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meta、ARの背後にある神経科学やデザインについて

2017/03/07
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人間の脳はすばらしいコンピュータマシンだ。実際、この世でもっとも複雑な機械である。コンピュータサイエンスの歴史で遂げられた多くの偉業は、脳の構造と生理機能により生まれたものだ。神経のネットワークはそれを示す多くの例の一つにすぎない。コンピュータとコンピュータネットワークはますます強化された人の脳のようになっている(たとえば、IBM Watsonと一般的な認識コンピューティングがそれにあたる)。コンピュータと脳の関係性の近さは、並行でない二本の線のそれに似ている。また、拡張現実(AR)はこの二本の線の収束を加速するためのすばらしい潜在的プラットフォームであるが、その方向が実は重要でなのである(さらに直線でない)。

ARのインターフェースは過去のどのインターフェースとも異なる。従来のコンピュータ、タブレット、そしてスマートフォンはフラットなインターフェースで、私たちのデジタル世界や生活のなかのプラットフォームとして機能している。そのようなデバイスは、私たちの広範な物理的環境において切り離されたオブジェクトだ。私たちはそれらを使うか使わないかを(また、その使い方、その種類も含め)選択することができる。

これは、ARではまったくもって当てはならない。

ARでは、コンピュータを装着すると、コンピュータが3Dの空間情報を表示する。この情報を直接扱うチャンスが与えられれば、私たちがインターフェースとなる。私たちはオペレーティングシステム(OS)である。これは、ユーザーインターフェースにおける絶対的な革命であり、脳内の基本的相互作用の法則と、脳がどのように3次元空間での感覚と運動の能力をサポートしているのかについて深く理解していることが要求される。このようなインターフェースデザインと神経科学を大胆に融合させることが今必要なのだ。そして、それはARが約束するものを現実のものにするため、そして認識力と性能を高めるために必要なのである。同様に重要なのは、神経科学の原則の中にインターフェースデザインを埋め込むことが、自然な体験を作り出し、現実であれ感覚的なものであれ、私たちの五感を取り巻くデジタルインターフェースを使うことで起こりうるリスクを最小限に抑えるために重要である。

metaのニューロインターフェース・デザインの原則は、ARインターフェースにおける知覚、動作、感情、そして社会的相互作用が最適になるよう保証するため、適切な神経科学のコンセプトに重点を置く予定である。

神経科学者とARデザインを作成するデザイナー、そしてデベロッパとの間で共通の言語で会話を始めるきっかけとなり、私たちが全員より効率的に仕事ができるようになることを希望している。

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引用元
The Science Behind Augmented Reality: How Neuroscience Informs AR Design

2016年10月20日追記
ARヘッドセット開発企業meta所属の、神経科学者が、脳が空間をどのように理解し、解釈し、環境と情報のやり取りを行うかについて明らかにしている。開発者やデザイナーに、ニューロインターフェースの原則の価値を理解し、この科学をすぐに実行可能なデザインに変換する、強固で一般的な根拠を提供する内容になっている。

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2016年12月26日追記
ARヘッドセット開発企業Meta社は2016年12月21日、ARヘッドセットMeta 2開発者向けキットが出荷したと同社のTwitterにて報じた。

ARヘッドセットMeta 2開発者向けキット、出荷開始!

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