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AR(拡張現実)が、デジタル化が停滞している建設市場に創造的改革をもたらす

2017/03/08
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工業系に特化したARスマートヘルメットを装着している技術者の写真

建設プロジェクトは、多くの場合問題に囲まれる。プランナーは一般的に、紙の設計図や図面を使う。しかし、データの記録と分析、品質管理と円滑な仕事を確実にするためのクライアントとの情報共有が難しくなる。

ARは、請負会社と共に仕事をするプランナーや建築家のためだけでなく、クライアントが持つかもしれない懸念にも対処できる。コスト削減を実現し、施工スケジュールなど遅延する可能性を低める。ソフトウェアは、完成後の建物の内部がどのように見えるのかをクライアントに提示出来るように開発。

産業は、少なくともこれまではデジタル化が進んでいない業界の一つだった。デジタル化すればARスマートグラスでリアルタイムでの情報共有が可能になり、より良い成果に繋げられる。例えば、物理的な現実空間に仮想の情報を重ね合わせることで、複雑なプロセスで発生する可能性のある潜在的な欠陥を早期発見できる。現場で働く人々は、問題によって建設スケジュールが受けるかもしれない影響を事前に把握し、それを避けるための処置をとれる。

デジタルのツールとしてのAR市場は成長しており、実際に活用されている

デジタルのツールとしてのAR市場は、成長している。2016年初め、米国カリフォルニアのスタートアップDAQRIは、HoloLensにも通じる、工業用に設計されたARスマートヘルメットをローンチした。一方、テキサス州のソフトウェア企業JBKnowledgeのARアプリSmartRealityでは、二次元の図面をスマートフォンやタブレット端末で映すことで3Dモデルを参照できる。

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ARはすでに市場に進出し、住宅所有者や買い物客に製品を販売するために活用されている。ARアプリDulux Visualiserでは、ユーザーが壁に色を塗った場合どう見えるのかを確認ができ、スウェーデンの家具量販店IKEA(イケア)では、買い物客が製品購入の決定をする前に、カタログから製品をスキャンして、自宅に合うかどうかイメージできる。

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不動産、家具売買にARを活用する未来は、そう遠くない。

イギリスの製品プロトタイプを担うKazendiのチーフプロトタイパであり、英国人初のHoloLens開発者Maximilian Doelle氏(ドール氏)は、ユーザーに仮想の部屋を提供するARアプリ、HoloLivingを作った。彼は「家具業界と建設業界とは共に、現実世界に仮想オブジェクトを配置することで、絶大な利益を得るだろう。しかし注意すべき点は、仮想では良く見えても、実物をまったく同じように複製できないかもしれないこと。クライアントの期待と実物との間に食い違いがあるまま終わる可能性もある」と述べている。まだまだ改善が必要だ。

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引用元
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AR技術・テクノロジー
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