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重機メーカーCATがHoloLensで開発しているデモを公開

2017/01/14
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2016年3月31日に開催されたMicrosoft Build Eventで、着用することでARの技術を体感できるHoloLensという製品が発表された。このイベントでは、アメリカはイリノイ州に本拠地を置く建機・重機メーカーのCaterpiller.Inc(通称CAT)と共同で発表されている。HoloLensを通して、実際のCATの重機が目の前にあるかのように、体感することができる。

HoloLensを使用してマーカーを読み取り紙の上から拡張現実(AR)表示へ

まず男性が、CATの重機が映っているカタログの表紙を、タブレット端末に映す。すると、実際の重機が手のひらの上に乗るほどのサイズとなって、表紙の上に映し出された。カタログを動かしてみると、その動きに連動して重機が回転する。このようにして、実際は巨大な重機を、360度どこからでも観察できるのだ。端末を表紙に近づければ、重機の細部を見ることさえできる。実に手軽に実物の特徴を把握することができる、優れ物だ。

次に、重機が映し出されている端末の画面に、男性がメモを書き入れる。すると、書き込んだ内容が先ほどの重機の上に表示された。重要と思われる情報を、新たにプラスすることもできるのだ。

HoloLensを使用して、立体が、現実の空間へ

ここで女性が登場し、HoloLensを装着する。そして先ほど画面上でメモを書き込んだものと同じ表紙を、HoloLensを通して見た後、女性が重機に向かってハンドジェスチャーで人差し指を向けた。すると重機が一度宙に浮いたかと思うと、実際のサイズにまで拡大され、大きな音を立てて床に降り立った。HoloLensのレンズを通してみることで、重機の実際のスケールも体感することができる。

実は、まだこれだけではない。女性が変形するよう声をかけると、音声認識をしたHoloLensが重機を動かし始めた。実際にどのような動きをするのかという事まで確認できるという訳だ。

まとめ

特に重機のような大型の機材を扱うCATのような企業では、実際の製品を消費者に紹介することが、容易ではないだろう。しかしARを活用することで、より詳細に製品の特徴をアピールすることが可能になる。それは新たな顧客の獲得にも繋がる可能性を意味している。それだけでなく、ARという技術自体も十分に関心をひくものであり、また新たなアイデアや展開が生まれるかもしれないという期待をも抱かせる。人々と社会との繋がりをより活性化させるARの技術に、今後も注目していきたい。

CAT
Caterpillar | A Whole New Reality

HoloLens 重機

ライティング修行中。様々な可能性を秘めたARとの関わり方を考えています。ARの発展と共に、この社会がより良くなっていく事を期待しています。

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