GET AR

世界を変えるARニュースメディア

世界初のデスクトップ用ホログラフィックディスプレイHoloVect、目標資金調達額の4.5万ドルを超える

2017/01/21
 24318

Kickstarterにて2016年10月21日現在、既に45,000ドルの目標資金調達額を達成しているプロジェクトがある。世界初のデスクトップ用ホログラフィックディスプレイ、Holovect Mk IIだ。それは、何もない現実空間に緑色のレーザー光で3D図形を描き出す空間投影式のディスプレイで、羽のようにオブジェクトを生成した図を作ることができるプロジェクト。

デスクトップ用ホログラフィックディスプレイHoloVect

デスクトップ用ホログラフィックディスプレイHoloVectは、容積測定のベクター画像が修正された空間に投影されたもの

ホロベクトの画像はホログラムではない。容積測定のベクター画像が修正された空間(空間の中の投影)に投影されたものだ。この違いは、ホログラムがフィルムまたはガラスプレートに干渉パターンを記録したものであり、オブジェクトに関する3次元情報を含むという事実によるものだ(語源のギリシャ語の「ホロ」とは全体あるいは完全なという意味であり、「グラム」とは記録を意味する)。しかし、ホロベクト画像に3次元情報が含まれるようになり、空中に自由に浮かぶオブジェクトであることから、それらがほとんどホログラフであることは間違いない。実際に3Dで投影されている。

デスクトップ用ホログラフィックディスプレイHoloVectの、ミラージュ(蜃気楼)テクノロジー

原則はシンプル。光が2つの異なる媒体の間を移動するとき、ある程度オブジェクトの素材の「屈折率(RI)」しだいで3つの異なる効果、屈折、反射、および/または拡散が生まれる。ミラージュ(蜃気楼)テクノロジーがその例だが、一部の空気のRIが周囲と異なる場合に生じるものだが、光線が屈折して予想外の方向に反射する。このような現象は、気温や気圧が他の地域で異なる場合に発生する。

ホロベクトの技術を使い、箱型の空間内の空気を制御して、特定の範囲内でRIを精密に修正しレーザービームを屈折、反射させる方法を開発した。この修正により表面で反射する入射光の割合として、および変質された空気とされていない空気間の境界線での屈折特質として定義される「アルベド」は高くなる。したがって、レーザーの照準と変質した気柱の位置を同時に制御することにより、コンピュータは光の体積の1ピクセルあるいは1ボクセル(立体を3次元の格子点上の小さな立方体の集合で表す際の最小単位。2次元でのピクセルに相当)を3次元空間における任意の位置に配置することができる。

デスクトップ用ホログラフィックディスプレイHoloVectは、連続してベクターを追加し、ホログラフィックベクターオブジェクトを生成

次に、レーザービームをオンにしたままポイントAからポイントBに照準を向けると、線が1本引かれるがそれが3Dベクターである。さらに、連続して多くのベクターを追加することで、ホログラフィックベクターオブジェクトが生成できる。Holovect Mk IIは私たちが「ドローボックス」と呼ぶ12cm x 12cm x 12cmの立方体内に1秒で50回完全なイメージを描くことが出来る。このボックスの外では、物は散らばり、予測不可能で、かつ一般的には使い物にならない。

デスクトップ用ホログラフィックディスプレイHoloVectの、「ベクト」オブジェクトはホロベクトのために開発されたデータ構造

立体座標のリストで、空間に頭から尻尾までのシークエンスで描写される線となり、ベクトクラスオブジェクトにコンパイルされる。ファイルは単純で、様々なオンラインツールやスプレッドシート、あるいは鉛筆や方眼紙を使って簡単に作成が可能に。ロードされたら、ベクトは3つの軸で開店でき、立方体のキャンバス内で動かすことが出来る。これらのオブジェクトはコントロールノブや、回転や移動などのプリセット機能を使って操作したり、ユーザーのアプリケーション内で使える。

デスクトップ用ホログラフィックディスプレイHoloVectの、3Dプリンティングのプリビジュアライザーと用途

Holovect Mk IIは3Dプリントする前にSTLフォーマットでCADモデルをビジュアル化するために使用できる。これは次の2つの方法で実行できる。

  1. STLファイルをインポートしてベクトフォーマットに転換。
  2. 直接ビジュアル化。

選んだビジュアライズ方法によっては、STLファイルを転換すると、立体的ワイヤフレームプロジェクションになる。ここではSTLを直接ビジュアライズすると、モデルが潜在的製造エラーを点検し印刷する前に中空部品の内部構造を修正するのに理想的な層にスライスされる。この立体的プリビジュアライズ機能は時間を節約し、長期の印刷プロセスを始める前に素材を印刷することでデザインおよび製造効率を向上させる。

他の用途としては、3DスキャナまたはCTスキャンで取り込んだ3Dデータのビジュアライズがある。商業用としては、拡張現実(AR)広告やブランディングも含まれるだろう。

Kickstarter
Holovect: Holographic Vector Display

2017年1月8日追記
最終的なKickstarterでの資金調達額は240人に支援され、合計70742米ドル集めている。

2017年1月21日追記
米国コロラド州ロングモントにある企業、エイコニア・ホログラフィクスはホログラフィーを使って、拡張現実(AR)スマートグラスに透過的表示の実現を目指している。

Akonia、ホログラフィ技術を使用して接眼レンズに透過した拡張現実(AR)を作成

ARニュース
, ,