GET AR

世界を変えるARニュースメディア

Apple、ARコンタクトレンズ会社EPGLとiOSサポートについて協議

2016/11/21
 7175

ARコンタクトレンズの写真

AppleのiOSは、現在EP Global Communications(EPGL)で行われているARコンタクトレンズシステムの開発を初めてサポートすることになるかもしれない。この二つの企業が今週にも可能なプラットフォーム統合について話し合うことになっている。

8月末にEPGLの公式ツイッターアカウントによると、EPGLは未来のARレンズのモバイルのためにiOSの使用について探求する目的で、9月13日にアップルと会う予定とツイートを投稿している。

自社のARコンタクトレンズプロジェクトと合わせるためのシングルモバイルオペレーティングシステムをまだ作れていないと、EPGLはAppleInsider(アップル関連の情報を発信するメディア)に明確に発言した。

「我々はiOSプラットフォームについてアップルと導入的な話をしていて、我が社の拡張レンズ開発プログラムのためのプラットフォームを選んでいるところだ」と、EPGL社長マイケル・ヘイズは述べた。「我々は自社の拡張レンズがディスプレイのためにスマートフォンアプリケーションとコミュニケーションを取ることになると期待している。だから我々が両立できるプラットフォームを追求しなければならない。iOSは明らかに、我々が非常に興味を持っているプラットフォームの1つ。」

EPGLのARコンタクトレンズテクノロジー

青い目の写真

EPGLは可能性のあるモバイルOS統合を探っているという、まさしく準備段階にあるとヘイズ氏は強調したが、当社のARコンタクトレンズシステム(これとiOSデバイスがいつか接続することになるかもしれない)はもっと速いスピードで開発プロセスを進んでいるように思われる。EPGLは、電気回路をシリコンヒドロゲルコンタクトレンズに統合させる実現可能性を示した。これはコンピュータで発生したグラフィックをユーザーの視界に投影するための最初の一歩である。

さらに、この企業は「スマートコンタクトレンズ」と「拡張ビジョン」の分野において許可された、もしくは保留中の特許を数多く持っている。8月に、EPGLはコンタクトレンズワイアレスコミュニケーションのためのシステムで、初のアメリカでの特許を取得した。このシステムは一対のコンタクトレンズをワイアレステクノロジーを使ってホストデバイスと接続させる方法について詳しく述べている。最近許可されたIPの独立した部分は、未来のレンズのための液体充電ドックとして機能する「スマート充電ケース」である。

AppleInsiderの記事によると、オンボードの柔軟な電気回路を通じてのARグラフィックやデータディスプレイに加えて、EPGLは他にも第一線テクノロジーがある中で、目の瞬きによって発生するエネルギーを取り込み、オートフォーカスのメカニズムとセンサーを直接シリコンヒドロゲル回路基盤にインストールする方法を調査している。

EPGLのスマートコンタクトレンズテクノロジーは、クーパービジョン(コンタクトレンズ会社)との今は存在しないパートナーシップとして始まったのだが、産業有力者の興味を引いてきた。アキュビューコンタクトレンズ生産ラインで知られるジョンソン・エンド・ジョンソンビジョンケアは4月に、保留中のEPGLテクノロジーの購入を交渉する最初の権利を獲得した。

EPGLは9月23日に開催されるスマートビジョンカンファレンス2016で、可能性のあるアップルデバイスサポートについて詳しく述べると思われる。

AR技術開発の道のり長く、想像しにくい

何人かのテクノロジー産業ウォッチャーたちは、VR/ARはモバイル競争の必然的な進化であると信じている。専らコンピュータによって創りだされた空間にユーザーを連れ出すVRヘッドセットはここ何年も存在してきたが、実践的なARシステムはもっと最近の開発物である。VRとは違って、ARテクノロジーは通常、現実世界の対象物にデータをかぶせるために、プロジェクターもしくは透明なディスプレイを利用する。

VRは徐々にゲーミングセットに採用されつつあるが、ARへの明確な道筋はもっと想像しにくい。

テクノロジー巨大企業グーグルはARのシンプルな形(技術的には装着可能なヘッドアップディスプレイ)、すなわちグーグルグラスに手を出したが、マイクロソフトはホロレンズプロジェクトによって一歩先を行った。実体のよく分からないスタートアップ企業マジック・リープは、VRとARを組み合わせて、マージされた現実と呼ばれる完全に新しい経験を創りだすと約束している。しかしこの技術の公開は、手を使わない派手なデモンストレーションに限られてきた。

アップル、AR/VRへの関心大いに示す

アップルもまた、AR/VRソリューションに対する関心を示しており、ソフトウェア及びハードウェア双方の実行をカバーする多くの特許を持っている。最近ではiPhoneメーカーが、iPhoneのカメラとオンボードセンサー一式を使って高度化されたビジュアルナビゲーションを備えたテクノロジーの特許を取得した。

アップルCEOティム・クックは8月に自社のARに対するスタンスをはっきりさせ、アップルは駆け出しのマーケット部門にかなり多くの投資をしていると語った。

関連記事
Appleの新作iPhone7と7Plus、次世代ARプラットフォームの基盤に

転載引用元
Apple to meet with augmented reality contact lens firm EPGL, discuss possible iOS support

2016年10月5日関連記事 追記
Apple CEOティム・クック氏 「VRより日常的に使用するARに可能性を感じる」

Apple、AR開発チームにOculus研究員とMagic leapエンジニアを雇用

2016年10月5日追記
Apple CEO ティム・クック氏はARは、三度の飯と同じように、人の一部となり、誰にとっても重要なものになると話している。

Apple CEO ティム・クック氏「ARは三度の飯のような存在になる」

2016年11月21日追記
多国籍企業、Appleは「iPhone」でにワイヤレスでつながり、着用者の視界にイメージやその他の情報を重畳表示して映し出すARスマートグラスの製品開発の可能性を視野に入れている。

関連記事
米アップル、メガネ型スマートグラス事業へ進出か

同社は2016年11月17日、ARの技術をiPhoneのカメラアプリに導入すると、米メディアが報じている。

関連記事
Apple、iPhoneカメラにAR機能を搭載か

Apple ARコンタクトレンズ ARニュース
,

ドイツ語と英語が得意な学生。AR技術に関する記事に携わりながら、自分の新境地を開拓したいと思っています。