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透過型ディスプレイにAR表示?スマート時計「ウォッチスルー」とは?

2017/03/16
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Google社とドイツのブレーメン大学、ベルギーのハッセルト大学に所属する研究者たちがチームを組み、WatchThru(以下、「ウォッチスルー」)のコンセプトを作り上げたと「THE VERGE」が報道しています。

「ウォッチスルー」は、AR機能を搭載したスマートウォッチです。透過しているディスプレイに矢印をARで表示したり、映像を映し出すことができます。

ARスマート時計「ウォッチスルー」

透明ディスプレイ上に地球

「ウォッチスルー」は、画面上に様々な角度からオブジェクトをARで表示することが可能です。同製品は従来のスマートウォッチに透過型ディスプレイを搭載しています。

透明なスマートウォッチに矢印が表示

「ウォッチスルー」の長所は、頭に装着するHMDデバイスから見えるオブジェクトを、小さな時計型のデバイスで投影して表示しているところです。

スマートフォンでマップを見ながら歩行すると自分の前方が確認できないため、誰かとぶつかる危険性は高いですよね。ですが、「ウォッチスルー」を使えば、従来のマップをスマートウォッチの画面に表示するだけでなく、透過型ディスプレイにクリアに矢印をARで表示してナビゲーションしてくれます。

外部に搭載されているトラッキングカメラ(動きを追跡する機能)とセンサーを利用し、スマートウォッチと使用者の頭の位置を追跡して、ディスプレイを介して情報をARで重ねて表示することが可能です。

透明なディスプレイと部品

動画は、付近のコンセント位置を示したり、配線板の接続ガイドを表示したりする例が紹介されています。しかし、この外部トラッキングを実用レベルにまで高めるには、まだ数年かかるとのことです。

ARスマートウォッチのタイプ

透過型ARスマート時計の「ウォッチスルー」には2つのプロトタイプがあります。

  1. Android Wearにスクリーンを、1つ付けただけのシンプルなタイプ
  2. トラッキングセンサーを搭載したタイプ

2つ目のタイプのディスプレイは、ポップアップスタイルにする予定です。「ウォッチスルー」を起動していない時には畳むことができるようにしたいとのこと。

研究は初期段階なので、スマートウォッチにARが搭載される日はまだまだ先でしょう。

まとめ

スマートメガネのGoogle Glassを見ると、透明ディスプレイに表示されているアイコンやオブジェクトが、画面を介して邪魔に見えることがありません。デジタルの世界を引き立てる、ウェアラブルテクノロジーという目標がいかに難しいことかがわかりますね。

「ウォッチスルー」はAR業界に、新たな風を吹き込むのではないでしょうか。

関連サイト
THE VERGE(英語)
Watch Thru(英語)
Dirkwenig 公式サイト(英語)

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