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【ITpro EXPO】IoT Japan 2016、PTCのARプラットフォームVuforia Studio Enterpriseを体験レポート

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【ITpro EXPO】IoT Japan 2016、PTCのブースの写真

日経BP(Business Publications)社は2016年10月19日〜10月21日まで、東京ビッグサイトにてITソリューションの総合展示会「ITpro EXPO 2016」が開幕された。ビッグサイト内の東4、5、6ホールと会議棟を使用し、様々な企業が製品を展示するイベントだ

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東4ホール、受付所や入場口から一番近い場所にあった、PTC社のAR開発ツール「Vuforia Studio Enterprise」で開発した『チャイルドシート』『人工心臓』『エンジン』の3つの技術を展示していたので、体験してきた。

Vuforiaは米国大手ソフトウェア会社のPTCが買収したQualcommのARプラットフォーム

Vuforiaは米国大手ソフトウェア会社のPTCが2015年11月に、Qualcomm Connected Experiencesから買収したARプラットフォーム。これまで、Vuforia Studio Enterpriseのベータカスタマーである、米国の建設機械及び鉱業機械などにおける、世界最大の製造会社、キャタピラー社によるデモンストレーション動画を公開している。Vuforia Studio Enterpriseは、3D CADのデータを取り込んで、簡単にAR用コンテンツを作成できる。マーカーに対してどのような位置・寸法でモデルを表示するかは柔軟に設定が可能に。製品全体だけでなく特定の部品を拡大して表示することも可能だ。

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Vuforia Studio Enterpriseは様々な用途に使用可能

一般的にAR表示すると、ブレることが大きな課題となっていたが、ARプラットフォームVuforia Studio Enterpriseで開発したAR表示は、全くと言っていいほどブレがない。またコードなしで実装できるため、初心者でも実装できる。

Vuforia Studio Enterpriseで開発した、車エンジンの温度状況や、オイル残量、水温センサーなどをAR表示

未来の話をしよう。あなたは車が動かず困っている。ボンネットを開けて、車のエンジンを見る。だが、どこが不具合か、どの部品が障害を起こしているか検討もつかない。そんな時、Vuforia Studio EnterpriseのARアプリでスマート端末をエンジンをかざしAR表示してみよう。温度状況や、オイル残量、水温センサー他部品が表示される。将来は車修理会社の人を呼ばず、スマート端末一つで車エンジンの修理が可能になる。

Vuforia Studio Enterpriseで開発した、オイル残量、ガソリン残量、水温センサーや車エンジンの部品取り外し手順をAR表示

車エンジンの部品の外し方は車好きか、車関連の企業に勤めている人しかわからない。一般人は検討も付かないはず。そこでVuforia Studio EnterpriseのARアプリを起動し、エンジンにスマート端末をかざすと、エンジンの部品の取り外し手順が3DでAR表示される。わからなければ、修理会社の人を呼ばず、電話でスマート端末の画面を共有し、遠隔でサポートも可能だ。

企業研修や工場見学に来た小学生に、説明するときにも使用できる。

Vuforia Studio Enterpriseで開発した、ベビーカーの機能別組み立て手順をAR表示

熊のぬいぐるみとチャイルドシートの写真

接続が悪く、元から展示してあった映像を撮影したもの。担当者が申し訳なさそうにしていた。

最近は多機能なベビーカーが多い。シェルモード、セカンドベビーカー、ベビーシート、キャリー&ラックなど様々な用途がある。購入した当初はどこの部位をどう折り曲げれば、どんな機能のベビーカーになるかわからない。Vuforia Studio Enterpriseを使用すれば、ベビーカーを機能別に、説明書なしで組み立てることが可能だ。

赤ちゃんがシートへ座れば温度表示なども反応する。手順は左下の再生ボタンと巻き戻しボタンなどがあり、わからなければ何度も再生できることもポイントだ。

東京大学人工心臓研究開発チームとVuforiaが提携し、人工心臓をAR表示

真ん中、人工心臓と右Vuforiaのマーカー、左に映像

東京大学人工心臓研究開発チームは、TAHを中心として総合的な研究と開発を行っている。血液ポンプ、駆動機構、人工弁、カニューレ・カフ、医用材料、埋込センサー、生体計測技術、制御アルゴリズム、経皮電力伝送、経皮情報伝送、バッテリー、IT監視システム、数値流体解析、循環生理や病態生理の研究など多岐に渡る。

Vuforiaと東京大学人工心臓研究開発チームはコラボレーションして、人工心臓のAR表示に成功させた。病院で、たくさんの患者は、多くの不安を抱えている。骨折やもっと重症な病に直面している患者たちは大人、子供関係なく不安がある。手術する際は、事前にどこをどのような処置をし、どのような効果があるか、わからない。そんな時、外科医はスマート端末を使って、治療する部位がどのような変化で、どんなことをすると治療できるかをAR表示して患者に掲示が可能。人工心臓のみならず、様々な応用が効き、こういった気遣いが患者の不安を和らげる。

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東京大学人工心臓研究開発
人工心臓 - 生体機能制御学

出展企業
PTCジャパン

出展企業ARプラットフォーム
Vuforia

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國士舘大学体育大学武道学科卒→商社→セブ留学→独学でWebを勉強→GET AR管理人。ARの可能性に興味をもち、AR大好きな人。語彙はないが、情熱はある人。

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