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自動車メーカーヒュンダイがAR技術によるマニュアルを所有者に紹介

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技術媒体企業であるVoxMediaが運営する技術媒体関連の会社のTheVergeがyoutubeに面白い動画を挙げていた。韓国の有名自動車メーカーであるヒュンダイが開発した自社の自動車のAR技術によるマニュアルの紹介をしていたのだ。

韓国国内では最大の自動車メーカーであるヒュンダイであるが、日本では様々な問題があってか2010年には撤退したためかあまり馴染みがあるとは言い難いメーカーであろう。しかし、今回の動画では、車の直接的な性能以外の部分からアプローチをかけてきており非常に興味深い。こういうアプローチの仕方というのは日本であっても受けるのではないだろうか?

HANDS ON HYUNDAI VIRTUAL GUIDE

エンジン部をスマートフォンごしに見れば各部分に何があるかがわかる

まずはエンジン部からだ。スマートフォンごしにエンジン部を見ると、素人ではわかりにくいエアフィルターの位置もちゃんとわかる。

自動車内部

続いて自動車内部。こちらもスマートフォンを通して各パーツを見ると、それがなんなのかがすぐにわかる。

スピードメーターをスマートフォンごしに見てみるとメーターの詳細がわかる

スピードメーターもこの通り、簡単なタッチ操作で各部分の名称や詳細がわかる。余談になるかもしれないが、筆者も未だにスピードメーターの各部に関してわからない部分が多い。なのでこういったことができるというのは非常に有り難い。

名称をクリックすれば、それらの詳細などが動画などでよくわかる仕組み

こちらも名称をタッチすれば、その各部分の詳細な説明、さらには実際に使うとどうなるかという動画までも見ることが可能となっている。

AR技術を駆使してマニュアルを作ることの意義とは?

料理屋で、よく知らない料理があったときにその料理を注文する前に店員を呼んで店員に料理の内容や詳細を聞いてから注文する、皆さんはこんな経験はないだろうか?最近のラーメン屋さんなどは、あらかじめどういう料理か記載している場合もあるが。しかし記載していても完全にはわからず結局聞いてしまう事も多いと思う。つまり、使う物、食べる物に対して知らない情報、知りたい情報を知る際にどんな方法が一番早いのか?という話なのだ。人に聞くのは手間がかかり、あらかじめ書いてあるのは情報量が少ない、付属のマニュアル本を読むのは知りたい情報を引き出すのに時間がかかる、その点、今回の動画のような方式のマニュアルだと

  • もっとも普及していると言っても過言ではない生活ツールのスマートフォンですぐ見れる(スマートフォンは多くの人間が大体肌身離さず持っているだろう)
  • 簡単な操作でわかりやすく理解することができる(動画なども見れるのでマニュアル本などより詳しく知れる)
  • 自動車側に何かする必要が無い(操作して確かめる必要が無い)
  • マニュアル本などをいちいち車の中に置いておくことも無くなる

と、非常に効率良く合理的なのだ。この動画で紹介されている事は、そうしたことへの最適解と言っても過言ではないだろう。

まとめ

今回の動画であるが、別にヒュンダイ独自の技術というわけでもないだろうし他の車にも応用は利くだろう。身も蓋も無いことを言ってしまえば、いちいち今回の動画のようにスマートフォンを使ってみたりAR技術を駆使したりせずとも、あらかじめ覚えておけば問題ない。しかし、自分の関わる全てのことを完全に覚えておけというは残念ながら難しいものだ。ましてや、あまり車に興味がなく生活上で必要だから使っていてそれ以上の意味はないという人々(筆者もそうである)にとってはいざという時のマニュアルという物は無くてはならないものだ。今回の技術自体はそこまで驚くほどのことではなかっただろうが、非常に便利なものであった。はたしてこの技術、どの程度の早さで我々の生活に、我々の乗用車に普及するのであろうか。目が離せない。

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