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2016年拡張現実(AR)ニュースを振り返る

2017/03/08
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拡張現実(AR)専門ニュースメディア、GET ARがスタートしたのは2016年6月。ニュースを中心に6ヶ月間で約500記事を更新しました。

2016年の締めくくりとして、GET ARに掲載した2016年6月〜12月までの半年間に起こった、ARに関する出来事を各月ごとに選別して記事をまとめました。今年あった様々な出来事を振り返って、より良い年を迎えたいです。

2016年6月の拡張現実(AR)ニュース

サイクリング用ARスマートグラス『Solos』が、Kickstarterにて12万ドル以上の資金調達

Kickstarterにて128,179ドルの資金調達に成功しているサイクリング拡張現実(AR)スマートグラス『Solos』の記事です。ARスマートグラスをつけてサイクリングをすると目の前のメガネに色々な情報がAR表示し、トライアスロンや競輪選手、サイクリストに便利な機能満載ですね。

スマートグラス『Solos』開発企業は、長年ディスプレイ技術とウェアラブル製品に取り組んでいるKopin Corporation

『Solos』のパフォーマンスは、細かく調整され、高性能に設計されています。スケール表示、ディスプレイアーム、なめらかなフレーム、高品質レンズ、オーディオ搭載、どこをとってもサイクリングに適しているスマートグラス。速度、リズム、心拍数、力量、カロリー、距離&高度を計測。機能は、地図&ナビゲーション、前回のサイクリングの比較、サイクリングデータのダッシュボード、音声認識、スプリット / ラップ、他アプリとの統合、サイクリング中にコールなどなどを記事にしました。

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ドローンで飛行するARゲームアプリ『Air Hogs Connect : Mission Drone』

Spin Master社(以下スピンマスター)はドローンと拡張現実(AR)を利用したARゲーム、『Air Hogs Connect : Mission Drone』(ミッションドローン)の動画を公開。2016年秋に北米で$149.99(当時価格:約18,000円)でBarnes&Noble(バーンズ&ノーブル)とAmazonを含むアメリカの小売店にて発売中です。

このARゲームのプレイ方法は指定のマットとドローンを購入、マットにあるUSBをタブレットに繋いで準備し、ドローンをオフラインで操縦しながらゲームがプレイします。コンセプトはエイリアンが街中で暴れまわっているのをドローンを使って阻止するというゲームが話題となりました。

数々のYoutuberが『Air Hogs Connect : Mission Drone』を使った動画を公開しています。

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米企業LaforgeのARスマートグラス『SHIMA』のプレオーダーが開始

米国Laforge社はARスマートグラス、『SHIMA』のAlpha + Beta Boldモデルの事前予約を開始しました。「見た目は普通のメガネ、でもその機能はすごい」をテーマにしているそうです。発送予定は2017年。

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2016年7月の拡張現実(AR)ニュース

NASAが認めたODG R-7スマートグラスでポケモンGOのプレイが実現

日本国内にて2016年7月22日に拡張現実(AR)ゲームアプリ、ポケモンGOがリリースされたことによりARはメジャーな存在になりました。

米国企業のオスターハウトデザイングループ社(以下ODG)は、ODG R-7のメガネ型ARスマートグラス上のディスプレイで、ポケモンGOのプレイの実現に成功させました。Android側とODGは「私たちはゲーマーであり、ポケモンがとても好きです。好きだから製作しました」と述べています。

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Snap社、ハリウッドのエフェクトアーティストをARデザイナーに任命

Snap(前Snapchat社)はハリウッドのトップエフェクトアーティストのラファエル・ディクルーターをARデザイナーに任命・雇用することを発表しました。ラファエル氏を採用したことで、カメラの付いたサングラスで、10秒動画の撮影とSnapアプリへの投稿ができるスマートグラスSpectaclesを公表しています。

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スペイン企業が溶接トレーニング用ARヘッドセットを開発

スペインのウエルバに拠点を構える企業Seabery Soluciones社は、AR技術を活用して溶接のトレーニングARヘッドセット『Soldmatic』の開発に成功しました。教師用ソフトウェアやシミュレータ、分析モジュールなど多岐にわたって開発しています。

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フィンランドのアート大学がARクライミングトレーニングを研究開発

フィンランドのアールト大学のコンピュータサイエンス学部の研究室から誕生したプロジェクト、拡張現実(AR)クライミングウォール。登山家や、コンピュータの専門家、ゲーム開発者、プロサーカス、UXデザイナー、など各種目のスペシャリストを集め結成し、世界中の登山家やクライマー、クライミングに興味を持っている人のために制作しました。クライミングセンターや屋外遊び場、フィットネスジムに導入することでその魅力的なARを起動します。

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2016年8月の拡張現実(AR)ニュース

ロシア企業のLivemapがオートバイ用ARスマートヘルメットを開発中

発明家であり、オートバイ愛好家なアンドリュー氏は『LiveMap』社を設立。彼は個人的な資産60万ドルをかけて、GPS機能を活用できるHUDを搭載したバイク用ヘルメットを、一年ほどで作り上げようとトライしています。

上の動画のアンドリュー氏は、AR HUD「ARヘッドアップディスプレイ」を装備したオートバイ用拡張現実(AR)スマートヘルメットを約一年で完成・販売できると話しています。

スマートヘルメットは、クールなコンセプトでありながらも、いまだ大衆市場には出回っていない。なぜなら開発にかかるコストと驚異的な複雑な設計が原因です。

戦闘機のパイロット達は、すでにF-35の開発したARヘルメットを活用している。装備されているHUDによって、自分の顔のすぐ近くからデジタル情報を得ているが、費用は40万ドルかかるそうです。

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ARホラーゲーム開発企業、Novum社のNight Terrorsが4万ドルの資金調達に成功

米国ラスベガスに構える企業、Novum社は制作中のARモバイルホラーゲーム、『Night Terrors』という拡張現実(AR)アプリを制作中。indiegogoにて46,732ドルの資金調達を達成しました。

Now This FutureのFacebookページ上で、3400万以上の再生数、47万シェア、15万件以上のいいねをもらっています。

すでにApp Storeにてダウンロードができき、価格は0.99ドル。

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castAR、元EAチーフマネージャーやCITY VILLE開発者をCEOに任命

メガネ型ARスマートグラスを開発しているcastARは2016年8月18日、CEO兼COOとしてダレル・ロドリゲス氏とスティーブ・パーキス氏の就任を発表しました。

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2016年9月の拡張現実(AR)ニュース

ARヘッドセットMeta2、出荷延期。2016年末には開発者キット出荷予定

拡張現実(AR)ヘッドセットMeta2を開発している海外企業『Meta 2』を開発しているMeta社は、2016年9月上旬を出荷予定としていました。ですが、開発には時間が要するので出荷延期し2016年12末までに販売すると2016年9月21日に明らかにしました。

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【Google Glass】自閉症の人たちに感情を知らせるAutism Glass

自閉症を持つ人たちの生活の質を向上し手助けするために、スタンフォード大学は神経発達障害を持つ人々が、感情を理解する、オーティズム・グラス(以下Autism Glass)プロジェクトに取り組んでいます。

自閉症を持つ人たちは、相手の顔の表情や感情を読んで理解するのが困難。Google Glass上で動作するAutism Glassは自閉症の人の能力に影響を与えます。学校や職場で、自閉症たちの生活を健常者と同じにすることを目的としています。

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VuzixスマートグラスM100とM300、DHLのグローバルARプログラムの主要コンポーネントに

スマートグラスAR/VRの技術とコンシューマーおよび企業マーケット向け製品の大手サプライヤーであるVuzix Corporation(NASDAQ: VUZI)は、同社および次世代スマートグラス、Vuzix M100とVuzix M300が世界最大のロジスティクス企業、DHLのグローバルARプログラムの主要コンポーネントになることが決定しました。

DHLの世界展開に参加するVuzixは、米国、オランダ、イギリスでビジョンピッキング(作業員がARスマートグラスを装着し表示された指示をもとに作業)向けのプログラムを拡大しています。

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2016年10月の拡張現実(AR)ニュース

BMWがAR技術を駆使した自己制御型オートバイとARスマートグラスを公開

Visor(バイザー)と呼ばれるARスマートグラスはを装着し、それを通してバイク利用者はオートバイとつながり、レンズ上でデジタルにアイコンやハイライトを投影することが可能。ARスマートグラスは危機的な状況を予測し、バイクはそれに応じて反応します。バイザーは目を風から保護する役割を果たし、ヘルメットが不要。BMWは、このテクノロジーが安全のためのヘルメットを無くし、思いがけない事故を排除すると予測しています。

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Google Tango搭載のスマホでインテリア家具配置ARアプリを体験

2016年10月5日に幕張メッセで開催されたCEATEC 2016のイベントで株式会社リビングスタイルが開発した家具配置ARアプリを体験レポートした記事。AR技術Tangoを搭載した市販商品としては、株式会社リビングスタイルが世界初です。

Tango搭載の大型スマートフォン『PHAB 2 Pro』は、カメラを介して映された空間に仮想ソファの配置、3D空間認識技術で仮想ソファを衝突判定、Occlusion(オクルージョン)機能、意味は「隠れ」処理ができます。物体の前後関係が理解できていなかった従来のARでは、常に3Dのオブジェクトは最も手前に描かれていました。Google Tango搭載した大型スマホ『PHAB 2Pro』は物体までの距離を測定しています。手前にある物体が、最も手前に見えるように、3Dオブジェクトと重なる部分を隠すことで、より自然に見える表示を行うことが可能になりました。

テーブルとの重なりや、ソファなどの前に人物が来た場合に、人物が手前に見えるよう描画処理を行っています。

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三菱電機が開発した車載3Dヘッドアップディスプレイを体験

三菱電機株式会社は裸眼3D液晶技術と工学設計技術を利用し、ヘッドアップディスプレイ上で3D立体視表現を可能にした、3D ヘッドアップディスプレイを開発しました。ドライバーから10mを超える所まで3D表現ができます。

表示情報に応じて、様々な奥行位置に映像を認識させることが可能。現実世界に反映されている情報は、対象までの距離に応じて、立体表示位置を変更ができます。運転者にとってわかりやすい表示を行える三菱電機の車載3Dヘッドアップディスプレイを体験レポートしました。

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テレパシー・ウォーカーを使って、浅草花やしきの歴史を探検してきた

老舗テーマパーク『花やしき』に株式会社テレパシージャパンの単眼型スマートアイウェア、『テレパシー・ウォーカー』を使用して、浅草花やしきの歴史を学び体験したレポート記事。非常に軽量化していて装着しても全く頭部が痛くならず、視界も気にせず歩行できたことが印象深かったです。

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2016年11月の拡張現実(AR)ニュース

テクノスポーツHADO WORLD CUP 2016

株式会社meleap社が開催したテクノスポーツ『HADO WORLD CUP 2016』が2016年11月26日(土)、日本工学院専門学校蒲田校 2号館地下4階、片柳アリーナで開催。個人戦はヤルキマントッキーズ!チームの樺山博史が優勝、チーム戦はランニングクラブチームが優勝しました。

Facebook ザッカーバーグ氏が将来は全員ARスマートグラスをかけていると発言

F8開発者会議のステージで、Facebook社CEO Mark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)氏は、高性能なARスマートグラスのコンセプトを示しました。彼は我々全員が将来このARスマートグラスをかけているだろうと話しています。さらに11月1日には、自撮りライブビデオ用拡張現実(AR)アプリ『Masks』をリリースしました。

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米アップルがメガネ型ウェアラブルデバイスを開発か

Appleはスマートグラスへの進出を検討していると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにしました。リスクを伴いますが、スマートグラスはウエアラブル端末で潜在的に収益性の高い分野です。

投入は早くて2018年になります。ティム・クック CEOは「我々はARを求めています。ARはそう遠くない将来、一般に普及し、人と繋がりたいという欲求を叶える技術の一つでもあります」と話していました。

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三菱電機、ARゴーグルで点検作業を支援する技術を開発

日本の総合電機製造企業 三菱電機が2016年11月、インフラ設備の点検作業をARゴーグルを使用し、騒音が大きい環境でも記録が可能な音声認識と組み合わせ、ミスを防ぐ技術を開発しました。

ゴーグルの画面に表示するARの構築には、iPadなど3次元センサーを搭載したタブレットコンピュータのカメラを用い、音声認識にはディープラーニングを導入し、声と騒音を識別。騒音下での使用に耐えうる認識精度を実現しています。

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2016年12月の拡張現実(AR)ニュース

EPSON MOVERIO BT-300の開発者向けレビュー記事を公開

ARスマートグラス EPSON MOVERIO『BT-300』を発売したのは2016年11月30日だが、記事を寄稿したのは12月初旬。

BT-300は、コントローラー兼用の本体がセットとなったスマートデバイス。独自開発の有機ELディスプレイを採用しました。軽量化、高輝度、高コンストラスト、高解像度、高画質化まで実現した「表示枠を意識させない映像表現」が特徴です。

スクリーン感を意識させない映像表現についてやハードウェアの進化、カメラ性能の向上、HTML5 APIの可能性、開発環境などを @azu1129 さんが執筆しました。

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メガネスーパー、『b.g.(ビージー)』を発表

神奈川県小田原市に本社をおくメガネ、コンタクトレンズなどの販売を行う全国チェーン店の業界大手企業のメガネスーパーは2016年12月15日、メガネ型ウェアラブル端末のスマートグラスBeyond Glasses『略:b.g.(ビージー)』の最新のプロトタイプを発表しました。

視力4.0の実現を可能にし、望遠レンズのような視覚拡張がキーコンセプトで、シンプルなデバイスになっています。

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AR三兄弟主催AR忘年会

川田十夢氏率いるAR三兄弟主催のAR忘年会が2016年12月10日に都内で開催。おもしろい記事を書いたり、コントを上演、映像を作成、テクノ手芸、3Dプリンタだったり、本業で培った本格的な技術を使う宴会芸を披露します。

拡張現実(AR)的に重要な年間トピックを振り返るAR三兄弟によるARニュース紙芝居。豪華なゲストによる、3Dプリンター三兄弟、IoT三兄弟、明日のアー、AC部による宴会芸。懇親会は、出演者もスタッフも全員で参加しました。

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もう一つのAR忘年会、第一回『モベリオと飲もーよ』を開催

開催当日、新宿の居酒屋『旅情個室空間 銀と桜 新宿店』にて、参加者のデバイスを机に並べた写真を@TakuyaさんがTwitter上で公開しました。そのデバイス合計価格は、発売当時の値段で2,000,000円弱でした。『旅情個室空間 銀と桜 新宿店』の一部の机がウェアラブルデバイス祭りとなった瞬間です。2次会3次会と渡り歩いてとても有意義な時間でした。次回の開催は2017年4月に桜を見ながら第二回『モベリオと飲もーよ』(#AR春の懇親会) を開催します。場所は、

  • 上野恩賜公園
  • 代々木公園
  • 小金井公園
  • 墨田区立隅田公園

のどれか。詳細は追って連絡いたします。

その他2016年12月の拡張現実(AR)ニュース

2016年拡張現実(AR)ニュースの総まとめ

以上、ARアプリ、ARスマートグラス、ARヘッドセット、ARスマートヘルメット、ARプラットフォーム、ARクライミングトレーニング、ARヘッドアップディスプレイ、スマートサーフェス、ショッピング、メイクアップ、エンターテイメント、ドローン、ロボット、企業インタビュー、実機レビュー、大会情報、資金調達、開発、医療、教育、観光、軍事、スポーツ、人材雇用、イベント、体験レポートなどの多岐にわたってまとめました。

イベントには国内外含め、10回以上参加し体験。また海外からの引き合いがあり、日本企業を紹介したが中国企業に取られてしまったのが非常に悔しかったです。価格勝負では勝ち目はないので、品質や技術で補ってもらいたいと思います。

2016年はVR元年となったが、来年2017年はAR元年となることを信じて、これからもGET ARで拡張現実(AR)に関する記事を書き続けます。

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