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肝臓の病が進行する様子を観察できる、医療系ARアプリのデモムービー

2017/01/14
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拡張現実(AR)技術を活用して、内臓の観察ができる拡張現実(AR)アプリがある。ARマーカーを使用し写真を端末で映し出すことによって、そのマーカー上に内臓の3Dモデルを表示させる。肝硬変にもつながる肝繊維症の進行について、モデルで確認することができる。

ARマーカーは付加情報を表示する位置を指定するための標識のことで、決まったパターンの画像のこと。ARマーカーはその画像の写った部分に重ねて指定された情報を表示できる。この肝臓の病が進行する医療系アプリでは紙に印刷されているマーカーを読み込み、スマートフォン上の画面に肝臓病が進行している様子を拡張させることができる。

肝臓の病が進行する様子を観察できる、医療系拡張現実(AR)アプリ

タブレット端末と、臓器の写真を用意する。アプリを起動して写真を写すとすぐに、写真の中心部に、肝臓の3Dモデルが出現した。

肝臓の病が進行する様子を観察できる、医療系拡張現実(AR)アプリの肝臓の3Dモデル

画面左上には、AR LIVERの文字、現れたのは、健康な肝臓のモデルだ。画面右側にある、臓器の健康を表す度合は、Stage0からStage4までに分かれている。

  • Stage0  健康
  • Stage1~3 繊維症
  • Stage4 肝硬変

ステージが進むにつれて病状が進行していく。進行につれて、臓器の様子が変化していくことが、一目見て分かるようになっている。

肝臓の病が進行する様子を観察できる、医療系拡張現実(AR)アプリのAR技術

ARアプリには広く活用されている、マーカー型ARが活用されている。特定の図形を認識して、情報を表示させるというものだ。この場合は、データを付加した写真がARマーカーである。アプリで映し出すことで、3Dモデルを呼び出している。

肝臓の病が進行する様子を観察できる、医療系ARアプリの操作と機能

臓器は色々な視点から確認することも可能だ。画面左側にある選択肢を組み合わせることによって、様々な角度から、肝臓の具合を見ることができる。

  • 3Dモデルの拡大・縮小
  • 3Dモデルを180°回転
  • 血管系のみを表示
  • 各部位の名称の表示・非表示の選択

モデルの拡大を選択すると、内部の繊維が表示された。モデルを回転させることで裏側からも観察できているのが分かる。血管系のみを表示させると、それまでは見えにくかった血管の構造が、ピンポイントで確認できた。臓器の観察に集中したい場合は名称を一時的に非表示にすることで、隅々まで見られる。

モデルの拡大・縮小などを選択した場合でも、病状の進行は変わらず確認できる。そのため、特定の患部を観察したい場合には非常に有効だ。

肝臓の病が進行する様子を観察できる、医療系ARアプリ まとめ

近年では、医療の現場でもARが活用される場面が増えてきたという。広く知られるものとしてはARスマートグラスなども、医療系に特化したものが見られる。ARはゲーム業界だけのものではない。実際的な医療技術に対応する時代が、もう間近に来ているのだ。

このアプリは、医学を専門的に勉強する学生だけではなく、誰でも気軽に使用できるのが特長だと言える。ARは、医療の知識を持たない人に、新たな学びと安心をもたらすものとなるだろう。

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