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市場データ分析企業「AR市場は5年で500億ドル規模に成長する」

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Statista社のチャートは、AR市場の展望を強く示唆しています。市場データ分析企業のIDC社は2017年3月のレポートで、ARヘッドセットが2021年までに約500億ドル(約5兆円)の収益を上げ、ユニット販売数が2700万ヶ以上に増加すると予測しています。

豊富な技術量を誇るARはまさに、スマートフォンの次代を担うものであると確信をもっていえるでしょう。

ARデバイスやアプリは大手企業が開発

マイクロソフト社はコンピュータデバイスを介して、現実世界へオブジェクトを表示するMR端末、HoloLens(ホロレンズ)を開発したことはよく知られています。フェイスブック社やアップル社といった大手企業も、実世界へ物理的に表示させるARスマートグラスの開発に着手しているであろう事もささやかれています。

その一方で、「Snapchat(スナップチャット)」は消費者の大半が所持しているスマホのカメラ機能を用い、端末画面上を介して虹を吐く雲のアニメーションや、ハートなどのエフェクトを表示させる機能があります。

「ポケモン GO」は、位置情報を活用して同様のAR機能を使用し、モンスターをデバイス上表示させるといった新しい技術を開発。

同ゲームは、アプリに搭載しているARモードを使い、あたかも現実世界にポケモンがいるように見せるシステムを取り入れたことにより、ダウンロード数は5億回とギネス記録を更新。1カ月の売上高は2億ドル(約200億円)以上と莫大な利益を生みました。

Google社が開発したスマートグラス「Google Glass」が2015年1月に、プライバシーの侵害を背景に販売停止したにもかかわらず、各社がAR分野に力を注いでいます。

AR市場の成長

IDC社のデータに基づくStatistaの統計グラフはARの収益がVRより、はるかに上回ると公表。以前はAR製品がマーケットに出回ったとき、市場規模は拡大しませんでした。同社は、AR市場の成長は一般消費者製品として定着する前に、工場や製造所などといった産業における労働環境にて、浸透し始めると考えています。

VR市場は安価ヘッドセットで伸び悩む?

フェイスブック社のOculus Rift(オキュラス・リフト)、ソニー社のPlayStation VR(プレイステーション・ブイ・アール)、HTC社のVive(ヴィーブ)などのヘッドセットは、少なくとも企業や消費者にその存在を示しています。

VRの市場の質を損なうのは、Gear VRなどといった安価なヘッドセットです。Google Cardboard(グーグル・カードボード)は図画工作の域を出るものではないため、IDC社ではVRデバイスとしての分析の対象にしていません。出荷台数などを推定する場合に困難が生じるためでもあります。

安価でスマホを挿入すれば容易にVR体験ができるということから、VR市場は伸び悩むとIDC社は予測しています。

VR市場のCAGR(年平均成長率)は確かにARのそれに比べると劣りますが、市場の絶対規模はARを当座はしのぎます。VRは順調な成長を続ける一方、ARは今後のイノベーションの恩恵を受ける形で、急激な成長を今後5年間で遂げることが期待されるでしょう。

関連サイト
BusinessInsider
Statista
IDC
IDC Japan

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