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Harvey Milkを紹介するARプロジェクト、カリフォルニア州ロングビーチの公園にて

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ポケモンGOの出現で拡張現実(AR)がメジャーなものとなる前から、Bryan Amburgey(以下、アンバーギー氏)はARでなにかと実験をしていた。カリフォルニア州ロングビーチの道で、ARを使ったユニークな試みはできないだろうかと。彼はすでに5年前からARで色々と遊び始めており、携帯電話上にポップアップで出てくる宣伝広告を作ってみたり、さらにそれを拡張させて、既存の物理的なものにデジタル画像をレイヤーのように重ねてみたりしていた。

ロングビーチにあるハーベイ・ミルク・パークに拡張現実(AR)技術を使った作品を展示

2016年12月の中頃、アンバーギー氏は自身のAR作品をロングビーチにある公園、Harvey Milk Park(ハーベイ・ミルク・パーク)に持ってきた。これはロングビーチ市の活性化プロジェクトの一環で、ナイト・シティーズ・チャレンジというコンテストで見事30万ドルを獲得した。ナイト・シティーズ・チャレンジとは、街の活性化を目指し、未来的で新しいアイディアを募集しているコンテストだ。

公園の名前の由来となったハーベイ・ミルク氏の情報を拡張現実(AR)技術で表示

ハーベイ・ミルク・パークは、1970年代に同性愛者であることを明らかにしてから政治家となったミルク氏にちなんで名付けられている。このAR作品では、LGBTQのアイコンであるミルク氏の様々な写真や彼の人生についての情報が、各ステーションがトリガーとなり、スマホをかざすことで見れる。

アンバーギー氏の拡張現実(AR)技術で作品がロングビーチ活性化プロジェクトの核となっている

この活性化プロジェクトとAR作品はロングビーチ市が主体となっているが、核となる機能はアンバーギー氏の試行錯誤の賜物だ。同じくロングビーチにあるAcres of Books(エイカーズ・オフ・ブックス)という書店の一部の壁に展示された作品も含まれている。18ヶ月にも及んだナイト・シティーズ・チャレンジの共同制作プロジェクトは、地域愛の強い地元住民や観光客に向けて、独自の教育的体験を提供できるという証明になるかもしれない。

地域に人を集め、更なる発展を啓蒙する拡張現実(AR)技術を使ったプロジェクト

Citymartとのコラボにより主催されたこのプロジェクトは、人々を新しい場所に集め、経済都市開発への取り組み、公共の場に人や企業を集める重要性を強調するのが目的だった。

拡張現実(AR)技術を使ったシステムで街の良さを再認識させるのが目的

アンバーギー氏は現在、太陽光発電系の企業でプロジェクトマネージャーをしているが、以前はフルタイムのビデオ編集者として働いていた。「これは人々に地域を身近に感じさせる一つの方法だ。私は市に小道具を渡しているようだ。この市はいつも技術に関して先進的である」アンバーギー氏はいつかこの機能が街中、様々な場所に設置され、市の歴史や美しさを目立たせることができる日を思い描いている。

訪問者が自分たちの足跡を残す拡張現実(AR)技術を使った表示機能も

アンバーギー氏はさらにインタラクティブな要素として、訪問者が公園で撮った自分たちの写真をデジタル的に壁に貼り付け、自分たちが来た証を視覚的に残すような機能についても話していた。これは場との繋がりの方法としては、とても新しいものとなる。

街が積極的に拡張現実(AR)技術を使うことで観光事業も含めた活性化に繋がる

ARは現在、初期の段階ではあるが、すでにWikitude(ウィキチュード)やYelp Monocle(イェルプ・モノクル)といった拡張現実(AR)アプリで観光関係に使用されている。市が積極的に参加することにより、技術的にも一歩先へ進むことができる。

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Long Beach Post
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