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Magic Leap社、色覚の異常をサポートするARヘッドセットの特許を出願

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最新の科学やテクノロジーを紹介するWEBメディア『Inverse』は、2017年1月19日木曜日(現地時間)にMRデバイス開発企業Magic Leap(以下マジックリープ)が色覚の異常をサポートするための特許を出願したと公表した。

この特許は、色覚異常の問題を診断しサポートするために使用可能な、拡張現実(AR)デバイスである。

テクノロジーによる色覚異常のサポートは新たな分野だ。EnChroma社(以下エンクローマ)の眼鏡は、赤緑色覚異常を持っている人が装着した場合、色の認証機能で目の前のレンズが緑色と赤色の区別をサポートしてくれる。しかし青黄色覚異常など他の種類の色覚異常を持つ人が使用しても、健常者の色を見ることはできない。マジックリープは、ARヘッドセットを使用することでそのギャップを埋めようとしている。

色覚の異常錐体細胞の異常によって引き起こされる

色覚異常は、色を区別する役割を担う錐体細胞の異常によって引き起こされる。光の波長を特定の色として区別できず、すべてほぼ同じ色として光の波長を認識してしまう。いわば、多くのペンキの塗料を混ぜ合わせて、毎回茶色にするようなものだ。眼の錐体細胞が、光の特定の色に同じことをしてしまっている。エンクローマの眼鏡は、光の赤と緑の波長間をより多く区別できるので、それらが目の錐体細胞に到達すると色が分離され、混合されない。

マジックリープの特許は独自センサーを搭載し目の診断をしてARで調整する

マジックリープの特許において現段階で分かることは、このエンクローマの素晴らしいアイデアを次のレベルにまで引き上げていることだ。人が見ることのできない色を、独自のセンサーを搭載することで、デバイスが把握できるようになっている。デバイスが光の波長を増幅し、フィルターを適用しているため色が重ならない。近視や遠視ならびに乱視などの他の目の状態を診断し、AR装置でそれらを調整するための特許も掲載している。さらに、これらの異なる視覚設定を、すべて手動で調整できるユーザーメニューが表示される。

このデバイスが完成間近か、機能するのか、それはまだ不明だ。ヘッドセットのために多額の資金調達したにもかかわらず、投資家にベータ版さえもリリースしておらず、そして最近のARデモ映像は偽物だった。

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米国特許商標庁
United States Patent Application: 0170017083

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