属。※2、機器が付属しているが、自分で用意しても問題ない。もちろん両方ともゲームが可能だ。

Kit $ 付属ゲーム
Wonder 145 2, 3, 4, 5, 6, 7
Genius 99 3, 4, 5, 6, 7
Starter 79 3, 4, 5, 6
Set $ 専用機器
Creative 49 1(※)5, 6(※2)
Coding 49 2(※)
Numbers 29 7(※)

価格表 Osmo
Buy Osmo at playosmo.com

子ども教育のための拡張現実(AR)ゲームアプリOsmoが示したAR

Osmoはまた別の側面を見せてくれたのは「既存のものをさらに先へ持っていく」という点。ゲームアプリ自体は昔からある。新しいものだけ見せるのが新技術ではない。次世代のスタンダードとなるには、既存のものも一緒に引き上げるだけの側面も持ち合わせているというのは、過去の先進技術、3D、インターネット通信、パソコン、それらが証明してきたという歴史がある。

子ども教育のための拡張現実(AR)ゲームアプリOsmo まとめ

3D技術により社会のさまざまな分野は発展を遂げたが、AR技術によりさらに大きな発展が望める可能性は十分にある。ただのAR技術の教育ゲームアプリではあるが、既存の技術に対して如何にAR技術を組み合わせたか考えるとより期待が膨らむ。近年のAR技術の発展はめざましいものがある。別の側面をさらに見せる日がくるのは近い。

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Osmo
Osmo – Award-Winning Educational Games System for iPad

2016年12月16日 追記
より幅広い経験と子供たちのビジネス感覚を養うことができる、Pizza Co.をリリースした。

Osmo ARゲームアプリ、子供達へピザ屋の経営を通して楽しくビジネス体験を提供

子ども教育のためのARゲームアプリOsmoを販売しているTangible Play(以下:タンジブル・プレイ)は2016年12月、大手企業8社から2400万ドルの資金調達に成功した。

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