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ARゲームやAR体験できるおもちゃが子供たちに与える3つのこと

2017/04/29
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拡張現実(AR)は2017年に世の中を席巻すると予想されている技術の一つです。

1月5日から8日にかけて、毎年1月にラスベガスにて開催される「CES 2017」は世界最大規模のテクノロジー産業展示イベント。ARや仮想現実(VR)技術が今回の目玉と予想されています。本イベントでARが花形技術と言われる前に、すでに先見の明を持って開発に取り組んでいた技術者たちもいました。それはゲーム・おもちゃ分野の技術者です。

AR技術を使ったゲームを活用?

米国玩具産業協会はAR技術が、2016年のおもちゃにおけるトップトレンドだと発表。2017年も同様になると推測できます。

しかし現状は、子供たちがスクリーンの前で過ごす時間が増えていることが問題に。TVやパソコン、タブレットやスマホばかりを見て、外へ出て体を動かす機会が減っています。

ですが、AR技術を使ったゲームを活用すれば、その問題を解決できるかもしれません。

ARゲームやAR体験できるおもちゃが子供たちに与える3つのこと

3DでAR体験することで、より多くのことが学習できる

子供用アプリ開発者であり、AR/VRの愛好家でもあるCatherine Allen(アレン氏)は、「ドラマ、ダンス、芸術、彫刻などにARがもたらす可能性を考えてみてください。有名な俳優たちがシェイクスピアの劇を演じる様子を、子供たちがリビングで見ることができるかもしれません。ヘンリー・ムーアの有名な彫刻作品を庭で見ることも。AR体験をすることで、より多くのことが学習でき子供たちの記憶に残りやすいです」と、コメント。

iPadとiPhoneの中に写っている像

同氏は、撮った写真をアプリ上で自分好みのデザインや模様にして、キャラクターの外見を変化させて楽しむ「Elmer’s Photo Patchwork(エルマーのフォトパッチワーク)」や、世界各国の様々な地域について学ぶことができる教育用アプリ、「Barefoot World Atlas(ベアフットワールドアトラス)」を背景に、様々な技術の可能性について説明しました。

おもちゃを使ったARゲームは試行錯誤して手を動かす

ARゲームの例として、SwapBots(スワップボッツ)、Koski(コスキ)、Mardles(マードレス)、discovAR(ディスカブエーアール)などがあります。

手とパズルとタブレット

Osmo(オスモ)社は子供向けARアプリを開発に取り組んでいるベンチャー企業です。

OsmoのARゲームは積み木遊びにARを追加。「触る」「考える」「組み合わせる」といった要素に情報を加えることで、子供たちの創造力を刺激して伸ばすことができます。

現在開発しているのはパズルやボードで、ゲームの種類によってモバイルゲームと連携します。

スワップボッツで遊んでいる子供

SwapBotsは、様々なブロックの組み合わせアプリを起動してスマホやタブレットを介すと、スマート端末の画面上でおもちゃが動き出すARゲームです。

男性と女性

Koskiは積み木ゲームなので、自分の頭で試行錯誤しながら手を使って遊ぶことが特徴です。端末のカメラを通すと、画面上に積み木ブロックをARのレイヤーをかぶせて表示しています。

AlibeLab社が開発したのは、MardlesとdiscovAR。Mardlesはデジタルシールを楽しむアプリで、discovARは4D塗り絵のアプリです。両方とも拡張したオブジェクトのキャラクターを現実の世界に放つことができます。

上記で紹介した全てのARゲームに共通しているのは、「手を動かすこと」です。ARゲームをプレイすることで子供たちは楽しいと感じるとドーパミンが分泌されます。思考や記憶、運動を司る脳の場所がよく働くようになると同時に脳機能、情報処理能力、生活への満足度が向上します。

ARゲームは従来のゲームよりも体を動かせる

日本企業のmeleap社が開発した「HADO」はスマートフォンを入れたヘッドマウントディスプレイを被り、腕の動きを認識する専用のリストバンドを装着し、現実を拡大した様々な様子に焦点を合わせ、エナジーボールを撃ったり、バリアを張ることができます。現実空間と映像を組み合せ、合成することで、自らの手で波動を放出でき、子供の頃憧れていたドラゴンボールのかめはめ波が打てる革新的なARテクノスポーツです。

複数人がリアルタイムでプレイできるということも「HADO」の大きな特徴。横にいる仲間が出した技を見ることができ、チームで戦略を立ててプレイすることができます。

このARゲームは従来のゲームと違って、「体(足と手)を使う」ことが特長的です。「HADO」は、「体を動かしながらプレイする対戦ゲーム」の実現が可能になりました。本ゲームは80秒間動き続けるので、体力が消耗し身体中から汗がでてくるが一方で、良い運動になり健康体な体を保つことができます。

ARはゲーム・おもちゃ以外にも医療業界での活用も

左腕がない人と画面に映る人

ARゲームやおもちゃのみならず、ARは医療分野でも確実に役立つでしょう。2016年12月では、四肢切断をした人の幻肢痛を解決できるような技術開発の取り組みもあります。自閉症の人へ向けてGoogle Glass(グーグルグラス)を使ったAutism Glass(オーティズムグラス)をスタンフォード大学の研究者らが開発。

オーストラリアの西オーストラリア大学の研究員、Marcus Pham(ファム氏)は歯科医がARスマートグラスを着用し手を振ることで、施術を中断することなく情報を表示できる技術を開発など、医療も多岐にわたって活用されてます。

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