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ARヘッドセットとスマートグラス、ヘルメットなどのモバイルテクノロジーの第三の波

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モバイルテクノロジーは二つの異なる発展段階を経験した。我々は今第三の局面に突入している。第一に、BlackberryやPalmによって示されたように、スマートフォンは本質的に二重の目的を持ったコミュニケーションデバイスであった。すなわちステロイド携帯電話である。「crackberry」を当時あんなにも中毒性にしたもの(そして単一の目的しか持たない携帯電話の死を告げたもの)は、QWERTYフルキーボードとrock solidメールのBlackberryメールとの合体だった。瞬く間に、接続されたままでいることが流行し、ハイテクの世界(仕事生活)は永久に変化した。メール/テクストツールとしては非常に効率的でありながら、BlackberryやPalmは両者ともこれらのためのより大きな画像の可能性を見ることはできなかった。両方ともウェブアクセスとグラフィック性能を提供してはいたが、それは非常に初歩的で満足できないものだった。UIはアイコン駆動メニューシステムを循環させるための、矢印キーもしくはミニトラックボタンを使うという初期的なものだった。しかし、たとえこれらのデバイスがどんなに基礎的なものであったとしても、当時はこれらが最先端のものであると考えられていたということを覚えておくのは重要だ。iPhoneの登場はモバイル競争世界への影響力あるシフトであり、我々が現在体験している第二の波への先導役を務めた。

iPhone登場の持つ意味

iPhone7が4つある写真

滑らかな黒いバーのデザイン、高解像度タッチスクリーン、鮮やかなカラーパレット及び完全なウェブを備えたiPhoneの登場は、まるで恐竜に対する彗星のように、BlackberryやPalmにとって激変的なものであった。単なるコミュニケーションデバイス以上に、iPhoneは本質的に、フルサイズのコンピュータでできることと同じことを、バーチャルにやることのできる小さなコンピュータであった。その後間もなくの最初のAndroidデバイスのリリースと、両OS用の完全なアプリケーションストアの性能によって、モバイルデバイスとアプリケーションは現在のテクノブームの火付け役となる。

ポケモンGOリリースに始まる第三の波AR

PokemonGOロゴと背景の画像

ポケモンGOのリリースによって、モビリティの第三の波が始まった。すなわちARである。ARのコンセプトは何年間も存在してきたが、この非常に成功したゲームによって顧客の意識の中心に位置するようになった。

ARは、人々が実際の世界で見るものにデジタルな情報を覆いかぶせるというものなので、VRとは異なる。後者は現実世界を完全に隠すものである。AR革命の重要な構成要素は、スマートフォンから、今まで一般市民の間で幅広く受け入れられてこなかったGoogle GlassやApple Watchのような他の装着型のデバイスへの移行にある(「ポケモンGO」は既にマイクロソフトのHoloLensで実演されており、vuzixのARスマートグラスとナイアンティックは任天堂と共に自社独自のウェアラブルを製作している)。

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大手企業が関心を示す

ベンチャーキャピタルやアップル、グーグル、サムスン、フェイスブック及びスナップチャットという巨大企業がARへの熱狂を共有しており、マジック・リープのようなARとVR両方のハードウェア/ソフトウェアのスタートアップ企業に、急速に投資ドルが流れ込んでいる。AR/VRテクノロジーマーケットのファイナンシャル助言機関であるDigi-Capitalによると、過去12カ月間だけで20億ドルという額だ。現在の業界予測によれば、ARはハードウェア、ソフトウェア及びサービスを含めて、2020年には900億ドルの市場に成長するだろう。

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ARの持つ可能性

リーディングテクノロジービジネスの分析機関であるABIリサーチ(以下ABI)は、次の5年間で企業でのAR利用は爆発的に増えると予測し、2021年までにARスマートグラスの発送は2700万台に達すると見込んでいる。「ポケモンGO」や他のゲームが現在公衆の注目を浴びているのに対し、実際の売上金は商用アプリケーションから来るだろう。ABIは、重要なARの商用アプリケーションはリモートアシスタンスになると主張している。

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ARヘッドセット

ARヘッドセットmeta2を装着している男性の写真

ARを使うことによって、ヘッドセットを装着している技術者は、自分が見ているものを見て適切にアシストする専門家から遠隔で助けを得ることができる。内蔵カメラ、マイクロホン及びスピーカーを使って、ARヘッドセットはワーカーと遠くにいる専門家が一緒に働くのをもっと簡単にしてくれるだろう。さらに、遠くにいる専門家はARユーザーをアシストするために、ユーザーの視界の中で指摘し、絵を描くことができるかもしれない。

現在業界アプリケーションのために使われているARヘッドセットは、標準的な消費者にとって公共の場で身に付けるにはあまりにも「変わっていてゾっとする」。しかし需要があればイノベーションは進み、AR技術がかさばるOculus Riftタイプのヘッドセットとは違う、従来のファッショングラスのようなものに移行するのもそれほど遠い未来ではないと言える。一般的なマーケットの消費者にとって最初の魅力的な利用ケースは、ナビゲーション/旅行関係のアプリケーションだろう。従うべきバーチャルな点の線を描き、ユーザーの周りにある面白そうなエリアを強調し、バーチャルガイドとしてユーザーを特定のエリアでナビゲートすることによって、ARグラスはユーザーに方向を示すことができるかもしれない。

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オートバイARスマートヘルメットスタートアップ企業

Skully

Skullyオートバイスマートヘルメット

オートバイのヘルメットにフォーカスしているARスタートアップ企業であるSkullyは先週公然と大失敗したが、この分野への投資をやめていない。特にスタートアップ企業にとって、「ハードウェアはハードである」けれども、それをマスターする企業は900億ドル市場の大きな部分を手に入れる。

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LiveMap

Skully社が活動休したにもかかわらず、ロシア企業のLiveMapはオートバイ用ARスマートヘルメットの開発を続けている。資金調達額は300万ドルに達し、市場規模がうかがえるのがわかる。

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まとめ

利用ケースに関係なく、ポケモンGOがピカチュウを捕まえることよりもはるかに重要で意義のあるものにおいて先を行っていることは明白である。決して皮肉ではなく、実際にナイアンティックがARの可能性を秘めたもので標準的な消費者を訓練したことに成功したときに、ポケモンユーザーは「トレイナー」と呼ばれた。このマーケットが発展し拡大することは現在では疑いのないことであり、どのように発展していくかは魅力的な旅になる。

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転載元
Augmented Reality – The Third Wave of Mobility

AR技術・テクノロジー