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ぬいぐるみを使い、小児患者の不安を解消しポジティブな治療を期待させるARアプリ、Gomo

2017/03/07
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Gomoを複数AR表示した写真

病院で、たくさんの患者は、多くの不安を抱えている。当然それが子供の場合、骨折やもっと重症な病に直面し、大人の患者たちより不安があるだろう。その深刻な不安を抱える解決し、役立てくれるのがGomoである。

小児患者の不安やストレス緩和のために開発された、Gomo

Gomoは、UX(ユーザー体験)と、デザイナーのLily Karatzas(以下カラザス氏)によって作られた。非常に可愛らしいぬいぐるみで、ARアプリと連携して、体内をAR表示し、映し出すことができる。医療関係者は、これを使って病気の状態や、治療の影響を小さな子供にも説明することが可能に。Gomoは、メタルフリー(金属を含まない製品)なので、子供の患者がCATスキャンやMRIの機械へ抱きしめながら入ることができ、不安を解消する役割も担う。

発案者、カラザス氏のアイデア

カラザス氏は、病院内の子供患者が抱えるストレスを緩和する方法を模索。実際に、62%の患者は、診察中不安を抱えていると回答した。さらに彼女は、患者の抱える不安が、解消された思い出に注目。ある回答者は良い記憶として、看護師が小さなおもちゃの車を渡してくれたことを語っている。その他にも、看護師が冒険の物語を話してくれた時があげられた。

子供向けアニメキャラクターの研究、可愛らしく、そしてわかりやすく

カラザス氏は、これらの良い記憶から、ぬいぐるみをデザイン。たくさんの子供向けアニメキャラクターを研究した。Gomoの顔は、不揃いに作られており、これはARアプリの使用のためだ。Gomoアプリを使い、神経系や循環系、呼吸器系、リンパ、筋肉などの10種類の体のシステムを、わかりやすく見せることができる。さらに、子供たちの操作でタブレットを動かし、臓器を見たり、角度を変えることも可能である。

Gomoを使い、体の仕組みをAR表示し説明

漫画のような解剖模型を、AR機能でGomoに映し出し、患者へ臓器や体の仕組みを解説する。子供達は、このぬいぐるみを家に持ち帰ることも可能で、よりポジティブなイメージを提供する。

製品化を願う

制作中カラザス氏は、プライバシー保護の問題から、事前に商品テストができず。ただ小児患者の役に立つことを願うしかなかった。さらなる発展に期待を募らせている。

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引用元
Gomo | Red Dot Design Award for Design Concepts

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