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Apple CEO ティム・クック氏「ARは三度の飯のような存在になる」

2017/03/07
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Apple CEOティム・クック氏の顔写真

Apple最高経営責任者Tim Cook氏(以下クック氏)は、ARについて、スマートフォンの次に主要なコンピューティングプラットフォームになると話している。2016年9月某日のユタ州で開かれた、共和党所属の上院議員Orrin Hatch氏(ハッチ氏)との会談で、クック氏は今までになく詳細な答えを述べた。Google Glassがするような、コンピュータグラスを用いたユーザーの周囲の世界にコンピュータ化された画像を重ね合わせる技術に、Appleがどのようにアプローチするかに関する答えだ。

彼は、ARの大規模な導入には時間がかかると考えている。原因は技術面での困難な課題にあるが、いずれは目的地に達するだろう。「それは大々的に起こるだろう。我々はいつ起こるのか疑問に思う。今日、我々が電話なしでどうやって生きられるのかと不思議に思うのと同じような気持ちだ。」クック氏は語った。

彼を目に見えて興奮させた話題に関する議論は、AR産業の発展と、何を予想するべきかという骨格を提供した。最終的にクック氏は、ARはユーザーの一日における三度の飯と同じくらい必要不可欠なものになる可能性を示唆した。

Apple CEO ティム・クック氏による、VR・ARに関するコメント

クック氏のコメントのすべては以下の通りである。会談の映像中、VRとARに関する言及は18:40から始まる。

ARはそう遠くない将来、一般に普及する。

「大規模な採用が起こることの前触れであることから、ARはまずオペレーティングシステムに活用される。そう遠くない将来に起こるだろう。ARが一般に普及すれば、ここにいる誰もがAR体験を持てる。その実現のためには、全員が受け入れられる何かがなくてはならない。」

ARは、人と繋がりたいという欲求を叶える技術だ。

「ここにいる誰も、コンピュータに繋がれることを受け入れられないと考える。何かで囲まれることを受け入れられると見なすのは、若干名しかいない。なぜなら、心の底では誰もが社会的な人間だからである。内向的な人でさえ社会的だ。我々は人間が好きで、人間と繋がりたいと考えている。

ARは、多くの人々を結び付けるものだ。先進諸国の人口の大部分と、最終的にはすべての国が、ARを毎日経験する。ほとんど三度の飯と同じように、あなたの一部となる。我々の多くがスマートフォン(iPhoneであればと思うが)を活用しており、誰にとっても重要なものになることは間違いない。ARは本当に大きな存在となる。」

VRは、教育分野、ゲーム業界において大きな存在になる。

「VRは、ARほどの成長はしない。教育的観点から見たVRに、とてもワクワクしている。教育においてVRは本当に大きな存在となり得るし、ゲーム業界にとっても、とても大きい。しかし、ここに一緒に座っている全員がVR体験で包まれる想像ができない。全員がAR体験を持つことならば、今まさに想像できる。」

ARの実現には時間がかかりこそすれ、普及すれば一般に浸透する。

「AR技術はまだここにはなく、きょう披露できる訳ではない。ARは本当に難しい技術に挑戦するため、時間が必要だ。だがARの普及は、大々的に起こる。いざ普及すれば、ARなしでどうやって生きるのが疑問に思うほどになるだろう。まるで今日、我々が携帯なしでどうやって生きるのか不思議に思うのと同じように。」

まとめ

非常に影響力のあるAppleがARについて言及することで、AR技術への関心がより高まる。クック氏が語るように、コンピュータなどがまだ存在しなかった時代には、現代のようにほとんど誰もがスマートフォンや携帯を持っていることは想像もできなかっただろう。今後、ARがなくてはいられない世界が本当にやってくるのかどうかは分からないことだが、とても興味深い話題だ。

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引用元
Apple CEO Tim Cook thinks augmented reality will be as important as 'eating three meals a day'

2016年11月21日追記
多国籍企業、Appleは「iPhone」でにワイヤレスでつながり、着用者の視界にイメージやその他の情報を重畳表示して映し出すARスマートグラスの製品開発の可能性を視野に入れている。

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同社は2016年11月17日、ARの技術をiPhoneのカメラアプリに導入すると、米メディアが報じている。

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