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Google GlassとKinectで、脳神経系の病気を早期発見する最新医療AR、VR

2016/09/24
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子供2人がGoogle Glassを付けて向き合っている写真

ロシアの科学者らは、神経変性疾患や多発性硬化症、パーキンソン病を数分で見つけるかもしれない道具としてGoogle Glassを採用し、病気の早期発見システムを開発した。このシステムは、ロシアにあるTomsk Polytechnic University(トムスク工業大学)とSiberian State Medical University(シベリア州立医科大学)によって、ARスマートグラスやセンサーコントローラ、モバイルプラットホームをもとに開発。開発者は、すでにGoogle GlasssやKinectセンサーシステム(ジェスチャーや音声認証で操作可能なデバイス)などを使用。それを装着すると、VR世界があたり一面にみえる。動作センサーは、20種類の人間の姿勢の変化を検知する。

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VR実験結果

何も異常のない人は、安定した姿勢ですぐにVRに馴染むのだが、何らかの異常のある人は、バランスを保てない。「私たちは現在のデバイスを統合し、データ分析の数理モデル開発に取り組んでいる。さらに人体模型も作成し実験したところ、Kinectモニターに20個の重要なポイントを発見した。診断で20個もの異常箇所が見つかった」トムスク工業大学科学者David Khachaturyan(デイビッド氏)は述べている。このシステムは既に、ボランティア50人でテストされている。

「実験では、VRがどのように人間に影響するかテストした。かかる時間はおよそ10分間。健康な人とあらかじめ医者に発見された病気を持つ人に実験を行った」トムスク工業大学Ivan Tolmachov(以下:アイヴァン氏)は話している。「さらに私たちは、バーチャル環境がどのように違う病気を持つ人に反応するかを発見。実例では、パーキンソン病の人々に手の震えをもたらし、中枢神経においては、よりはっきりと反応を示した」アイヴァン氏はこう述べている。

技術開発による早期発見の期待

パーキンソン病や多発性硬化症、アルツハイマーは進行が遅く、遺伝もしくは後天性の神経系の病気である。これらの病気の共通点は、いずれも進行性で神経細胞が消失していった後、様々な神経疾患を引き起こす神経変性であり、初期の段階で問題が起きるという点だ。科学者によると、パーキンソン病において、細胞の死滅は、30代の頃から始まるが、病気の症状が発覚するのは、50代がほとんどのようだ。したがって、世界中の科学者は、効果的で手頃に神経系の病気を早期発見する方法を調査している。

「機能低下を感じる人は、約80パーセントもの関連細胞を失っているだろう。でもその時には、回復する手段はない。だからこそ、患者を救える段階で、病気の早期発見をすることは非常に重要である」アイヴァン氏は語っている。

引用元
Augmented reality used to detect brain disorders early

ARスマートグラス Google Glass VR 医療
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英語圏留学後、今はフランスの大学受験生。ARについての知識を深めるとともに、どんどんレベルアップしていきたいです。