GET AR

世界を変えるARニュースメディア

プライバシーを侵害する拡張現実(AR)デバイスパッチをトルコの大学教授らが開発

2017/01/13
 2219

トルコにあるKoç University(コーチ大学)の大学教授がウェラブルヘッドマウントデバイスを利用した、相手のSNS情報やプライバシーが観れるARパッチを公開した。デバイスをつけている人が相手の顔を読み込むとソーシャルメディアから収集した情報が表示されるという、恐ろしいARパッチである。

プライバシーを侵害する拡張現実(AR)デバイスパッチ

拡張現実(AR)デバイスパッチを頭部に装着

女性がリボンカチュームにパッチを取り付けている。セットし終わると普段着のように見え、あまりパッチが目立っていないのがわかる。男性はハットだ。ハットの先端にパッチを取り付けて自然と身につけているため、変な感じはない。帽子はその人に似合ったもの、ニット帽、ハット、何でも問題ない。

拡張現実(AR)デバイスパッチを装着しながらデートをする

ヘッドマウントはアクセサリータイプのデバイスで、特定の人物の情報を取得できる。

アクセサリータイプのデバイス、特定の人物の情報を取得

デバイスカメラで女性の顔を写すと、女性の胸元にアイコンが表示される。右からハートマーク、Tom、Peter、Johnの写真。ハートの近くにいるTomに思いを寄せているようだ。また彼女のボディを見ると、机の下にはSerap Rengiz May 23, 1989 Designer at Design-usと彼女の名前と誕生日、西暦、職場と職業、写真のソーシャルメディアから収集した情報が目に見えるように表示される。完全なプライべート情報だ。

拡張現実(AR)デバイスパッチを装着しながらパーティをする

彼女をデバイスで読み込むと床にスケジュールが表示されるJuly, 14にワシントンへ出張、May, 15 Jakuziとコンサート彼女の情報が丸見えだ。要は他人の情報を知りたいのであれば、その人の前に立つことで相手の情報が見える、ということだ。デバイスをつけている人のみならずその周りにいる人も彼女の情報を読み取れることができる。1つあれば、みんなで見放題というわけだ。

まとめ

人の顔と体を見るだけでおそろしいことに、プライバシーが丸見えだ。今やソーシャルネットワークは顔出しが当たり前のようになっている。このパッチのもっとも恐ろしいことは、顔を読み込むという点だ。読み込ませない方法は2つ。

  1. パッチを購入しない
  2. SNSへ顔写真をアップロードしない

どちらにせよ、このパッチはプライバシー侵害になる可能性は十分にある。相手の顔を認識するのではなく、自分自身を認識して表示すれば、ビジネスや交流会などに「私はこういう者です」といったことに利用できるのではないかと感じた。

関連記事
米大学研究者、拡張現実(AR)における現実世界のリスクの情報を公開

koc
Head Mounted Wearables Project Group | Use Your Head!

ARニュース