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中国の検索エンジン「Baidu」、AIとARを主軸に事業展開か

2017/03/11
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Baiduのビル

ヨーロッパ最大のマーケティング専門ウェブメディアの「THE DRUM」は2017年3月2日に、中国の検索エンジン企業の「百度(Baidu)」は徐々に検索連動型広告ビジネスを主軸から外していく方針で、AIとARを中心に事業展開をすると公表しました。

この施策を固めた背景は、中国政府の厳しい法律規制があるとのこと。
「Baidu」の広告事業の顧客が、16%も減少したそうです。

AIとARがビジネスの中心に

Baidu 百度のロゴ

「Baidu」は、AIとARをビジネス戦略の中心としていくと発表しています。
同社がAIとAR開発に2億ドルを投資し、元マイクロソフト役員のQi Lu(ルー氏)をAI部門のトップとして採用したという動きからも明らかです。

「Baidu」は同年1月に北京にて「ARラボ」をオープンし、2億ドルの資金を投じて55人を雇用しています。
すでにロレアル社、メルセデスベンツ社、ケンタッキー・フライドチキン社、ランコム社などといった、ARの関係事業を組織化しているそうです。

「ARラボ」設計技師長であるHui Qiao(チャオ氏)は、「『Baidu』の主軸はAIとAR。将来的にビジネスの中心となります」と、コメントしています。

観光業など様々な業種にARを活用

チェオ氏は、「『Baidu』はマーケティングだけでなく、観光、建築、健康などの業種に、ARを活用して展開します。2016年にARアプリを開発し始めた頃は、広告やブランドマーケティングが『Baidu』に向いていると思っていました。しかし、「ポケモンGO」のおかげもあり、たった1年でARが新商品にもたらす可能性を求めて多くの顧客がつきました。マーケティングを第一歩として、ARの次の可能性を探したいと考えています」と、述べています。

すでに「Baidu」は中国の観光業者やテーマパーク運営企業と、提携をしているそうです。
マーケティングの展開も続けますが、様々な業種でAR技術をどう活用するかを並行して探究していくとのこと。

ARはスマホに将来性がある

「ARの未来は、スマホに将来性がある」と、チャオ氏はコメント。
同氏はARを応用したスマートフォンに、興味を示しています。
中国のスマホユーザーは、7億人以上に到達。
ヘッドセットよりも、スマホ事業を展開したほうが利益になるでしょう。
特に高性能のカメラ機能を搭載するスマホ技術の進化が、AR技術に大きく貢献すると思われます。

レノボ社のGoogle Tango対応スマホ「Phab 2 Pro」のような、ARテクノロジーを搭載したデバイスを展開する可能性もあるかもしれません。

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