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米国空軍、ARを活用して戦闘機の設備をメンテナンスする整備士を支援

2017/03/16
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飛行機とトゲ

米国カリフォルニア州に位置するエドワーズ空軍基地の「412th Electronic Warfare Group(以下、EWG)」はAR技術で、目に見えないものを表示することに大きな期待を寄せています。

同空軍基地のジェリー・ロックウッド氏が率いるシミュレーションでは、マイクロソフト社のMRデバイス「HoloLens」や、ARヘッドセットを開発しているメタ社の「Meta 2」を使用し、軍機の設備や中の構造などの情報を、ARで表示する開発を始めています。

両デバイスでARを活用して整備士の業務を効率化し、戦闘機設備のメンテナンスを支援。さらに整備士の能力を高めようとしています。

従来の方法

メンテナンスをする軍の整備士

従来は整備士が軍機の破損や修繕箇所をチェックする場合、機を覆っている鉄板を止めているネジを外して、中を確認しながら修理箇所を見つけなければなりませんでした。

技術力の高くない整備士が空軍機を点検するときは、数十年の修理経験をもつ専門技術者の隣に就いて、点検箇所や修理方法を学習します。複数人の専門技術者を必要とする場合は、膨大な時間がかかることも。「HoloLens」や「Meta 2」などといったスマートデバイスを使って、戦闘機の問題箇所を見つけなければなりません。

ARを活用

ARヘッドセット Meta 2

軍機の修理場所を見つけることや、整備するワークフローを効率化するためにARは役立ちます。「HoloLens」や「Meta 2」を使ってメンテナンス箇所や内部構造、配線、水圧や油圧、燃料システムなどの情報をARでディスプレイ上に表示。ARを活用して整備士たちの仕事や手順を迅速に進めることで、作業時間を削減します。

EWGの開発グループは、引き続き空軍でのAR利用方法を研究していくとのことです。軍隊で、AR技術が使用される可能性が広がりますね。

戦場におけるARの活用事例

軍人が装着しているスマートグラス

戦場におけるARを使った事例を、1つ紹介します。

従来の戦地では兵士間の連絡方法は、スマホやPCで連絡を取り合っていました。ですが戦場において相手部隊から「目を離す」ことは、実世界の情報を見落すので軍人の命を落とす可能性があります。

メガネ型シースルーARスマートグラスを装着すれば、戦場で視界を保てるようになって、兵士間での命令や情報共有も容易になり、武器を持ちながら前方を見ることも可能です。さらに、相手部隊の人間をスキャンしてどんな武器を所有していて、どのような作戦で行動し、自分たちの陣地へ入ってくるかをデバイス上のディスプレイにARで表示します。

戦場におけるARの活用は、敵軍隊を撃破するために必要な製品になりそうですね。

まとめ

米国空軍がARを活用して整備士が戦闘機をメンテナンス内容と、戦場における事例を紹介しました。戦地におけるAR製品は、兵隊にとって非常に有効的な商品になりますね。

ARは軍隊だけではなく、民間航空機や車両の修理、工場の設備点検にも使用されることでしょう。

関連サイト
EDWARD AIR FORCE BASE(英語)
POPULAR SCIENCE(英語)
HoloLens (公式サイト)
Meta 2 公式サイト(英語)

AR技術・テクノロジー
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