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VRより、ARホラーゲームの方が怖い?慣れ親しんだ環境に情報を添加し、さらなる恐怖をもたらす

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薄暗い階段の画像

それは、いつもと変わらぬ平日の夜のこと。平日は仕事で忙しく、夜も妻や子どもと共に過ごす時間で埋め尽くされている。カナダの冬の夜も更け始め、家族が寝床に入った頃、ついに誰にも邪魔されないGear VRの世界へと飛び込む時間を持てた。この夜に至るまでの先週の間に、私は、ミステリーゲームDead Secret(以下デッド・シークレット)に関してかなり多くの情報を集めて読んだ。いくつかのレビューはゲームを面白いと表現していたが、その他は暗く不吉な何かを示唆していた。

デッド・シークレットは、私が初めてプレイしたVRゲームのひとつだった。まるで日常のような世界の中、一人で進めていくゲームである。これまでは、私を最も怖がらせたゲームは、Thief : Deadly Shadows(以下シーフ)だった。舞台は過去に孤児院だった幽霊ビルで、プレイするにはあまりにも恐ろしく、荷が重かった。後ろに何が潜んでいるか分からない感覚はデッド・シークレットをプレイして感じたものと同じであり、それ以来、ホラーゲームを避けて来たほどだ。

ただ、ここに、デッド・シークレットとシーフの間の大きな違いがある。シーフをプレイする時はただパソコンの画面から離れて見ることができる。だがVRでは、あなたはその世界の中に入り込むので、何かがあなたのすぐ後ろに潜んでいる感覚である。とはいえヘッドセットさえ外せば、あなたはもう安全だ。恐ろしいホラーの世界からすぐに脱出でき、安堵の溜め息を吐くだろう。

将来ARホラーゲームをしようと思えない理由は正にこれである。これがどういった意味か分からない人に、説明したい。プレイヤーを仮想の世界そのものに置くVRとは異なり、ARはあなたの過ごしている本当の現実世界に情報を添加して変化させるものである。つまりARでは、別世界ではなく、あなたの慣れ親しんだ自宅の中で何かが起こるという事である。

おそらくあなたは、ARによって精密に強化された、自宅という身に馴染んだ環境をさまようことになる。あなたは躊躇しながら、地下室の扉や、毎日のように通り過ぎている窓の前を歩く。あなたは目の端で、その窓に何かが居るのを捉える。素早く確認すると、風が強い日でもないのに、揺れる枝が見える。地下室の扉の前に戻ろうとすると突然、窓を叩く音がして、あなたは恐怖に凍り付く。ゆっくりと窓に顔を向けると、何かが後ろであなたをじっと見つめている。

あなたは頭からARヘッドセットを外して恐怖体験を終えるが、数日経っても恐怖が忘れられない。何故ならそれらの体験は、慣れ親しんだ自宅で起こったからだ。ゲームをプレイした時に何らかの影を見かけたのと同じ窓がある。前を通り過ぎ、物音がするたびに、恐怖がフラッシュバックする。

数日が経過し、あなたはやっと記憶から恐怖のAR体験を切り離すことができた。窓の外を見ても木の枝以外には何も見えないので、あなたは躊躇することなく出入口を通過し、寝室へと向かう。階段の一番上で音がして後ろを見ると、影が見えた。ARヘッドセットを外そうとするが、あなたはARヘッドセットを身に付けてはいないことを思い出す。

このように、ARが描く恐ろしいシーンをいくつも思い浮かべることができる。ARゲームによるホラーは、人々に新しい、究極の恐怖を与えると私は確信している。

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引用元
Augmented Reality Will Be The Ultimate Horror Experience

ARゲーム ARホラー VR
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ライティング修行中。様々な可能性を秘めたARとの関わり方を考えています。ARの発展と共に、この社会がより良くなっていく事を期待しています。

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