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Xbox共同創設者、AR企業のDAQRIへ3Dプリント技術の研究者として移籍

2017/03/31
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Xboxの共同創設者であるSeamus Blackley(以下、ブラックリー氏)が、ARスマートヘルメット開発のベンチャー企業、DAQRI(ダクリ)社に移籍して研究開発を始めるそうです。

同氏はAR関連の開発に注力するわけではなく、DAQRI社が開発している即席3Dプリント技術を商業用に展開することを目指しています。

SDLを3Dプリンターに活用

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ブラックリー氏は、理論物理学者だった経歴があります。DAQRI社は米国南カリフォルニアに拠点を置くHeat Engine(ヒート・エンジン社)に所属している物理学者たちのチームと共に、Software Defined Light(以下、SDL:「ソフトウェアが定義する光」の意味)と呼ぶ、光学やホログラフィの応用方法を研究することになっています。

光を巧みに操り、さらに上質なホログラムを作る方法を探ることで、即席3Dプリンターにも活用できると考えているそうです。

SDLとDAQRI社開発製品の融合

DAQRI社のCEO、Brian Mullins(マリンズ氏)が今までに研究や買収を重ねて積み上げてきた、3Dプリント技術の商業的応用をブラックリー氏の物理学研究機関が探求しています。

DAQRI社が力を入れて開発に取り組んでいるのは、現実世界にバーチャルな情報をディスプレイ上に表示させる産業用のARスマートヘルメットです。

同社はARスマートヘルメットの開発や、車のHUD(ヘッドアップディスプレイ)といった技術とSDLを融合させる研究を進めていく予定です。

5秒以内に作成する3Dプリンター

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HUDやヘルメットを応用した事例には即席3Dプリンターがあります。DAQRI社は3Dプリンターでゼムクリップ(つかんで留め置くための小さな道具)を5秒以内に作るデモを実演しており、物を作り出す速度は従来よりも10倍のスピードで速くなったそうです。

宇宙や医療分野への活用も期待

ブラックリー氏と約15名のエンジニアや科学者たちが、DAQRI社に移籍してSDLの研究開発を継続することが決定。SDLではソフトウェアと位相変調器を使用して、光の速度をコントロールして3Dの点群イメージを作り出しています。

即席3Dプリンターの他に、光を用いたリモートセンシング技術のLIDAR、地球と宇宙間のコミュニケーション、コンピューターやテレビの新しいディスプレイ、体に負担の少ない医療などに、技術を活用することを目指しています。

関連サイト
VentueBeat(英語)
DAQRI
Seamus Blackley

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