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New York Lottery、Paymaxsと提携し、ARアプリGold Castleをリリース

2017/03/07
 2023

New York Lottery社、宝くじARアプリGold Castleをリリース

米国ニューヨークに拠点をおく宝くじ販売企業New York Lottery社(以下ロッテリー社)は、3Dゲーム開発企業のPaymaxs社(以下ペイマックス社)と提携し、8月初旬、従来のスクラッチカードに、新しいモバイルアプリを組み合わせた、ARアプリ「Gold Castle」をリリースした。ユーザーが、250,000ドルの賞金を得るための入札方法に、3Dコンポーネントを追加したのだ。

ニューヨークの宝くじは、新しいインスタントスクラッチくじを展開している。ユーザーがPokémon GOのようなARゲームに群がるように、くじにテクノロジーを組み込んだという。

ロッテリー社のディレクターのGardner Gurney氏(以下ガーニー氏)は、州の最新ニュースや技術を発信する情報局StateScoopに向けてこう語った。「今回の取り組みは、我々がこれまでやってきたこととは、全く違った試みである。」

プレイ方法

ARアプリでゲームをするためには、まだ実際のスクラッチカードが必要であるとガーニー氏は指摘した。ユーザーはまずARアプリをダウンロードし、スクラッチカードにあるバーコードを読み取ることで、ゲームにARコンポーネントを追加できる。

スクラッチカードの一番上の段にある当選番号を、削って確かめる。下にあるコインの絵を削って、該当する番号があるかどうかを探す。すべて済んだ後にバーコードを読み取ると、あなたの城とドラゴンが登場する。携帯電話をチケットの上にかざして、城の窓をタッチする。すると、さきほど削った抽選の結果が表示される。従来のスクラッチのやり方でも同じ結果が出るし、すべてあらかじめ計画・プログラムされていることではある。これは、抽選に勝ったか負けたか、現金に換えられるかどうかを明らかにするための新たな方法なのだ。

完成までの道のり

この5ドルのスクラッチカードは、州の12,000から13,000ほどの小売店で販売されている。ガーニー氏の言うところの追加方法の製作は、1年を超えていた。

ARを活用したスクラッチカードを製作するアイデアをアプローチしたのは、カリフォルニア州に拠点を置くモバイル3D宝くじゲームに特化した企業・ペイマックス社だった。

ガーニー氏は「そのアイデアについてもっと考えるようになり、より魅力的に思うようになった。最近では、誰もがスマートフォンを触っている。そんな彼らと、関わる方法があるのではないかと思えたのだ。宝くじ販売業界を成長させるために、既存のプレイヤーにばかり再三プレイしてもらうのは、我々の本意ではない。より多くの人にプレイしてもらうこと、そして多くの人に触れられること。なおかつ、その人々にとって何かしら得るものがあるようにしたいのだ。多くの人々が絶えずスマートフォンを使っている昨今、その人々と対話する方法を考え出したことが、我々の購買層拡大に繋がったのだ。」と述べている。

以前プレイヤーに当選番号を知らせるモバイルアプリを展開して以来、宝くじにARが導入されたことは「自然の流れ」と見ている。ガーニー氏はそう付け加えた。

昨秋、プロジェクトについて本気で考え初めた。そしてペイマックス社がロッテリー社のネットワークを管理する会社と契約できたとき、プロジェクトが前進するための明確な道筋が見えた。

アプリによる効果

ARゲームのデビューまでの間、ユーザーがゲームをプレイするための準備ができるように、小売商人にコードを送り始めたという。「Gold Castle」が正式にリリースされると、どのくらいの数の人々がアプリを使っているのかデータを追跡し始めた。そして、従来通り単にスクラッチカードだけを売り場で販売していた場合と比べてみた。

「結果は、予想を上回るほどだった。我々の見たところでは、毎日平均8,500人ほどがスマートフォンを通じて宝くじを楽しんでいる。当たりくじが出た時に従来通り小売に来ている人々の数13,500人ほどと比較すると、我々の試みは目標を達成したと言える。これまでとは違う方法で人々と関わる試みの成功は、結果を見ると明らかである。」とガーニー氏は述べている。

今後について

多くの人々がゲームをプレイし、ゲームによる効果がより実感できるようになるにしたがって、ARのどのような要素がスクラッチカードに持久力を持たせているのか、興味をそそられるようになった。

「我々は、売上曲線の尾がもう少し伸びないかどうか、動向を見ている。我々の売り上げは、おそらくほんの少し減るだろうが、売り上げの伸び自体は長くなるだろう。それは従来とは異なった購買層との繋がりがあるからであり、このようにARアプリとのコラボをしているのは市場で我々のみだからでもある。顧客はスマートフォンを使うことが好きなので、他の5ドルのスクラッチカードではなく、この先も我々のカードを選ぶことだろう。とはいえ、宝くじがGold Castleに準ずるゲームあるいはまったく新しいゲームをリリースしてARを拡大するかどうかについては、伝えるにはあまりにも時期尚早である。ロッテリー社は、ARに代わる別のタイプのテクノロジーを採用するかもしれない。」ガーニー氏はそう言及した。

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