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サンノゼ国際空港がGoogleのAR技術Tangoを活用。3Dマップで空港内を快適な空間に

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シリコンバレー行きの便を提供する空港として、サンノゼ国際空港は、プロジェクトのトライアルや新技術を実装する際のリーダーシップを取ることに誇りを持っている。

最新のプロジェクトは、Googleの新たなAR技術「Tango」の技術プラットフォームを、Googleチームと共に空港内でテストするというものだ。Google Tangoは、2016年9月に発売のデバイスLenovo Phab 2 Pro にて初めてお披露目される。

空港のためにプロジェクトをリードしてきた、サンノゼ国際空港のマーケティング担当者Jonathan Vaden(以下ヴァーデン氏)は、職員たちに「Tangoは、デバイスにGPSまたは他の外部信号を必要とせずに自分の現在地を把握できる、コンピュータビジョンを使用している。これは、センチメートル単位で正確に範囲を表すことができる位置情報ARモバイルアプリケーションの可能性を示している。ARに対しての大きなシフトチェンジに弾みをつけるだろうと説明している。」と説明した。

アメリカのソフトウェア企業Aisle411が開発したカスタムARアプリのテストは、空港の従業員の監督下で実施された。GoogleのプロジェクトTangoチームと、安全が確保されたサンノゼ国際空港ターミナルBのエリアにおけるアプリ開発者との共創によって、パートナーシップが提携された。

AR案内路探索

AR案内路探索、サンノゼ国際空港

今夏のはじめ、ブリティッシュ・エアウェイズもプロジェクトに加わった。サンノゼとロンドンのヒースローとの間を繋ぐ直行便の立ち上げ時の、イテレーション(ソフトウェア開発中に、反復しながら行われる開発サイクル)におけるデモがきっかけとなった。

ユーザーは、案内路探索のためにアプリを活用できる。AR技術で表示されたデジタル看板で、目的地別の出発ゲートを確認できるのだ。また、ロケーションと出発までの時間に基づいた、小売店や飲食店の情報も得ることができる。

3Dデジタル看板

3Dデジタル看板、Google Tang使用

AR技術の活用で、アプリユーザーには、売店等の周囲に3Dモデルが「漂う」ように見える。例えば、サンノゼ国際空港にあるShark’s Cageというレストランの周囲には、3Dモデルのサメが泳ぐのが見える。それだけでなく、ロンドン行きの出発ゲートの周辺には、やはり3Dモデルのブリティッシュ・エアウェイズ航空機が見える。

アプリの効果

空港内でARを活用することのいくつかの利点を、ヴァーデン氏は説明している。「乗客は、自分のデバイスで経路探索ができる。技術の正確な性質が、シンプルで比類のないサービスを提供可能にするのだ。この技術の成果は、顧客サービスレベルの向上だけではない。近くにあるお店や、もしかすると見逃していたかもしれない乗客の興味をひくレストランの発見を支援することで、売店の売上高をも増加させる。我々は、このような両方の機会を提供できると確信している。例えば、彼らは出発までの残り時間を基に、売店やレストランを検索できる。するとアプリが、決定した場所まですぐに案内してくれる」

インタビュー

「我々は、次の月、次の年とより多くのデバイスが続いていくことを信じている。そして、必ず増えていくであろうAR機能を活用できるデバイスをポケットに持っている乗客のために、我々はARコンテンツを提供するリーダーになりたいと考えている。Google Tangoがその波の先駆けとなると信じているのだが、ARがユビキタスになれば、世界中の空港にその能力が活用されて多くの新しい創造的な方法が示される。差別化要因のキーは、ARがもはや単なる真新しさや目を見張るための存在ではないこと。誰かのポケットに収まる電話以外のものが必要になるということだ。ARを、開発者が利用できる資源のもう一つのツールと見て、我々がまだ考えていないような方法で乗客を楽しませるようになることを期待している。シリコンバレーの空港として、いち早く我々に期待している乗客の多くにとって、管理をリードすることが我々の責務であると感じている」とヴァーデン氏は話している。

今後について

サンノゼ国際空港は現在、コンセッションパートナーと共にテストに取り組んでいる。どのようにすればAR経路探索を改善し、そして売店の売上拡大に繋げていけるのか。これは、これから起こる大きなトレンドの第一歩に思える。AR技術は今後も、空港ターミナルにおいて重要な役割を果たすだろう。

San Jose Airport and google team up to explore potential of augmented reality technology

ARニュース Google Tango 産業
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ライティング修行中。様々な可能性を秘めたARとの関わり方を考えています。ARの発展と共に、この社会がより良くなっていく事を期待しています。

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