GET AR

世界を変えるARニュースメディア

2024年のAR市場は様々な分野で拡大する予測!産業や小売業界などで高まる需要

2017/05/06
 7378

拡張現実(AR)市場の規模は、2015年の時点では約6億米ドル以上(約600億円)でした。今後は、産業や小売業界など様々な分野にARアプリやARデバイスの需要範囲が拡大すると予測。

AR技術は、大きな成長の可能性を秘めた初期段階にあり、業界の成長に貢献して多額の投資を集めていると、米国市場調査会社の「Grand View Research(グランドビューリサーチ)」が公表しています。

AR市場は様々な分野で拡大

ARスマートコンタクトレンズ

コンタクトレンズ

AR市場の中には、危険な光放射を自動的に除去できるARスマートコンタクトレンズが含まれます。ARスマートコンタクトレンズは、目に付けることでレンズに映像を投影することが可能。内部は小型ディスプレイ、アンテナ、カメラとモーションセンサーで構成されています。

2016年に、Samsung(サムスン)が韓国でこれらのレンズのために特許を申請、画像表示の実装ができました。さらに、グーグルは継続的に血糖値を監視することで糖尿病を発見するのに役立つ、グルコース感知コンタクトレンズを開発しています。

ハードウェア(HMD)業界

ARソフトウェア部門は、2014年に95%以上の収益シェアで市場を独占しました。ハードウェア部門は2024年までに約90%のCAGRで大幅な成長を見込むと予測。ARシステムには、プロセッサー、およびディスプレイが含まれます。

最先端技術を搭載したHMD(ヘッドマウントディスプレイ)の開発など、ハードウェアの革新はハードウェア機器の将来にわたり、実質的な成長の見通しを誘導することが期待できます。

より高度な機能を備えたAR HMDの開発に取り組んでいる企業は、2024年にAR市場を支配するでしょう。

自動車業界

スマホの画面上に車

AR市場の自動車アプリ分野では、業界全体でARを採用することにより、2016年〜2024年まで75%近くのCAGRで成長すると予想。自動車企業のポルシェは、広告キャンペーンにARを運用しています。

ARアプリを応用して現実空間に端末をかざすと、スマート端末の画面上に3Dで投影された車がARで閲覧でき、デバイスを仮想自動車に近づけると車内のハンドルや座席などの装飾を観ることができます。

ARが世に浸透し始めると、購入したい車を見にいくために実店舗へ来店する必要がなくなり、自宅や広いスペースが取れる場所でバーチャル自動車をじっくりと観察して見ることが可能です。さらに、ショッピング機能を搭載すれば、その場でユーザーは容易に購買ができるようになるでしょう。

AR市場の産業業界

機械と男性

産業業界のAR市場は、2015年の収益シェアの約20%を占め、2016年から2024年にかけて70%近くのCAGRで穏やかな成長が見込まれています。

複雑な機械、メンテナンス、組立などの情報をARで表示することで、作業初心者でも簡単に理解でき、実装ができます。修理や修繕箇所がわからない場合は、スマートグラスを使って熟練技術者と情報を交換。ハンズフリーで業務を遂行することで、度々専門技術者を修理場所へ派遣せずに遠隔で作業の支援ができます。スマートグラスのカメラ機能を用いた新人トレーニングや、熟練作業者からの指導をすることで、社員の育成にも役に立つでしょう。

産業業界はすでにスマートグラスを使った遠隔支援が主流となっており、企業間に利益をもたらしています。物流業や製造業などの産業におけるAR市場は、2017年に変曲点に突き当たって前年比400%以上の成長をすると、ABIリサーチが予測。

AR市場の小売業界

3Dマネキンと洋服

ARは小売業者と顧客との間の相互作用(インタラクション)を向上させ、技術ソリューションを多数提供しています。ファッションブランドのGAPは、顧客がオンラインで商品を試着できるようにする、バーチャル試着室「DressingRoom」をリリース予定です。店舗に出向かなくとも試着が可能になることで、足の不自由な方や地方在住の人へアプローチができます。

ファッション分野におけるオンラインショッピングの一番の短所は、フィッティングができないところです。洋服の寸法が自分の体型と一致せずに購入すると、せっかく買った衣服を着用せずクローゼットの中に放置する羽目に。購入した服は古着屋で売るか、友人知人や家族へあげるか、掃除用具に使うなど様々な使い方はありますが、もったいないの一言に尽きます。

自宅でARを活用して試着することができるようになると、洋服の「サイズが合わない」ことが解消。さらに、店舗へ出向かなくてもウェブストアで購入ができるようになります。

PCの画面に指輪をしている人

ダイアモンドの加工等を行うデビアス社は、顧客がジュエリーの試着をデバイス画面上で確認できるARツールを開発しました。顧客にジュエリーを身につけている姿を画面上で表示して想像させることで、購入の促進につながるでしょう。

スマートグラス分野

スマートグラスと収納ボックス

AR市場のスマートグラスは、産業と企業の需要増加に関して著しい成長を目の当たりにすると期待。2016年から2024年の間にかけてのCAGRは約70%に成長します。より小型化、改良されたバッテリー寿命、優れた視界の進歩は、スマートグラス分野の需要をより増加させます。

世界最大規模を誇るSNS「フェイスブック」のCEOマーク・ザッカーバーグ氏は、「将来は全員ARスマートグラスを装着して生活するだろう」と、コメント。ARは消費者の日常生活に欠かせないものとなるでしょう。

AR市場の主軸となる企業

AR市場の主軸となる企業には、

  1. Total Immersion(トータルイマージョン)
  2. マジックリープ
  3. ソニー
  4. アップル
  5. Blippar(ブリッパー)
  6. Wikitude(ウィキチュード)
  7. PTC(ピーティーシー)
  8. マイクロソフト
  9. グーグル
  10. InfinityAR(インフェニティエーアール)
  11. DAQRI(ダクリ)
  12. ODG(オーディージー)

が含まれます。市場参加企業が事業の立ち上げて投資で顧客基盤を拡大しようと、業界は製品の展示会や新製品の発売で特徴づけられます。

業界の動向、予測、分析を網羅した500,000以上の市場調査をレポートしているインド企業の「ReportsnReports(レポートアンドレポート)」によると、ARゲームや産業などのIoTを用いたAR市場は、2027年に7兆ドル(700兆円)を超えると予想。さらに同社は2024年のAR市場は、11兆円と発表しています。

NASDAQ グローバル・マーケット・インサイトの新しい調査報告書では、2024年のAR市場は1650億ドルを超越すると公表しました。

ARニュース
,