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ARアプリで3D表示される絵本『Storybooks』で、子ども達に道徳的な物語を伝える

2017/01/28
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拡張現実(AR)は、2016年にリリースされたゲームアプリ、ポケモンGOで脚光を浴びました。今、他の企業が、技術を自社製品に組み込む方法を探しています。

英国に設立したスタートアップ企業のマードルス社は、子どもたちと繋がりを持つための手段として、ARを採用。ステッカーや、最近では書籍にも導入しました。同社は、ロンドンで開催されたトイ・フェアのイベントで、5冊の絵本を発表。特別に設計された拡張現実(AR)アプリを使用すると、絵が動き出します。

マードルス社ディレクターのジェームズ・マーデン氏によると、絵本は、各6.99ポンド(約1,009円)。絵本の内容を、スマートフォンやタブレット端末上で相互作用する3Dの環境に変換して、子ども達に道徳的な物語を伝えます。

絵本に拡張現実(AR)を活用して、親子で一緒に楽しめる道徳的な物語を伝える

11歳の息子を持つマーデン氏は、ロンドンの地区ケンジントンで開催したイベントで、英国の最新ニュースを配信しているミラー社に向けて語りました。「私達はARを使用して、就寝前の絵本の読み聞かせに、21世紀の新しいひねりを加えています。子ども達を静かにするために、すぐにタブレット端末を与えてしまうのは簡単です。しかしこの方法を使えば、親子で一緒に楽しめます。」

専用のARアプリを読み込んだ後、スマートフォンやタブレット端末で、絵本の各ページをスキャン。すると、陸の牛や海の魚などのイラストが、3Dで表現されます。端末の画面上で、木や岩、柵の門をタップしてみると、絵本の中に広がる世界と触れ合うこともできます。ARアプリにも、マードルス社のStorybooks(以下『ストーリーブックス』)にも、詳細の登録は不要です。アプリ内購入も全くありません。

子ども達の成長にしたがって、より深い関わり方を提供できる

共同創設者のシャロン・ワイオネス氏は、次のように述べました。「私達の『ストーリーブックス』はすべて、韻を踏んで書かれています。韻は、子どもの発話能力の発達と、言語の理解を促進することが知られているためです。親はまず、子ども達にただ楽しい物語を読み聞かせることから始めます。子ども達が成長するにつれて、より深い関わりを持つことも可能です。共同創設者のジェームズと私自身も親として、この絵本が、従来の絵本の読み聞かせにモバイル機器を持ち込むための言い訳ではないことが重要でした。親が心地良いと感じれば、私達の新しい絵本の読み聞かせ方法を、生活に取り入れるでしょう。」

マードルス社はすでに、『4Dカラーリングブック』と呼ばれるステッカーに、ARを活用していました。絵本では、同様のARを取り入れた技術を使って、子どもが描いた絵をバーチャルに表示しようとしています。ARを生かしたマードルス社の『ストーリーブックス』は、英国で6月に発売される予定です。

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