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人工知能とARアプリで、生き物のように動くロボット『bots_alive』

2017/02/02
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近頃は、さまざまなロボットのおもちゃが続々と発売しています。近い将来の子どもたちに、「本来おもちゃは、意思を持っているかのように常に動き回るものではない」と伝えても、信じてもらえないかもしれません。

新発売の『bots_alive』(以下『ボッツ_アライブ』)は、すでに発売されている「ヘクスバグ・スパイダー」というロボットのおもちゃに、人工知能拡張現実(AR)機能を追加しました。いまや、『ボッツ_アライブ』はおもちゃ箱から飛び出し、資金調達のためのキックスターターに進出しています。

人工知能とARアプリで、生きているかのように動き出すロボット『bots_alive』

虫を模したロボットのおもちゃ「ヘクスバグ」に人工知能を搭載した『ボッツ_アライブ』は、専用のARアプリをインストールしたスマートフォンに接続した赤外線ケーブルが送る命令で、まるで生きているかのように動作します。通常の「ヘクスバグ」の上部に突き刺した転写紙をARアプリとスマートフォンが認識、ロボットの追跡システムを実現しました。

過去の間違いを学習、次の行動をみずから考え出す人工知能を搭載

「へクスバグ」は比較的安価で、虫を模したロボットです。通常の「ヘクスバグ・スパイダー」は遠隔操作で動きますが、人工知能を搭載した『ボッツ_アライブ』は、まるで生きて動いているかのように設計。彼らの脳にあたる人工知能には、MITメディアラボで開発された技術を活用しています。過去の間違いを学習して、次に何をするべきかを立ち止まって考える時間を持つロボットを生み出すためには明確な目標を設定し、より自然な動きになるように組み込もうと努力しました。

CEOブラッド・ノックス氏「より生き物らしいロボットを、世界の愛好家の手元に届けたい」

『ボッツ_アライブ』キットは、遠隔操作で可動するおもちゃから、まるで自主的に動き出す生き物のようなおもちゃへと変化しました。『ボッツ_アライブ』創設者でありCEOのブラッド・ノックス氏は、次のように述べました。「私達のビジョンは、実際に生きているかのような、有機的な人工知能の生き物を開発することです。私達の最先端技術を手ごろなキットとして販売することで、より生き物らしいロボットを世界のロボット愛好家の手元に届けられることに、興奮しています。」

ARアプリが、ロボットの思考を司る

人工知能を搭載していない通常の「へクスバグ」に新たな賢さをもたらすため、遠隔操作で受け取る赤外線入力を、『ボッツ_アライブ』キットにはインプット。代わりに命令は、スマートフォンに接続された赤外線ケーブルを介して送られて、ARアプリがすべての思考を司ります。『ボッツ_アライブ』は、ARアプリをインストールしたスマートフォンのカメラで映すだけで動き出すので、難しい設定やコントローラーは一切必要なく、誰でもすぐに楽しむことができるのが特徴です。基本的にはまだ遠隔操作で動作するものの、結果的に自らが動きをコントロールできる人工知能を置き換えたロボットが誕生しました。

人工知能は、ロボットが認識した周囲の環境に基づいて、行動を決定。赤外線ケーブルを通じて、世界を見ています。また、「ヘクスバグ・スパイダー」の上部に突き刺した転写紙が、ロボットを認識して追跡システムを実現。ユーザーが「ヘクスバグ」の周囲に配置して遊ぶことができる、『ボッツ_アライブ』キットに含まれている転写紙が貼られたおもちゃのパーツ「ビジョン・ブロック」にも、同じことが言えます。ロボットは、青いブロックには近づき、赤いブロックは避けるように認識するため、ブロックを迷路やバリケードのように配置して「へクスバグ」の進路を助けたり妨げたりしながら、その動きを楽しめます。

それぞれのキットは、2台のロボットを同時に動かすことが可能。2台をレースで競わせたり、同じ問題をそれぞれが違う方法で解決する様子を見ることもできます。結論として、開発者は「ロボットが時間とともに彼ら自身の個性を磨いていく」と言いました。

目標資金を達成すれば、2017年9月には出荷を予定

キックスターターのキャンペーンは、2017年1月25日(米国現地時間)より、『ボッツ_アライブ』に資金提供を求めています。デカール、赤外線ケーブル、AndroidもしくはiOSアプリ、赤4つと青1つの計5つの「ビジョン・ブロック」がセットになった基本キットの出資金は、35米ドル(約4,019円)から開始。「ヘクスバグ・スパイダー」をまだ持っていない人のために、1台ついたコンプリートキットと基本キットが、60米ドル(約6,890円)。「ビジョン・ブロック」の追加は、15米ドル(約1,722円)。

キャンペーンは1万5000米ドル(約172万円)から開始して、目標資金を調達完了すれば、2017年9月に商品を出荷予定です。

Kickstarter
bots_alive | robots that play and find their way

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