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【第三回ウェアラブルEXPO】国際航業の「Genavis測位モジュール」

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第三回ウェアラブルEXPO、国際航業

リード エグジビション ジャパン株式会社が主催する第三回ウェアラブルEXPOが2017年1月18日〜20日まで東京ビッグサイトにて開催されました。
ウェアラブル分野では世界最大とされる総合展で、業務改善のためのウェアラブルソリューションから、IoT、AR / VR技術、最新ウェアラブルデバイス開発のための部品・材料まで、ウェアラブルに関するすべてが出展。

その中でウェアラブルEXPOの会場中心付近に、一際目立っていた「国際航業株式会社」の「Genavis測位モジュール」をレポートします。

国際航業株式会社とは

「国際航業株式会社」(以下:国際航業)は、空間情報コンサルティング(空間情報技術サービス、建設コンサルタントサービス)、RE(Renewable Energy)関連事業、防災関連事業、環境保全事業、社会インフラ事業、マーケティングおよび位置情報サービスに力を入れている1947年創業、来年で70周年を迎える老舗企業。

航空写真測量をベースに事業をスタートさせ、鉄道や道路網整備などの建設コンサルタント分野、地質調査・海洋調査分野、防災分野、環境エネルギー分野等を取り込みつつ、空間情報技術をベースとする総合的なコンサルタント企業に至っています。

親会社である東証一部上場の「日本アジアグループ株式会社」は連結純資産が282億円以上。
グループ連結子会社は72社の大手企業です。

「Genavis測位モジュール」

「Genavis測位モジュール」を利用すると、屋内外をユーザーが意識することなく測位できます。
地下街から階段を上がって地上に上がる一連の流れを測位した生データを表示。
地下街ではPDRとBLEによる補正、地上に出てGPSの電波を拾うと自動的に切り替わるシステムです。
またマップマッチング等の補正処理を行うと、綺麗な動線を描くことが可能。

利用シーンは製造業・工場・倉庫施設、医療現場、オフィス、プラント・インフラなど様々な分野で活用。

「Genavis測位モジュール」のARナビは、「MOVERIO BT-300」を使用して製造業などで活用する際に、棚・部品の位置までナビゲーションでき、次に受取る部品の指示してくれます。

「MOVERIO Pro BT-2000」を利用できるSDKを提供

EPSON MOVERIO BT -2200

上記の写真は国際航業が参考出品していた、EPSON社が開発した業務用途向けスマートヘッドセット「MOVERIO Pro BT-2200」。
同社は従来モデル「MOVERIO Pro BT-2000」専用に最適化した「Genavis測位モジュール for MOVERIO Pro」を利用できるSDKを提供しています。

「BT-2000」は、2017年2月27日販売予定の最新モデル「BT-2200」と同様、防塵性や防水性を実現。
コントローラーを1.2mの高さから落下しても壊れない、堅牢性を現実化しています。
メガネ部分は、はねあげ構造になっており防護シールドの装着が可能。
さらにコントローラーには、4時間駆動するバッテリーを搭載しています。

開発するにあたって一番苦労したこと

国際航業株式会社 技術本部 技術管理部 測量士の今野宏樹氏は、「会話が行われた場所、内容、映像、画像、位置を紐づけて記録していきます。後から振返った時にどこの情報かを地図と連動して、表示できるようにすることが苦労しました」とコメントしています。

「Genavis測位モジュール」の長所

第三回ウェアラブルEXPO、国際航業

「Genavis測位モジュール」の長所は、作業しながら会話や意思疎通ができます。
支援者側と作業者側が2人いる場合、作業者側が技術レベルが低くベテラン並でなくても支援者がサポート。
同様の作業が可能となり、同時にノウハウの継承もできます。

課題

同氏は、「作業現場には通信環境が良くないところもあり下水処理場の地下などは、遠隔支援ができず位置情報も取得できないことがあります。どの現場でも通信ができ、切断されないサービスを作ってお客さまに届けたいです」と切実にコメント。

地下や山奥などの通信環境が良くない場所では位置情報の取得ができないため、「Genavis測位モジュール」は利用できません。
今後の対策が必要です。

今後の展開

「脈拍センサーなどのウェアラブルデバイスを利用することで、生体情報も一緒に残していくことができます。作業現場は危険が伴うので、生体情報と業務の内容を組み合わせて記録が残るのは大きなところ。また、屋内外を滞りなくシームレスで測位できる技術を持っているのは国際航業のみです」と同氏はコメントを寄せています。

脈拍センサーや心拍数、心電波形などの生体情報を常に取得していれば作業員が事故にあった場合、救助隊の支援がすぐに受けられるため、現場作業員は安心して作業に取り組めます。

まとめ

遠隔支援は屋外だけではないです。
屋内の高所に登って作業する場面も多々あります。
高所で写真を撮影する場合、安全帯持ちながら片手でスマートフォンやカメラを使って写真を撮るのは非常に危険。
ウェアラブルデバイスがあるからこそ、安全に記録が可能。
屋内空間で位置情報とウェアラブルの組み合わせで、今後伸展してもらいたいです。

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