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フロントガラスに情報を映し出す、ARプロトタイプアプリ「Social Car」

2017/03/04
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テクノロジーWEBメディアの「New Scientist」は2017年2月24日に、オランダのアイントホーフェン工科大学に勤めるChao Wang(以下、ワン氏)と研究員たちが、ドライバー同士のコミュニケーションを改善することで、運転中の攻撃的意思を減少させるARプロトタイプアプリ、「Social car(ソーシャルカー)」を開発したと報じました。

ワン氏は「アメリカでは自動車運転中に生じる怒りが原因で、相手ドライバーに暴力などをふるい、毎年1500人もの人が死傷しています」とコメントしています。

フロントガラスにARで情報を映す

車を運転している景色

同ARプロトタイプアプリの「ソーシャルカー」は、車載フロントガラスの下部に透明のスクリーンを設置し、スマホを通じて情報を表示。
スマホのカメラ機能を使って前方にいる車を検知すると、アプリはそのドライバーについての情報を表示します。
運転中のドライバーの視界を遮ることはありません。

スマホを横に置いても、横撮りレンズを使ってドライバーの前にいる車を検知することが可能です。
横撮りレンズはカメラのレンズ部に装着することで、スマホを対象に向けることなく撮影をする事ができます。

現時点では、リアガラスに貼られたアプリ用のステッカーを検知することで他の車を認識していますが、ワン氏は将来的にはナンバープレートでの検知を目指していると話しています。

バーチャルメッセージ

カーノート

「ソーシャルカー」にはCarNote(カーノート)という機能があり、すれ違ったドライバーへ運転しているフロントガラスに自分の事情をバーチャルで表示させることができます。
例えば、「病院へ向かっています」や「空港へ急いでいます」、「子供が乗っています」などといったメッセージが車のフロントガラス上に表示され、他のドライバーから視覚的に見られるようになります。

「好き」「嫌い」の評価システム

フェイスブックいいね

同ARプロトタイプアプリはFacebookのような「好き」や「嫌い」といった評価を、他の運転しているドライバーに送ることができます。
道を譲ってもらったら「好き」、割り込みされたら「嫌い」を送信するシステムです。

ワン氏は、「Facebookのような評価を保険会社に提供し、自動車保険料金の決定に役立てることも考えています」とコメント。
「嫌い」をたくさんもらってしまった人が事故を起こした場合、保険料がものすごく高くなってしまうような仕組みも検討されそうです。

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