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【WSJDライブカンファレンス】AIを利用したFacebookのARアートアプリ

2017/03/08
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フェイスブックAIを利用したARアートアプリ

Facebook社はこの度、人工知能(以下:AI)を利用してライブ映像をアートのように変化させる実験的アプリをお披露目した。2016年10月24日~26日にかけて開催された、ウォールストリートジャーナル主催のWSJDライブカンファレンスにて25日、Facebook社チーフプロダクトオフィサーのクリス・コックス氏(以下コックス氏)がARアプリのデモを行った。これはソーシャルネットワークがどのようにARに投資しているかの例だとコックス氏は述べている。

リアルタイムで動画を有名アート風に加工

このアプリはカメラを利用して、リアルタイムの風景を有名なアート風に変化させる。その技術を「スタイル転換」と読んでいる。Prisma(以下プリズマ)というアプリに似ているが、すでに撮った写真や動画にエフェクトをかけるのではなく、ライブ動画にリアルタイムでエフェクトをかけているところが大きく違う。

「スタイル転換でモネやレンブラントのような芸術家のスタイルをどんな画像にもかけることができる」とコックス氏は語った。今回デモでは「星降る夜」というエフェクトだけが使われたが、他にもジョージア・オキーフなどの画家のスタイルがあるという。

スマホのCPUでも即時処理できる技術が魅力

その背景には、新しいタイプのAI技術、回旋状神経ネットワークと呼ばれるものがあり、簡単に言えば「カッコイイ視覚コンピューター」だとコックス氏は言う。プリズマのようなアプリは絵画的な画像を作り上げるために同様のAI技術を使っているが、リアルタイムで画像や動画を加工することはできない。

「すでに技術として知られているものが、スマホで処理できるほど速度がどんどん上がり、フレーム落ちしたり、カクカクしたり、ぼやけたりするようなことがないほど待ち時間も短くなっているところがとても面白いんです」とコックス氏は述べた。

SNSの会社だからこそ、スマホのカメラに着目した

このアプリはさらにソーシャルネットワークのARに対する努力や、ARへの導入としてスマホのカメラ機能をどう捉えているかといった面が見られる。

Facebook社はVRに莫大な投資をしているが、ARに対する野望はそこまで明確になっていないが、同社の最高経営責任者のザッカーバーグ氏は以前、社内でARアプリの開発に取り組んでいることを明かした。今年の初めに開催されたFacebookのF8カンファレンスではARスマートグラスのコンセプトを公開している。

コックス氏は「これは現時点ではプロトタイプで、弊社のサービスにはまだリンクしていない。しかし、この分野は弊社が大きく投資している分野であり、カメラがARアプリの走りとなりやすい状況となっている。」とも語った。

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引用元
Facebook's experimental app uses AI to turn live video into fine art

AR技術・テクノロジー
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