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漫画(コミック)にAR技術を導入するとどうなるか。

2017/01/14
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AR技術を使用した漫画本の動画が挙げられている。漫画本自体は簡素で平凡な物であり見るべき所は無いが、AR技術の基本的な技術等を使用する事で単なる漫画本では収まりきらない「可能性」という物を掲示してくれた。

動画では、一見するとただの簡素で平凡な漫画本が携帯端末を通して「拡張される」様が映し出されている。主な効果としては

  • 物体の3Dモデルが見れるようになる(この3Dモデルは動かす事も可能で、漫画内で起きた事も再現が出来る)
  • イラストが直接変化、もしくは動いたり変化する。
  • 説明しづらい部分等を補完(動画のような物を流す)

しかし動画を見る限りでは、正直な所、AR技術の部分に関しても基本的技術を使っているだけであり、肝心の漫画自体が簡素で平凡であり、この動画を見るだけだといまいちな感じが否めない。

漫画(コミック)にAR技術を導入する

漫画(コミック)に拡張現実(AR)技術を導入すると、どんな影響をもたらすか

動画自体が特別凄いとかそういう物ではない。しかし「可能性」を示したという点では大きな意義があると思われる。即ち、

  • 説明がしづらい部分をより分りやすく説明できる
  • いざ書いてみると読者に対して魅力を理解してもらいづらい場面を理解してもらう
  • わざわざ書かなくて良いような部分を書かずに簡略化出来る。

大きくこれらの部分で可能性を見てとれる事が出来た。

漫画(コミック)に拡張現実(AR)技術を導入した場合の課題もある

課題・不安な点も多々ある。今回の動画で、漫画にAR技術を使用するとどうなるのか?という「可能性」を掲示したに過ぎない。技術を巷で売り出されている漫画に対して使用するのは未知数といっていい。

映像表現の世界、特にアニメや漫画において作者の才能や能力の違いは非常に重要である。2Dや手書きがあまりにも凄すぎて3Dモデルでは歯が立たない、もしくは未だに3Dでは表現し切れないレベルにまで達している漫画家やアニメーターまでいる。そういう人々の作品においては、今回の動画で掲示された3つの可能性が必要無いという事も多いだろう。ただ前の項で書いたような事をやったとしても、作品によっては昔よくあった「飛び出す絵本」や「観る漫画」と言ったちょっとした変化球レベルにしかならない。AR技術を漫画本に本格的に生かすというのであれば、AR技術でないと出来ないレベルで導入しない事にはまだまだ普通に手書きやパソコンで緻密に書いた方がいいとなってしまう。

漫画(コミック)にAR技術を導入する まとめ

今回はあまり肯定的には書かなかったのだが、今回の動画には可能性を感じてはいる。というのも漫画を読んでいると、前述で指摘した部分とは逆に、手書きや2Dで表現しづらい、書くのが難しい部分というのも確かに存在するのだ。

海外では日本とは基本的に漫画や映像作品の制作体制が異なると言われている。日本では生かすのはまだまだ先の事になるかもしれないが、海外では果たしてどうなるかというのも気になるところだ。クリエイターの才能を全面に押し出してクリエイター頼みの日本と、クリエイターのみにこだわらず分業で作っていく海外とで違う場面も多い。

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